電子レンジのワット数確認方法・使い分け方・違い・時間換算方法
更新日:2020年02月25日
電子レンジのワット数の確認方法とは?
電子レンジは、冷めたものを温めるのに便利なので、普段はオート機能を使って温めることが多いですが、調理に使うようになるとワット数が必要となってきます。あなたは、使用している電子レンジのワット数をご存知ですか。
どれがワット数?
電子レンジの側面などを見ると、ワット数だと考えられる数値として、「定格消費電力○○W」「定格高周波出力○○W」と2つの種類のワット数が記載されています。こうなると、どちらのワット数を頼りに調理すればよいか分かりません。どちらが、この電子レンジが発揮してくれる正しいワット数なのでしょうか。
電子レンジが発揮するワット数は消費電力!
実は、定格消費電力というのは、電子レンジの総合消費電力のことを言います。つまり、希望するワット数で電子レンジで熱を加えようとした時に、電子レンジ全体が消費する電力が定格消費電力です。
したがって、電子レンジが料理の際に発揮するワット数は、定格高周波出力の方ということになります。この定格高周波出力のワット数を頼りにして、調理に電子レンジを使いましょう。
電子レンジのワット数の使い分け方とは?
電子レンジのワット数の確認方法がわかったところで、ワット数によってどのように電子レンジを使い分けると良いのでしょうか。
電子レンジの一般的なワット数は?
最近では、高性能な電子レンジが次々と発売されています。こうなると、消費電力であるワット数も、色々と異なるのではと気になるところです。電子レンジの一般的なワット数は、どのくらいなのでしょうか。
確かに、高性能な電子レンジでは、色々なワット数に設定できる機能が備わっています。しかし、電子レンジで暖めるタイプの冷凍食品などの裏側の温め時間は、500Wと600Wの場合しか記載がありません。したがって、電子レンジの一般的なワット数は、500Wか600Wだと言えるでしょう。
強設定である500~800Wはどう使う?
電子レンジのワット数で強設定である500~800Wは、ガスレンジでいう中火から強火にあたります。このワット数では、コンビニのお弁当や、一度調理してあるものを温めたい時に使うとよいでしょう。
これらの食品は、一度熱を通して調理してありますので、長い時間をかけて熱を通すと熱が加わりすぎてしまいます。したがって、電子レンジの強設定で、短時間で熱を加える方がおいしく仕上がるといわれています。
弱設定である100~400Wはどう使う?
電子レンジのワット数で弱設定である100~400Wは、ガスレンジでいう弱火から中火にあたります。このワット数では、長時間かけて温める煮込み料理に使うとよいでしょう。また、冷凍品を解凍したい時などにも、低いワット数でじっくりと温めてくれるこの弱設定がおすすめです。
他にも、電子レンジで焼き芋を作る場合には、この弱設定で調理すると甘くてしっとりとした仕上がりになるでしょう。
電子レンジのワット数の違いとは?
電子レンジは、ご想像通りワット数が高い方が早く温まります。しかし、それだけであれば、色々なワット数の電子レンジを作る必要はないでしょう。どうして電子レンジには、ワット数に違いがあるのでしょうか。
電子レンジは、熱によって表面を温めるのではなく、中心部分から底にかけて主に熱が伝わります。そして、電子レンジでは、水分を温める仕組みにもなっていますので、水分の多い食材は温まりやすくなります。したがって、水分の多い食材は温まりやすくなり、水分の少ない食材は温まりにくくなります。
このことから、水分の多い食材は高いワット数で短時間で温め、水分の少ない食材は低いワット数で長時間かけて温めるためにワット数の違いが生まれました。
電子レンジのワット数で調理時間を換算する方法とは?
初回公開日:2018年01月25日
記載されている内容は2018年01月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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