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基本的な裁縫の縫い方一覧・裁縫の縫い方|種類別/縫う物別

初回公開日:2017年11月02日

更新日:2020年03月07日

記載されている内容は2017年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

みなさんは、必要に応じた裁縫方法で縫うことができますか。裁縫方法はそのものに合わせた縫い方などがたくさん存在しています。選ぶ裁縫方法によって綺麗に縫えるかが変わってきます。今回は洋服の破れからマスコットなどの小物までの裁縫方法を縫い方も合わせて紹介しています。

基本的な裁縫の縫い方一覧・裁縫の縫い方|種類別/縫う物別

裁縫の基本

裁縫セットに必要なもの

裁縫を始めるときに必要な「裁縫セット」にはどんな道具が入っているのでしょうか。自分の手元にある裁縫セットの中でない道具がないか照らし合わせてみてください。

【手縫いに必要なお裁縫セット】

・手縫い針:数字が小さいと太くなり、大きいと細くなります。太さは薄い布は細い針で、厚い布は太い針になり、針の長さは長針は粗い目を、短針は細かい目を縫うときに使います。
・まち針:製作しているものの仮留めをするときなどに使用する留めるための針です。縫い針と違い針の頭に印がついています。

・手縫い糸
・ピンクッション(針山):まち針や縫い針を刺しておいておくクッションです。
・裁ちばさみ:布を切る専用のはさみのことです。
・リッパー:はさみでは切りにくい場所の糸や、縫い目、しつけ糸などの糸を切るときに使います。

・糸きりばさみ:糸を切る専用のはさみのことです。
・チャコペン:「布に印をつけるためのペン」のことです。布を型紙どおりに裁断したりするときに印をつける必要があり、そのときに使用するペンのことです。

縫い方の一覧

裁縫のときに、その用途に合った縫い方で布などを縫います。ミシンでの縫い方や手縫いの縫い方を合わせると縫い方は膨大な数になります。今回はその中から手縫いの縫い方を紹介します。手縫いの縫い方だけでもたくさんの種類があり、裁縫の際によく使う縫い方の名前を紹介します。

【縫い方の名前】

・並縫い
・ぐし縫い
・本返し縫い
・半返し縫い

・置き(落とし)じつけ
・二枚落としじつけ
・斜めじつけ
・八刺し

・巻き縫い
・星止め
・まつり縫い(普通まつり)
・流しまつり

・縦まつり
・奥まつり
・渡しまつり

・千鳥がけ
・略千鳥がけ

縫い方の名前と特徴

縫い方の名前を紹介しましたが、次に縫い方の特徴を紹介していきます。縫い方の種類が多いため2回に分けて紹介していきます。まずは、裁縫の際によく使われる縫い方を前半で紹介していくので一緒に見ていきましょう。

・並縫い:基本的な縫い方です。しつけとして縫ったり、折り代や縫い代などの目立たない部分を縫うときに使います。
・半返し縫い:縫い針を目の大きさの半分まで戻して縫う縫い方で、中厚の生地を縫う際に使用します。

・本返し縫い:縫い針を前の縫い目のところに戻していく縫い方。手縫いの中で一番丈夫な縫い方で、厚手の生地を縫う際に使用します。
・ぐし縫い:縫い目は0.2cmくらい細かく縫ったもの。ギャザーを寄せたいときや袖山の形を作るときなどに使います。使う部位、目的、布の種類によって針目の大きさを調節します。

・斜めじつけ:2枚以上の布がずれないように糸を斜めにしてしつける縫い方です。しっかり止めたい時は縫い目を細かくします。
・星止め:星のように小さな針目で分からないように縫います。布地同士を留めるときやファスナーを縫うときに使います。

・置きじつけ:平らな台の上に布を置いて、片手で布を押さえ、もう片手に針を持ち一針ずつすくって縫う方法。布がずれないようにしたいときに使います。
・二枚落としじつけ:大きな縫い目と縫い目の間に小さな縫い目を一目入れるのが特徴です。厚手の毛織のときに使用し、この縫い方でしっかり止めます。

・千鳥がけ:ほつれそうな布端を止める縫い方。並縫いとは逆に進みます。上下交互に布をすくって縫います。
・ 略千鳥がけ:テープや芯を付けるときに使用し、千鳥がけとは逆に進みます。表布の厚みの半分だけをすくって縫います。

・八刺し:斜めじつけをすると縫い目がハの字に見えることから名前がつきました。接着芯の利用で今ではあまり使いませんが、芯を表布に合わせる際に使います。

・巻き縫い:裾の見返しの端に使われる縫い方です。細かく針を動かす縫い方です。
・まつり縫い:種類がたくさんあるので別に分けて紹介します。

まつり縫いの種類

裁縫の中の縫い方で「〇〇まつり縫い」と似たような名前が付いているまつり縫いの縫い方について詳しく紹介します。

・まつり縫い(普通):縫い目が目立たないように縫う縫い方です。裾や袖口などの縫い代を止める方法で、糸をゆるくしながら縫います。
・縦まつり:糸目を縦にまつっていきます。裏地のついた袖の袖口の始末やアップリケを縫うときに使用します。

・渡しまつり:布の折り山同士を合わせて、コの字を描くようにまつります。表に縫い目を出したくないときに使用します。
・流しまつり:斜めに縫い目を大きくし、ゆるくまつる方法です。柔らかい布地を合わせる縫い方です。
 
・奥まつり:折り代の奥をまつる方法で、高級な服に多く使われている縫い方になります。

種類ごとの縫い方

まつり縫いとは

裁縫の中で「まつる」とは、裾の布端を折り縫目を出しながら縫っていく縫い方のことをいいます。

まつり縫いには、2枚をきつくひっつけたいときに使う「普通のまつり縫い」、スカートやズボンの裾など動きがある所やきつくまつると外れてしまう所に使われる「流しまつり縫い」と、1番強くまつることができる「たてまつり縫い」などの裁縫の仕方が3種類あります。同じまつり縫いと名前は付いていますが、縫い方は違ってきます。その裁縫の仕方を紹介します。

縫い方のポイントとして、普通のまつり縫いと流しまつり縫いの2つは右→左の縫い方ですが、千鳥まつりのみ縫い方が他とは逆で左→右へと縫っていきます。

「まつり」の縫い方

・普通まつりの縫い方:まず、2枚の布の間から針を刺し、針を出した真上の表布をすくって左側に2〜3mm進んで裏布に刺して針を抜きます。このとき、表布をすくう量が少ないほど表布に影響が出ず、裏布を刺す際に布を刺すと見える糸が短くなります。これを繰り返すと完成です。

・流しまつりの縫い方:表裏の布の間から針を刺します。針が出た所から2〜3mm左側の表布を少しすくい針を抜くことなく2〜3mm左側に進めた裏布に刺します。ポイントは真上ではなく左斜めに刺すことです。これを繰り返すと完成です。

・千鳥まつりの縫い方:他と同じように2枚の布の間から針を刺していきます。千鳥まつりのみ左→右に進んでいくので左端に針を刺しておき、2〜3mm右側に進み斜め上の表布をすくった後、2〜3mm進んで斜め下の裏布をすくって針を抜きます。針を刺す方向は他のまつり縫いと同じ右→左になります。これを繰り返すと完成です。

かがり縫いとは

生地の破れたところの補修や、布端がほつれないように縫い合わせるとき、フェルトの縫い合わせに使われる裁縫の仕方が「かがり縫い」になります。裁縫の仕方は、布の裏から表へ針を出すようにして縫い進めていきます。

・かがり縫いの仕方:まずは、外側に見えないように内側に玉結びを隠して縫い始めます。手前側に針をとおし、縫い目と縫い目の間隔が同じになるように2枚重ねて縫っていきます。このとき針を垂直に刺すことがポイントになります。

布端まできたら、手前側の布1枚だけに針をとおし布の間に玉留めをします。最後に内側から針を進め外側に針を出したら強めに引っ張り、玉留めが内側に入った所で糸を切れば完成です。

タック縫いとは

裁縫の用語で「タック」とは、洋服に付いている「ひだ」のことを意味します。タックはスカートなどの切替部分によく使われ、タックを作ることで生地にゆとりができるため、タック付きのスカートやワンピースはふんわりした印象を与えます。

タックをスカートで間隔的に作るとプリーツスカートになります。スカートのタックの幅を大きく取ってしまうと、スカートが重たくみえて腰回りが大きく見えるため、タックの幅は4~5cmがオススメです。そんなタックの裁縫の仕方を説明します。

・タックの寄せ方:まずタックを寄せたい所にまち針で印をつけ、次に実際に布を重ねてタックを寄せていき、タックを折り込み縫い代の部分で仮留めをします。この仮留めをすると斜線部分がタックの内側にきて、斜線の幅分のタックが寄ってきます。

タックを作る際の注意点は、タックを作ると作った分の布幅が縮むため、仕上がりの寸法にタックを折り込む分の生地を足したサイズで裁断して下さい。

マチ縫いとは

裁縫用語で「マチ」とはバックなどの底幅のことを言います。今回は、裁縫でよく使われているマチの縫い方を紹介しますが、マチの縫い方はたくさんありいろいろな縫い方があるので、縫い方をみて自分に合った裁縫方法を探してみてください。

マチの縫い方:まずは、袋の脇を縫っていきます。脇を縫い終わったら脇の縫い代をアイロンなどを使って割り、底幅をお好きな幅になるようにマチを縫っていきます。今縫ったところがマチになります。縫い代が気になる方は余分な縫い代を切ります。カットしなくても大丈夫ですが、切ったほうが綺麗に仕上がります。表に返すと完成です。

裁縫の際のポイントとしては、マチを作ると底の厚みがでることで立体的になります。マチの長さが長いとその分の高さがなくなります。マチと高さのバランスを考慮しながら袋の高さなどを決めてください。

裁縫の方法

破れたときは?

ズボンなどが破れたときに修復するにはどうしたらいいのでしょう。修復時に使う裁縫の仕方としては、バックステッチ、かがり縫い、返し縫いなどが合っています。

縫い方としては、簡単なものなら縫いたい物を裏返し、穴のあいた部分を閉じるように縫い合わせていきます。その他にも当て布をしてから縫うなど裁縫の仕方はいろいろあるので、穴に合わせた裁縫の仕方で試してみてください。

【裁縫の仕方の注意点】

1.使うものは生地と同じ色を使いましょう。別の色を使用すると目立ってしまい変です。同じ色がなかったら、近い色で縫ってください。

2.縫うときは必ず裏返してから縫います。表から縫うと縫い目が見えてしまいます。また、表から縫うと縫ったところが盛り上がるので見栄えが悪くなります。そのため裏返しに縫う必要があります。

3.縫うときは、細かく縫います。雑に縫ってしまうと、その分だけ縫い目や糸が目立ちます。また、粗く縫って隙間が大きいと耐久性が弱くなり、糸がほつれたりする原因になります。

4.きつめに縫ってください。きつめに縫うと糸が食い込み目立ちにくくなります。他には、元の縫い目に合わせて縫ったり、生地が2重になっていたらその間を縫って修繕すると目立ちにくいです。直すものに合わせて色々と工夫してみてください。

ステッチとは

ステッチとは、裁縫や刺繍などの一般に縫い針を使う縫製品などの針を使ってできる「縫い方」や運針でできる「縫い目」の単位などを指しています。

ステッチには、縫い目を押さえたり見た目を美しく見せる役割があります。そのため、きっちり綺麗に縫うと、とても綺麗に仕上げることができます。普通は布地と同系色を使いますが、逆に目立つ色を使いデザインの一部としてステッチを使う縫い方もあります。

ステッチといえば、1番有名なのが刺繍です。刺繍で使うステッチはたくさんの縫い方があります。よく使うステッチの名前を紹介します。

【刺繍のステッチ】
ランニングステッチ、バックステッチ、オーバーカスト、クロスステッチ、チェインステッチ、ブランケットステッチ、ノットステッチなどがあります。

フェルトを縫うときは?

フェルトは切っても布端がほつれないので始末が必要がないなどの利点があり、裁縫の中でも取り組みやすいのが「フェルト」を使った裁縫になります。フェルト裁縫の代表的なものは「マスコット」になり動物やキャラクターなどアイデア次第でいろいろなものが作れます。フェルト作品を作るときには刺繍のステッチを使うことが多いので、その縫い方を紹介していきます。

【縫い方】
・並み縫い:ひとしい間隔で縫えます。ランニングステッチとも呼ばれます。
・ブランケットステッチ:2枚を合わすときに使います。

・縦まつり:土台布に別布をつけるときに使います。
・サテンステッチ:先に輪郭を決めそれ合わせて面を埋めるように縫います。

・ストレートステッチ:枠内を自由に刺す感じで使います。
・バックステッチ:隙間なく線を縫いたいときに使います。
・フレンチノットステッチ:糸を出したら、針に糸を巻きつけて元の穴の側に針刺します。

袋の縫い方

「袋」と言ってもたくさんの種類があり、縫い方もたくさんあります。今回は袋の基本の「巾着袋」の縫い方を紹介します。巾着袋といってもいろいろなタイプがありますが、今回は「両引きひも」のタイプを紹介します。

基本の袋とはいえ、大きなサイズだと体操着や着替えを入れることができ、小さいサイズなら小物入れになったりと、縫い方をマスターすることでサイズを変えることが簡単にでき、その都度欲しい巾着袋を縫うことができます。縫う生地は薄手~中厚手なら大体の布が大丈夫なので好きな生地を選んでください。

縫い方

材料:お好きな布、布の色と合わせた60番の糸・好きな色の丸ひも
用具:ミシン、アイロン、はさみ(裁ちばさみと糸切り)、チャコペン、定規、目打ち

【縫い方】
1.まずは生地を裁って布端を処理します。面倒ですが、一つの工程のたびにアイロンをかけると次の作業がしやすく仕上がりも綺麗になります。

2.印をつけ、開き部分を残して両脇を縫います。「縫い始め」と「縫い終わり」はほつれないよう返し縫いをしてください。

3.開き口を作ります。縫い合わせた脇のところを、上から15cmくらい縫いしろを割りアイロンをかけたらミシンで縫います。

4.ひも通し口を作ります。開き口が縫えたら、袋をひっくり返します。このとき袋の底の角を、しっかり引き出してください。通し口を折る位置は自由ですが、袋口の縫いしろは三つ折りにします。このときアイロンで折り目をつけるとミシンで縫いやすいです。

5.ひもを通すと完成です。

名札のつけ方

子どもが、幼稚園や小学校に上がるとゼッケンや名札を縫い付ける機会がでてきます。そのときは、「たてまつり縫い」の縫い方で縫うと、とても綺麗で丈夫に仕上げることができます。

「たてまつり縫い」が綺麗に見えるポイントは、縫い目が布端に対して直角になるように縫い付けることです。たてまつり縫いをすると布端を土台にピッタリ付けることができるので、布などに他の物を付けたいときには最適な縫い方です。

1.付けたい布の縫い代をアイロンで折り、付けたい位置にまち針で固定します。
2.布の裏から針を刺して付けたい布の折った線の山に針先刺して出します。
3.折った線の山から出した針をすぐ隣りの土台に表から裏側に向かって刺します。

4.隣に刺した針先を土台の下をとおし2~3mm先の付けたい布の山から出します。
5.この動作を繰り返します。

マスコットの裁縫方法

マスコットの裁縫方法はたくさんありますが、フェルトで作るのが1番簡単に取り組むことができます。今回紹介するマスコットの裁縫方法もフェルト生地で外側を縫い、縫ったフェルト生地の中に綿を詰めるタイプのマスコットになります。 今回は「さる」で縫い方を紹介していますが、好きな動物で裁縫してみてください。

マスコットの縫い方

1.まずは作りたいものを真正面から描きます。
2.描いた紙をフェルトに重ね、必要なパーツを写します。耳など挟んで縫う必要のあるものは縫いしろを忘れずに描いてください。

3.後頭部と背中はパーツの半分までを写し、ふくらんで欲しいラインを描きます。多少いびつになっても気にしないでください。
4.写し終わったら裁断し縫います。顔の刺繍を先にしますが、目は最後に入れます。

5.頭と体は別々に縫います。このとき中表にして本返し縫いで縫いますが、ブランケットステッチでもいいですが、縫うときにきつすぎると綿が入りにくくなるので注意が必要です。
6.マスコットにする場合は頭パーツの2枚を一緒に縫うとき、頭の中央辺りに丸カンを挟んでください。

7. 頭は縫い終わり前に、体は上の開いているところから綿を詰めます。
8.頭と体の正面がずれないように交互にすくって縫います。体は隠れるので上を綴じる必要はないです。これで完成です。

裁縫の楽しさ

裁縫方法は縫う物によってたくさんあります。そのため、なにを縫いたいかによってそれに合った裁縫方法を自分で選択する必要があります。たくさんの中から裁縫方法を選ぶのは大変そうですが、自分で裁縫方法を選びつくりたいものを完成させたときの達成感は何事にも変えられないほど嬉しいものがあります。みなさんも、いろいろなものを作って楽しんでみてください。

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