基本的なタジン鍋の使い方・注意点・おすすめのレシピ
更新日:2020年07月05日
タジン鍋ってどんなお鍋?
タジン鍋とはモロッコやチニュジアなど北アフリカ地域の伝統的な調理器具です。水が貴重な地域で誕生した無水料理を得意とするお鍋で、無水料理とは水をほとんど使わずに野菜やお肉に含まれている水分や脂を使って、素材の旨味を引き出す料理のことができる調理器具です。
タジン鍋がどうしてあんな形をしているのかご存知でしょうか。実は、あの形に秘密が隠されています。蓋を介して加熱された食材の水蒸気がうまく循環されるので、素材の持ち味を生かした料理が簡単に作れるのです。
タジン鍋の基本的な使い方
数年前にブームになったタジン鍋の使い方がよくわからず、あまり使用したことがない方もいるでしょう。タジン鍋の基本的な使い方はとても簡単です。お鍋に材料と調味料を入れて、蓋をして20~30分ほど弱火にかけるだけです。調味料は料理によって、鶏がらやブイヨンなどお好みの味付けが楽しめます。
素焼きのタジン鍋を長持ちさせる使い方は、料理の前に約30分くらい水につけておくと良いでしょう。これは、直接コンロにかけた時の乾燥によるひびを防止するためです。また、水につけた後は、タジン鍋についた水分によるひび割れを防ぐために水気を丁寧にふき取りましょう。
タジン鍋の片づけ方のポイントは、料理後すぐの熱い状態のまま水につけないようにすることです。急な温度差で鍋に亀裂が入ることがあります。しばらく放置して手で持っても熱くない程度になったら食器と同じ方法で洗いましょう。
タジン鍋の種類と使い方
タジン鍋の良いところを生かしつつ、より便利に調理ができるよう色々な種類のタジン鍋が発売されています。基本の使い方は同じで、簡単においしい料理が作れます。用途に合わせてご紹介します。
シリコンタジン鍋
シリコン製タジン鍋の使い方は、電子レンジやオーブンで簡単に無水料理ができる点がポイントです。シリコン製は、土鍋などが素材のタジン鍋の使い方と比べると手軽さが魅力で、焦げなどの心配もありません。また、蓋が厚さ5センチに畳めますので収納にもとても便利です。
基本の使い方は、お鍋にお好みの材料と調味料を入れて電子レンジにかけるだけです。材料によっては5分程度で仕上がりますので時短料理にも最適です。冷凍や冷蔵もでき、食器洗い乾燥機にも使用できますので重宝するでしょう。
しっかりした作りで、コンパクトになるので収納にも場所を取らず、一人から二人分でたくさんの野菜が食べられるので、大きさもばっちりです。
出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2ELPPC74QMN... |
すのこ付きタジン鍋
すのこ付きタジン鍋の使い方はせいろの使い方と似ています。すのこを利用することによって水分が下に落ちる為、上手に蒸し料理が仕上がります。野菜は蒸すことでカサが減るので、たくさん野菜を食べたい方には蒸し野菜もおすすめです。焼売などの調理にも適しています。すのこを外すと一般的なタジン鍋としても使用できる点も便利です。
IH対応タジン鍋
IH非対応タジン鍋をIHで使用した場合、ひびわれなどの不具合が生じることもあります。IHヒーターを使うご家庭も多いことに伴い、IHに対応できるタジン鍋も発売されています。IH・レンジ・直火対応の3WAYタジン鍋など、色々な機能を合わせ持ったタジン鍋も発売されており、用途に合わせて選べるのでとても便利です。皆さんもお好みのタジン鍋を見つけてみませんか。
初回公開日:2017年09月24日
記載されている内容は2017年09月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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