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冷蔵庫の霜取りは不要?霜取りをする方法・頻度・対策

更新日:2020年03月10日

気が付くと分厚い霜が冷蔵庫にはりついていることはありませんか。この霜がどこからやってきたのか、どうやったら予防できるのか気になるところです。今回は冷蔵庫の霜取りが根本的に必要なのかも含めご紹介しています。手軽な取り除き方法を知りたい方も是非読んでみてください。

冷蔵庫の霜取りは不要?霜取りをする方法・頻度・対策

冷蔵庫の霜取りをする方法

冷蔵庫の中にびっしりとこびりついている霜に気が付くことがあります。触ってみるとカチカチに固い。この霜は一体どこからやってくるのでしょうか。また、電源を抜いて、冷蔵庫のものを全部出す以外に、霜を取り除くいい方法はないのか知りたい方も多いでしょう。いつのまにかやってくる冷蔵庫の霜の謎についてご紹介します。

どうして冷蔵庫に霜ができるのか

冷蔵庫には霜がつくタイプとそうでないタイプの2種類があります。霜がつかないタイプはファン式ですが、霜のつくタイプは直冷式です。直冷式は主に小型冷蔵庫で使われています。

霜は冷蔵庫内に閉じ込められている空気中の水分が冷やされてできたものです。知っている方がほとんどかと思いますが、水分は空気中にあっても気温が低くなると気体ではなくなります。開け閉めすることで、冷蔵庫内に新しい空気が入り込むので、霜がどんどん大きく成長していきます。

電源を切らない霜取りの方法について

冷蔵庫の機能として「自動霜取り機能」や「除霜モード」のように、電源を入れたままでも冷蔵庫の霜をとるものもあります。ですが、それらの機能が付いていない冷蔵庫の場合は、電源を入れたまま霜をとることが難しいと考えてください。

まだそれほど霜がこびりついていないときは、お風呂の温度位のお湯を布巾に含ふくませ、霜に当てることで取り除くことができます。頑固な固くなっている霜は、そのままの状態では冷蔵庫から取り除くことは、なかなか困難です。その状態のまま、無理に冷蔵庫から霜を取り除こうとすると、冷蔵庫自体を傷つけてしまう可能性があります。

冷蔵庫を傷つけずに霜をとるには

冷蔵庫について霜は、そのままでは固く頑固です。柔らかくしてあげることで、取り除きやすくなります。霜を取り除く前にひとつ準備をしてください。溶けだした水滴で冷蔵庫の周りが濡れるため冷蔵庫の周りにタオルを敷いてから作業を開始してください。

準備が完了したら、冷蔵庫の中身を全部出します。食品をそのまま室温に置いておくことが心配であれば、保冷バックや発泡スチロールなど、ある程度冷やした状態を保つことのできる入れ物に入れて保管してください。

そのあとで、電源を切ってください。その状態で冷蔵庫の扉を開けていると、徐々に霜が柔らかくなっていきます。ただ、どうしても時間がかかってしまいます。もし、少しでも早く作業をしたいなら、無理にはがすのではなく、ドライヤーをかけてください。冷蔵庫内の霜全体にかけるか、霜と壁の間にドライヤーを当てるようにかけます。

霜が柔らかくなったら、へらなどを使って霜を取り除きます。冷蔵庫の中はプラスチックでできているので、固いへらを使うと傷ついてしまいます。木ヘラやプラスチックのぺらのような柔らかいものを使うことがおすすめです。

冷蔵庫の霜取りは不要?

冷蔵庫の霜取りは必要です。霜は成長していきます。霜がついたままの冷蔵庫は、霜が大きくなればなるほど狭くなっていきます。そのまま使うことはとても不便です。霜はどんどん大きくなるので、冷蔵庫から霜を取るときの大変さも大きくなっていきます。

また、機能の面でも霜は取り除くことがおすすめです。霜は熱を伝えにくい性質があります。霜が冷却機につくことで、冷蔵庫を冷やす能力も低くなります。電気も無駄遣いしなくなるので、節電にもつながります。しっかり食品を補完するためにも、霜取りは定期的に行うことがおススメです。

冷蔵庫の霜取りの頻度

冷蔵庫は最低でも年に一度大掃除するのがおすすめです。日頃汚れたらすぐにきれいにするだけで、大掃除も楽になります。もし定期的にできるのであれば、面倒かもしれないですが、二・三か月に一回程度掃除できれば完璧です。その際に一緒に霜取りもしてしまうのが、手間もかからず、一石二鳥です。

冷蔵庫の霜取りの対策

霜ができてしまった時の対策は、霜を取り除くことしかありません。霜ができたばかりのころは簡単に取り除くことができますが、厚く固くなってくると取り除くことも困難になります。冷蔵庫の霜取りをしなくてすむように、霜取りの予防をしっかりすることが大事になります。

冷蔵庫の霜取りの予防

霜は冷蔵庫内の水分が原因でできます。冷蔵庫の霜対策は、いつもの冷蔵庫の使い方に気を付けて変えることでできるんです。扉の開け閉めの回数が多かったり、開けっ放しの時間が長いと冷蔵庫内に新しい空気が入り、その新しい空気中の水分が霜の原因となります。電気代の節約にもなるので、開閉回数を減らすようにします。

また、冷蔵庫の中には必要なものだけ入れて、食材を入れるときはしっかりと水分をふき取ってから入れるなど、水分をできるだけ冷蔵庫内に入れないように心掛けることも霜対策として有効です。

おかずなどを入れる際も、ラップや蓋をするように心がけたり、出来たての料理は粗熱をとってから入れるようにするだけでも、冷蔵庫内に持ち込まれる水分の量はぐっと変わります。

冷蔵庫の霜取りセンサーとは

冷蔵庫に霜取りセンサーがついている機種も多くあります。この霜取りセンサーは、自動で霜をとってくる機能があります。いちいち霜取り作業をしなくていいので、とても助かる機能です。溶けた霜は蒸散皿に一度たまりますが、自然に蒸発してなくなります。

霜取りセンサーが起動して、霜取りを始めると庫内の温度が高くなるのではと心配になります。安心してください。日本工業規格(JIS)によって、霜取り中や霜取りが終わった時の食品の温度が5度以下と決められているので、極端に温度が上がりすぎるということはありません。

気を付けたいこととしては、霜取りセンサーも壊れることがあります。冷蔵庫が冷えなくなったり、霜が目につくようになった際は、冷蔵庫のメーカーや、購入店にご相談ください。霜取りセンサーの修理が必要だったり、交換すれば直る場合もあります。

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初回公開日:2017年10月04日

記載されている内容は2017年10月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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