基本的な裁縫の縫い方一覧・裁縫の縫い方|種類別/縫う物別
更新日:2020年03月07日
袋の縫い方
「袋」と言ってもたくさんの種類があり、縫い方もたくさんあります。今回は袋の基本の「巾着袋」の縫い方を紹介します。巾着袋といってもいろいろなタイプがありますが、今回は「両引きひも」のタイプを紹介します。
基本の袋とはいえ、大きなサイズだと体操着や着替えを入れることができ、小さいサイズなら小物入れになったりと、縫い方をマスターすることでサイズを変えることが簡単にでき、その都度欲しい巾着袋を縫うことができます。縫う生地は薄手~中厚手なら大体の布が大丈夫なので好きな生地を選んでください。
縫い方
材料:お好きな布、布の色と合わせた60番の糸・好きな色の丸ひも
用具:ミシン、アイロン、はさみ(裁ちばさみと糸切り)、チャコペン、定規、目打ち
【縫い方】
1.まずは生地を裁って布端を処理します。面倒ですが、一つの工程のたびにアイロンをかけると次の作業がしやすく仕上がりも綺麗になります。
2.印をつけ、開き部分を残して両脇を縫います。「縫い始め」と「縫い終わり」はほつれないよう返し縫いをしてください。
3.開き口を作ります。縫い合わせた脇のところを、上から15cmくらい縫いしろを割りアイロンをかけたらミシンで縫います。
4.ひも通し口を作ります。開き口が縫えたら、袋をひっくり返します。このとき袋の底の角を、しっかり引き出してください。通し口を折る位置は自由ですが、袋口の縫いしろは三つ折りにします。このときアイロンで折り目をつけるとミシンで縫いやすいです。
5.ひもを通すと完成です。
名札のつけ方
子どもが、幼稚園や小学校に上がるとゼッケンや名札を縫い付ける機会がでてきます。そのときは、「たてまつり縫い」の縫い方で縫うと、とても綺麗で丈夫に仕上げることができます。
「たてまつり縫い」が綺麗に見えるポイントは、縫い目が布端に対して直角になるように縫い付けることです。たてまつり縫いをすると布端を土台にピッタリ付けることができるので、布などに他の物を付けたいときには最適な縫い方です。
1.付けたい布の縫い代をアイロンで折り、付けたい位置にまち針で固定します。
2.布の裏から針を刺して付けたい布の折った線の山に針先刺して出します。
3.折った線の山から出した針をすぐ隣りの土台に表から裏側に向かって刺します。
4.隣に刺した針先を土台の下をとおし2~3mm先の付けたい布の山から出します。
5.この動作を繰り返します。
マスコットの裁縫方法
マスコットの裁縫方法はたくさんありますが、フェルトで作るのが1番簡単に取り組むことができます。今回紹介するマスコットの裁縫方法もフェルト生地で外側を縫い、縫ったフェルト生地の中に綿を詰めるタイプのマスコットになります。 今回は「さる」で縫い方を紹介していますが、好きな動物で裁縫してみてください。
マスコットの縫い方
1.まずは作りたいものを真正面から描きます。
2.描いた紙をフェルトに重ね、必要なパーツを写します。耳など挟んで縫う必要のあるものは縫いしろを忘れずに描いてください。
3.後頭部と背中はパーツの半分までを写し、ふくらんで欲しいラインを描きます。多少いびつになっても気にしないでください。
4.写し終わったら裁断し縫います。顔の刺繍を先にしますが、目は最後に入れます。
5.頭と体は別々に縫います。このとき中表にして本返し縫いで縫いますが、ブランケットステッチでもいいですが、縫うときにきつすぎると綿が入りにくくなるので注意が必要です。
6.マスコットにする場合は頭パーツの2枚を一緒に縫うとき、頭の中央辺りに丸カンを挟んでください。
7. 頭は縫い終わり前に、体は上の開いているところから綿を詰めます。
8.頭と体の正面がずれないように交互にすくって縫います。体は隠れるので上を綴じる必要はないです。これで完成です。
裁縫の楽しさ
裁縫方法は縫う物によってたくさんあります。そのため、なにを縫いたいかによってそれに合った裁縫方法を自分で選択する必要があります。たくさんの中から裁縫方法を選ぶのは大変そうですが、自分で裁縫方法を選びつくりたいものを完成させたときの達成感は何事にも変えられないほど嬉しいものがあります。みなさんも、いろいろなものを作って楽しんでみてください。
初回公開日:2017年11月02日
記載されている内容は2017年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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