簡単に使えるワインのコルク抜きがない時の代用品・使い方
更新日:2020年08月28日
ワインの栓といえばコルクと思っている方も多いでしょう。しかし、ワインの栓=コルクというわけではありません。高級ワインが必ずしもコルクの栓だとは限りません。風潮があるだけです。スクリューキャップの方がおいしく、品質も良いという報告があるほどです。
コルクがワインの品質を高めているということはありませんので、コルクのないワインを購入するのも、コルク抜きがないときのための一つの方法になります。
ワインの栓がコルクからスクリューキャップへ
ワインの栓の定番はコルクですが、天然コルクはカビや臭いによる汚損のリスクがあります。不良コルクによってワインの香りを台無しにする臭いを放つ成分がワインに入ってしまい汚染する「プショネ」と呼ばれる現象が起こるとされています。10本のうち、1本が汚染されているといわれています。
そこで、1970年に登場したスクリューキャップが注目されています。飲みたい時にすぐに開けられ、臭いもなく、コルク抜きが必要ありません。アウトドアなどにです。保管するのにも適しており、風味や味を安定させます。コルクがワインの象徴であるととらわれず、スクリューキャップのワインを見直してみましょう。
ワインのコルクには種類がある
ワインの栓にはコルク以外にも種類があります。天然素材のコルクは品質にばらつきがあります。高級ワインに使用されるコルクは木目が細かく長いものが使われますが、近年は天然コルクの原料の調達が難しくなっているため違うタイプの栓が多く使われるようになってきました。
圧縮コルクは長期熟成させないワインに多く用いられています。一部圧縮で一部天然のコルクもあります。また、シリコンなどの樹脂を使用した樹脂製コルクはカジュアルなワインに多く用いられています。コルク臭がなく密閉性がありますが、オープナーであけるのが困難なため、ソムリエナイフで開けることをします。
スパークリングワインのコルクはキノコ型ですが、もともとは円筒状の重くて密度が高いコルクです。これを機械で打栓すると瓶口部分のコルクがくびれてキノコ型になります。
コルクを抜く際に途中で折らないようにするには?
コルク抜きであれ、代用品であれ、コルクが途中でちぎれてしまう場合があります。途中で折れないようにするには、最初にボトルを横にして、コルクを湿らせます。その後、コルクを貫通させてから抜きましょう。
ワインのコルク抜きは代用品ではなく常備しておこう
ワインのコルク抜きがないときの代用品とその使い方を紹介してきましたが、いかがでしたか。意外と身近にあるものが代用として使えることがわかりました。しかし、どれも瓶が割れるのではないかという不安もあります。せっかくのワインを安全に楽しむためにも、できればコルク抜きを常備しておくことをします。
スクリューキャップのワインにするなども、アウトドアや知合い宅に持っていったりするときにはします。コルク抜きの代用品はあくまでも代用です。コルク抜きがあるにもかかわらず、代用品を試してみることは避けるようにしましょう。
初回公開日:2018年04月23日
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