ティファールの寿命・寿命を延ばす使い方・寿命が来た時の症状
更新日:2020年02月13日
金属の調理器具にも注意!
フッ素樹脂加工は、傷つきやすいという短所もあります。金属製の調理器具は、表面のコーティングを傷つける原因になり、結果として製品の寿命を短くしてしまいます。寿命を長くするためには、調理をするときに、先端が丸くなっているもので、樹脂製や木製の調理器具を使います。
ティファールでは、フライ返しやおたまじゃくしなどの調理器具も扱っているので、ティファールの調理器具を使うのも安心です。
調理の時には油をしく
コーティングを保護する意味でも、ティファールでは、煮物や脂がもともと多い素材を使った料理以外では、油を少量使うことを奨めています。製品の寿命を保つために、次のような点に注意すべきだと案内しています。
長持ちさせるためには、必要以上の高温や空焚きを避けて下さい。中火、弱火以下の火加減で十分です。
出典: http://www.club.t-fal.co.jp/customer_service/ |
鉄の中華鍋を使用するときのような火加減で使用すると傷みが急激に進みます。
また、長期間(1昼夜以上)調理したものを保存しないようにして下さい。
洗い方
ティファールのフライパンの寿命を長く保つためには、フライパンの洗い方も大切です。まず、洗うときは、やわらかいスポンジを使って、優しく洗います。
ステンレス製のたわしや磨き粉を使ったり、ゴシゴシと力を入れて洗ったりすると、表面のコーティングを傷つけ、フライパンの寿命を短くしてしまいます。
また、フライパンの表面に残っている油や塩などの洗い残しは、フライパンの寿命を短くする原因になります。フライパンを洗うときには、中性洗剤を使い、洗い残しがないようにし、水分を良く拭いて、片付けるのも、寿命を長くするためのコツです。
ティファールのフライパンの寿命がきたときの症状
お知らせマークが見えにくくなる
ティファールのフライパンが寿命を迎えたときに、まずフライパンの中央にあるお知らせマークが見づらくなるという症状が出てきます。
お知らせマークは、ティファールのフライパンなどの中央にあるオレンジ色のマークで、使っていないときはロゴマークが見えるのですが、フライパンが十分に加熱され、食材を入れるタイミングになると、中の絵が消えて、オレンジ色になります。
フライパンを長く使っていると、このロゴマークが全体的に黒ずみ、お知らせマークの変化もわかりづらくなります。
なお、お知らせマークは、フライパンの温度が180度から200度に達したときに、消える仕組みになっています。空焚きをすると、お知らせマークの色がオレンジをとおり過ぎて、赤黒くなります。お知らせマークが赤黒くなってから食材を入れるのでは、食材を入れるタイミングとしては遅いですし、寿命を短くしてしまうので、注意が必要です。
食材が焦げ付きやすくなる
肉を焼くときなど、ティファールのフライパンは油を使ってから調理すると、食材もするっとはがれ、フライパンに食材がこびりつくことは、基本的にありません。
しかし、フライパンの表面の加工が劣化してくると、油を十分にひいたけれども、食材がこびりつくようになってきます。このような症状が出てきたら、寿命のサインで、取り替えの時期となります。
中の金属が見えたら寿命
フライ返しや菜箸などで、フライパンの表面の摩擦がくり返されると、表面に傷が入り、傷のすきまからうっすらと金属が見えるようになってきます。金属が見えるようになったということは、コーティングがはがれ、寿命を迎えたということです。
寿命を延ばすカギは使い方にあり
ティファールのフライパンの寿命を長くし、大切に使うためには、フッ素樹脂加工の短所である高温や、傷が付きやすいという点を意識して、使ったり、お手入れしたりすることが大切です。
炒め物などの高温調理は別のフライパンを使うなど、用途を分けてティファールのフライパンを使っていくのもよいでしょう。
初回公開日:2018年01月14日
記載されている内容は2018年01月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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