【物・道具別】真鍮の磨き方|仏具/指輪/ピカール/酢
更新日:2020年08月28日
真鍮の磨き方
真新しい真鍮の製品は、新品の5円玉のように金色をしています。綺麗に輝いているのですが、身に着けたり使用しているうちにどんどん金色が鈍い色になっていったり、時に緑色に変色してきたりします。これは、真鍮が酸化したり、汗などによって「緑青(ろくしょう)」と呼ばれるサビが発生してしまうためです。この記事では、そんな真鍮の磨き方について紹介します。
そもそも真鍮ってなに?
真鍮とは、黄銅(こうどう、おうどう)と呼ばれることもあります。真鍮は銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金で、基本的な色は新品の5円玉です。5円玉も黄銅で、銅が60%から70%、亜鉛が40%から30%含まれています。
真鍮かどうか分からないときの見分け方ですが、真鍮は磁石に反応しません。手元にある磁石を近づけてみてもくっついたりしなければ、それは真鍮でしょう。なお、もしも真鍮製品だと考えていたものに磁石がくっついたなら、それは真鍮のメッキが施された鉄や銅の製品なのでしょう。真鍮ではありません。
物別の真鍮磨きの方法
それでは、実際に真鍮の磨き方について、アイテム別に紹介します。
アクセサリー
アクセサリーは小さなものなので、身近なものである「酢」を使ってみましょう。レモン汁クエン酸でも可能です。容器の中に磨きたい真鍮のアクセサリーを入れて、10分から30分程度放置しましょう。取り出したアクセサリーを流水で洗いながらこすって磨き、柔らかい布でも水分を拭取りながら磨きましょう。
もしも手で洗った程度では落ちなかった場合は、中性洗剤をつけてブラシでかるく磨きましょう。力を入れ過ぎると、キズがついてしまう危険がありますので注意してください。それから流水で流し、柔らかい布で磨き上げればたいていの汚れは落ちているはずです。
指輪
真鍮の指輪のお手入れには、「酢」で同じように磨くという磨き方もありますが、「重曹」での磨き方を紹介します。手を水に濡らして、家庭に置いてある重曹を手にとり、そのまま指輪を磨いてみましょう。これだけでも、だいぶ汚れを落とすことができます。
しかし、真鍮の指輪は皮膚に密着しているので、緑色への変色どころか黒く変色してしまっているような場合には、手や布で磨くだけでは不十分な場合があります。その時はブラシを使って軽く磨きましょう。力を入れてキズつけたり変形させないように、注意しましょう。
仏具
真鍮の製品としては、仏具なども家庭にある場合が多いでしょう。仏具のお手入れの場合には、仏具店などで仏具専用の錆び落としなどが売られています。とくに効果な仏具のお手入れが心配な方は、そちらの仏具専用のお手入れ品を手に入れるのがです。
しかし、仏具とはいっても真鍮ですので、「酢」につけたりすることは有効です。抵抗がない方は、「酢」や「レモン汁」などでもお手軽にお手入れすることができます。
仏具の場合、真鍮の製品でもメッキが施されて黒くされているものもあります。こちらのメッキが施されたタイプの真鍮製品は、「酢」につけたりしないでください。色落ちや変色の原因になってしまうので、乾いている布で軽く磨くようにしましょう。
zippo
真鍮製のzippo、味があって風味がでて良いとその趣が好まれています。しかし、放っておくと黒ずんでしまったり、緑青が浮き出てしまうこともあります。真鍮製のzippoを磨く場合には、ピカールやアルボンなどの真鍮磨き剤を使いましょう。
ピカールやアルボンなどの真鍮磨き剤をつけて柔らかい布で磨いていきますが、心配な方は仏具磨き用の布や、楽器磨き用の布を使うと粒子が細かくて傷つける心配が少なくなるでしょう。
道具別の真鍮の磨き方
ピカールやクエン酸など、道具別の真鍮の磨き方について紹介します。
ピカール
初回公開日:2018年02月13日
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