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室内のムカデ対策の方法・グッズ・薬|ヒノキ/ハーブ

更新日:2020年08月28日

ムカデは凶暴で攻撃性が高くて、噛まれると毒があり腫れてしまいます。そのムカデ対策としてムカデを遠ざける方法から、ムカデを侵入させない対策があり、殺虫剤以外の精油を使った防除方法もあります。もちろん害虫対策として殺虫剤を使ったムカデ対策も併せて紹介しました。

室内のムカデ対策の方法・グッズ・薬|ヒノキ/ハーブ

ムカデの被害とは

不快害虫に分類されるムカデですが、人に被害を与えるのは、その凶暴性から噛みつくことです。噛む際に顎から毒を注入してきますので、噛まれるとひどい痛みを伴います。また、体質によっては、アナフィラキシーショックを引き起こすことがありますので注意が必要です。国内ではムカデの毒で人が亡くなった例はありません。

ムカデは意外に動きが素早いので、野外でムカデを見つけたら近寄らずに、その場から離れてください。

ムカデの毒とは

ムカデの顎から分泌される毒には、ヒスタミンやセロトニンなどの成分があり、スズメバチの毒に近い結構強い毒になっています。ムカデの毒が体内に入ると、激しい痛みがでて、傷口が赤く腫れてきます。人によっては激しい痛みだけでなく、アナフィラキシーショックが発生する場合もあるそうです。

アナフィラキシーショックを起こすと、めまいや嘔吐、頭痛、呼吸困難そして血圧の低下を起こしてしまいます。怖いのは2回以上噛まれると、ショック症状が強く発生しやすくなることです。

そして、ムカデは夜行性の生き物なので、部屋で夜に休んでいる時や就寝中にムカデに噛まれやすくなります。その痛みからムカデに対する恐怖心ができてしまい、夜も眠れないほどのノイローゼにかかってしまう方もいます。

ムカデに噛まれたときの対策は

ムカデに噛まれないように近寄らないのが一番良い対策ですが、もしも噛まれてしまったときの注意点や、応急処置ほかの対策方法を紹介いたします。なお、しない方が良い処置や対策もありますので注意してください。

噛まれた時の応急処置は

ムカデに噛まれてしまった時の応急処置は、次のような対策が有効です。ムカデの毒は熱に弱いですから、噛まれたらすぐに熱いお湯(43度~46度くらい)で、傷口を5分以上洗い流します。洗いながら温度が下がると、毒が活性化してしまい余計痛みが増すので、洗面器他で溜めたお湯よりも、冷めないように熱いシャワーで洗い流してください。

お湯で洗い流す時に、強い痛みを伴いますが、指で傷口から毒が出ていくように押し出します。お湯に加えて、弱酸性以外の石鹸やシャンプーで洗い流すと、より効果的です。ムカデの毒にはヒスタミン他の熱に弱い成分が含まれているので、この処置で後々の苦しみを軽減することができます。

病院へ行く方がよいか

お湯での洗浄後に、虫刺され薬を塗ります。キンカンや抗ヒスタミン剤やステロイド成分の入った塗り薬が効果的です。塗布後は冷やした方が張れなくて済みますので、アイスノンで冷やして安静にしていましょう。

ムカデによる炎症は、他の虫刺されとは比較にならないくらい強力なので、やはり強力なステロイドが必要になってきます。また、痛みやかゆみなどの感覚を麻痺させてくれる局所麻酔作用の成分も入っているとより効果的で、お勧めは「プレバリンα」です。湿疹や皮膚炎やあせもでも効果がありますから便利です。

処置後、安静にして数時間後には痛み他の症状は治まるはずですが、症状が治まらない場合は速やかに病院で医師の診察を受けてください。オオムカデに咬まれるのが初めてでない方は、アナフィラキシーショックを起こすことがありますので、ショックが起きたと感じたときは必ず病院へ行ってください。

噛まれた時にしてはいけないことは

蚊やアブ他の虫に刺された場合は、傷口を冷やすと良いことが多いですが、ムカデの毒の時は冷やすと痛みが増して、最悪、体調が悪くなってしまう恐れがあります。絶対に傷口は冷やしてはいけません。

蛇に噛まれた場合は、毒を口で吸い出す対策が取られますが、ムカデに噛まれたときは、口で毒を吸い出さないでください。ムカデは顎で噛んだ後に、毒腺から毒出すので、口で毒を吸い出すと毒が口の中に入ってしまいます。毒が口の中に入ると口内が腫れ、毒を体内に入れてしまうので避けてください。

ムカデに噛まれないようにするには

まず、ムカデが生息しやすい環境にならないようにします。ムカデが好きな環境は、湿気のある狭い空間です。家の周りにそういう環境がないか確認します。例えば、庭に積み重ねられた落ち葉や老木、そして雨ざらしになった木材が無いようにしましょう。

プランターや放置ゴミにも虫が集まりますので、捕食者のムカデが集まりやすくなります。このようなものが無いように片付けておきましょう。

庭のそのような環境での作業中は、不用意に隙間や放置物の下に手を入れないでください。ムカデは触れられると反射的に咬みついてくる性質を持っています。厚手の軍手などを装着して、ムカデに噛まれても大丈夫なように作業してください。

家に入られない対策は

周辺に林があって、自宅に庭がありムカデが生息しやすい環境にある場合には、ムカデを外で見かけたら家に入られないようにしましょう。ムカデはどこからやってくるかを考えて対策します。ほんのわずかな隙間からムカデは家の中に侵入してきます。隙間はすべてふさぐようにします。

次のページ:ムカデの対策に使えるグッズ

初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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