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室内のムカデ対策の方法・グッズ・薬|ヒノキ/ハーブ

更新日:2020年08月28日

ムカデは凶暴で攻撃性が高くて、噛まれると毒があり腫れてしまいます。そのムカデ対策としてムカデを遠ざける方法から、ムカデを侵入させない対策があり、殺虫剤以外の精油を使った防除方法もあります。もちろん害虫対策として殺虫剤を使ったムカデ対策も併せて紹介しました。

室内のムカデ対策の方法・グッズ・薬|ヒノキ/ハーブ

ヒノキのオイル(精油・アロマ油)の使い方は、いろいろあります。たとえば、小皿にティッシュを入れ、そこに数滴たらしておきます。無水エタノールとヒノキオイルを混ぜたものを、スプレー付き瓶に入れて空中や壁他に散布しましょう。他にはアロディフューザーやアロマ加湿器で香りを室内に拡散させます。

ヒノキオイルの良い点は、殺虫剤でないために安心なことと、ムカデを越させなくするので直接見ないで済むことです。さらに、ヒノキの香りにはムカデ除けだけではなく、リラックス効果もあります。

反面、臭いが届かない場所では効果がありませんし、アロマオイルは、だんだん臭いが少なくなっていき、効果が薄れるでしょう。なお、どのくらいで効くかという点がわかりづらいです。殺虫剤が嫌な方にはお勧めです。

ヒノキのオイルの製品は

ヒノキの香りの忌避剤に「ムカデよらず」があり、室内用です。使い方はヒノキの快い香りでムカデを寄せ付けないように、屋内への侵入路に配置します。

他の忌避剤には「まもるくん」があります。除菌・消臭液として販売されていて、青森ヒバ・台湾ヒノキから抽出した精油が主成です。化学薬品を使用していないため、赤ちゃんからお年寄りまで安心して利用できますので、高齢者施設や保育園でも使用されています。

ヒノキと書かれてはいませんが、「青森ひばエッセンシャルオイル」が販売されています。「ひば」は昔から抗菌や防虫などの効能で知られていて、日本の古い建造物に広く使用されているそうです。成分にヒノキチオールを多く含んでいます。なお、ヒノキ成分入りの忌避剤の中には、室外専用と書かれているものがあるので、買うときに気を付けてください。

ヒノキオイルの他の効果は

ヒノキオイルのムカデの忌避対策の使用法以外の効果は、大腸菌・黄色ブドウ球菌他の除菌、まな板のカビ防止の除菌、トイレやタバコの臭いの消臭に効果があります。他にもヒノキの臭いによるリラックス効果もあります。ムカデのエサとなるゴキブリやダニ他の害虫の忌避対策に効果がありますから、エサを無くすことでムカデを呼び寄せなくすることが期待できるでしょう。

蚊取り線香

ムカデの忌避剤に蚊取り線香が使えます。蚊を寄せ付けない蚊取り線香に含まれる殺虫成分のピレトリンによって、ムカデも寄り付かなくなる効果があります。夏場に蚊取り線香を焚いているとムカデも見かけなくなったという例があるそうです。ムカデの退治対策まではいかないですが、ムカデの進入経路の近くで蚊取り線香を焚いておき進入しないように対策をとるのが良いです。

蚊帳

室内にムカデが入ってしまうと、夜に活動しますから、布団に集まる虫を捕食するためにムカデが寝室に来てしまいます。攻撃性の高いムカデは人に接触すると噛みついてきます。噛まれると痛いですし、眠ることができなくなってしまうこともあるそうです。噛まれた経験のある人には、ノイローゼになってしまう方もいます。

通常の蚊帳よりも、高価になりますがムカデ対策には、全包囲メッシュ素材の大型蚊帳がです。これさえあれば、ムカデを駆除するまでの応急処置にも使えますし、睡眠の確保にはです。蚊帳を使ってムカデから身を守り睡眠を確保しましょう。

ハッカ油

ムカデの忌避対策にハーブが有効ですが、その中でも特にハッカ油が有効です。過去には害虫駆除業者が、ムカデをはじめチスル害虫を防ぐ工事を施工する際に薬剤と同時にハッカ油を用いてきました。ムカデはハッカ油の「スッ」とする刺激臭を嫌います。

ムカデは視覚が発達していない代わりに、嗅覚が発達していますので、ハッカ油に含まれているLメントールの「スッ」とする臭いを嫌います。

このLメントールとは、「ハッカ」や「ミント」他に含まれている清涼感を出す成分です。これがムカデを近寄らせなくすることで、殺虫剤を使わずに済みますので、赤ん坊がいる家庭で安心して使うことができます。むろん、ハッカ油でムカデを殺すことはできませんが、家にムカデが来なくなればわざわざムカデを殺す必要がなくなります。

ハッカ油の効果

害虫全般の防除対策にハッカ油が使えます。ハッカ油のにおいがあるところには寄り付かなくなるのは、ムカデだけではありません。ゴキブリ対策のほか、蚊、ダニ、アリ、ハチ、カメムシ、クモ、ネズミさえも、「スッ」とする臭いが嫌いなので、いろいろと便利に使えます。

ハッカ油の使い方は

ハッカ油を使用したムカデ防除対策は「ハッカ油スプレー」で行います。ハッカ油をスプレーで侵入してきそうな隙間にまきます。他にも室内どこでもまくことで、ハッカの成分を室内の空気中にいきわたらせましょう。ハッカ油の臭いはゴキブリも嫌います。

ムカデはゴキブリをエサにして捕食しますので、ゴキブリを防除する対策になるハッカ油は、ムカデのエサも減らしますからムカデ防除対策に極めて有効です。

ハッカ油の臭いは人間にはリラックス効果がありますが、害虫には嫌われる臭いになっています。人間には害がありませんので、赤ん坊や体力の落ちたお年寄りのいる家庭では天然の万能害虫防除剤です。

ハッカ油スプレーの作り方は

害虫の防除対策に有効なハッカ油を使うのに便利なハッカ油スプレーは、市販品もありますが簡単に自作できます。自作する際にはハッカ油と無水エタノール、そしてスプレーボトルを用意しましょう。

まず、スプレーボトルに無水エタノールを10mlいれます。その中にハッカ油を60滴たらし、軽く振って無水エタノールとハッカ油を混ぜたら、精製水か水道水90mlをスプレーボトルに加えてゆっくり降って混ぜ合わせましょう。

これで害虫の防除対策に有効なハッカ油スプレーが作れます。ハッカ油の香りが強く感じられるスプレーになっていますので、ムカデ忌避対策に多大な効果を発揮してくれます。安くできますのでどんどん使ってください。

なお、先に無水エタノールと混ぜないとハッカ油は混ざり合いません。先に水に混ぜようとしてもうまくいきませんので、必ず無水エタノールから混ぜ合わせるようにしてください。害虫の防除対策に有効です。

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初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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