ズブロッカの飲み方|ロック/ウォッカ/ポーランドズブロッカ
更新日:2020年08月28日
ズブロッカの飲み方について
あなたは、「ズブロッカ」という飲み物をご存知でしょうか。あまり馴染みのない人も多いと思います。今回は、この「ズブロッカ」という飲み物について、いろいろご紹介していきます。
ズブロッカとは
ズブロッカについて
ズブロッカについてですが、ポーランドの世界遺産である「ビャウォヴィエジャの森」で採れる、バイソングラス(BisonGrass)を漬け込んだウォッカです。この「ビャヴォヴィエジャの森」は、1979年に世界遺産(自然遺産)に認定されております。まろやかな味と、甘くて柔らかい香りが特徴とされており、例えるなら「桜餅」の風味に似ているとされています。
ポーランド読みに近い発音だと「ジュブルフカ」になります。この「ズブロッカ」という発音は、英国圏に広がり日本へと伝わったでしょう。
バイソングラスとは
バイソングラスとは、ポーランドに近い読み方で「ジュブルフカ」と言います。バイソングラスは、「ジュブル」が(ヨーロッパバイソンの事)好んで食べる、ビャウォヴィエジャの森でしか自生しないと言われるとても貴重なイネ科の植物です。現在、この「ジュブル」は絶滅危惧種に指定されており、現在では約400頭余りが生息されています。
ズブロッカの特徴とも言える、甘くて柔らかい香りと淡いオリーブのような色は、このジュブルフカ草に由来されます。世界遺産であるビャウォヴィエジャの森には、車の進入禁止されており、昔からですが現在においても機械ではなく、人の手によりとても大事にとても丁寧に刈り取られています。
ズブロッカの製造者について
ポーランドでは、唯一の「ズブロッカ」のメーカーである「ポルモス・ビャウィストク社」という製造会社がバイソングラスを使用し、ウォッカを作る事を政府に唯一許可されているメーカーになります。この会社は、ポーランド北東部街「ビャウィトスク」にあります。
政府で唯一許可されているこの製造会社「ポルモス・ビャウィストク社」ですが、とても気になる会社です。ウォッカが定着した14世紀頃は、まだ蒸留技術が未発達だった為、ウォッカ独特の強いクセや風味を消す為に作られたのが、この「フレーバーウォッカ」の種類であるズブロッカです。各段に美味しくなり、飲みやすいウォッカの出来上がりです。
アメリカで製造されているものとは
アメリカで製造されているものには、バイソングラスを使用しておりません。人工的に香り付けを行っています。これは、バイソングラスに含まれている芳香成分である「クマリン」が同国の法律により、食品への利用が禁止されている為です。「クマリン」は、桜の葉に代表される芳香成分の一種とされており、バニラに似た香りが特徴的です。
日本で製造されているものとは
日本で製造されているものは、「サントリー」が、ポルモス・ビャウィトスク社の代理店となっており、「ズブロッカ」という商品名で販売しています。日本での製造は、私たちもよく耳にするあの「サントリー」が製造しているのです。
ズブロッカの美味しい飲み方とは
初回公開日:2017年09月07日
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