ブランデーのナポレオンの種類|値段/飲み方/XO/特級表示
更新日:2020年08月28日
ブランデーの熟成年数を表す単位のことを「コント」といいます。コント00は蒸留した年、コント0が熟成1年目になり、熟成2年目がコント1になります。コニャックとアルマニャックのコントには少し違いがあります。それはコニャックは4月1日~翌年3月末まで、アルマニャックは5月1日~翌年4月末までが周期となっているからです。
ブランデーのほとんどがいろいろなコント(熟成年数)のものを調合して瓶づめされています。等級は、その中で一番小さいコントの数で決まり、例えばコント2と3と4を調合している場合、等級はコント2の表記となります。
ブランデーはどうやって熟成させるの?
ブランデーは、蒸留した原酒をオーク樽の中で長期間保存することによって熟成されます。最初のブランデーは無色透明で、度数が70度ぐらいあります。
時間をかけてじっくりと熟成させることによって、度数が40度ぐらいになるとあの琥珀色のブランデーになります。蒸留酒は一般的に、熟成年数が長ければ長いほどまろやかな味わいとなり、飲みやすくなるといわれています。
なぜオーク樽が使われるのか?
オーク樽とは、Oak(オーク)樫の木で作られた樽のことをいいます。ブランデーだけでなくワインやウィスキーの熟成にも使われています。なぜ、樫の木がお酒の熟成に適しているかというと、樫の木は繊維の目が詰まっているので、液体を入れるのには漏れにくく、長年使用するにあたって頑丈なことがあげられます。
もう一つ重要なことは、樫の木に含まれるタンニンやポリフェノールなどの成分が、樽酒特有の香りをつくるのに必要不可欠であるためです。
種類別ナポレオンのブランデーについて
熟成年数に開きがあり、ピンからキリまであるとされるナポレオンですが、コニャックにおいてはコント6以上のもの、アルマニャックでは5以上のものにしか与えられない符号となっています。こういったことからも、ナポレオンはブランデーの中でも最高ランクであることには違いありません。
そんなブランデーナポレオンには、色々な種類のものがあります。主なものをあげて詳しくみていきましょう。
最高クラスのブランデー「XO」
XO(エックスオー)とはExtra Old(エキストラオールド)のことで、熟成期間が長いブランデーにつけられる等級で、製造元によって違いがありますがおおむね50年以上熟成させたものをいうことが多いといわれています。
これまでXOは、ナポレオンとほぼ同じような熟成年数といわれてきましたが、実際のところはXOの方がナポレオンより熟成年数は多く、クラスが上だといわれています。
レミー
『レミー』の愛称で親しまれているレミーマルタンは、1724年創立のフランスのコニャックメーカーで、知名度が高くコニャックの代名詞といっても過言ではない、ある高級銘柄の一つです。
ヘーゼルナッツやバニラなどの香りと上品な甘さを兼ね備えた、まろやかで口当たりのいいブランデーです。美しいボトルに詰められた「レミーマルタン・ルイ13世」というブランデーは、価格が20万円以上するものもあります。
「レミーマルタンナポレオン」
「レミーマルタンナポレオン」は古酒として貴重価値があり、価格には幅があってインターネットなどで約6,000円~約30,000円ぐらいで取り引きされています。美味しい飲み方は、常温でストレートゆっくりと香りを楽しむように飲みます。その他にオンザロック、水割りは氷を入れずに1対1で合わせる飲み方がです。
ヘネシー
ヘネシーは、アイルランド人の将校リチャード・ヘネシーによって設立され、250年以上の歴史を誇るコニャックブランドです。この会社は、ルイ15世統治下のフランスに彼が移住して、コニャック地方で立ち上げました。
今では、世界中に愛されるコニャックブランドへと成長しています。ヘネシーのコニャックは、たくさん飲んでも二日酔いしないなどといわれるほど、品質が良いとされています。
「ヘネシーコニャックナポレオン」
初回公開日:2017年11月11日
記載されている内容は2017年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。