豆腐の種類・料理別使用する豆腐の種類|中国の豆腐/鍋料理
更新日:2020年08月28日
豆腐の加工製品と副産物
豆腐はそのまま食べるのも美味しいのですが、豆腐を二次加工した製品もあります。焼き豆腐、生揚げ、厚揚げ、油揚げ、薄揚げ、がんもどきなどです。おでんの種や煮物などで広く使われています。
また豆腐を作る過程ではおからや豆乳など様々な製品が副産物として産み出されます。
おからは大豆から豆腐を製造する過程で豆乳を絞った時の搾りかすです。食物繊維を多く含んだ馴染み深い食品です。豆乳は豆腐を作る際大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮詰めた汁を濾した物です。
中国の豆腐の種類
日本の一般的な豆腐は、絹ごし豆腐、木綿豆腐、充填豆腐などがありますが、豆腐発祥の地である中国の豆腐は多種多様です。日本の絹ごし豆腐に当たる嫩豆腐(ねんどうふ)、木綿豆腐に当たる老豆腐(らおどうふ)木綿豆腐よりさらに固い豆腐干(どうふかん)などがあります。
また他には、腐乳と言う発酵食品もあります。豆腐に麹をつけて、塩水の中で発酵させた食品です。豆腐乳(ドウフールー)、乳腐(ルーフー)、南乳(ナンルウ)とも呼ばれます。
このように中国には様々な種類の豆腐があります。
鍋料理に使う豆腐の種類
日本の鍋料理に豆腐は欠かせない食材の一つです。寄せ鍋、ちゃんこ鍋、水炊き、チゲ鍋など色々な種類の鍋があります。ではどの鍋料理にどの豆腐が合うのだろうと考えてしまいますが、これといって決まりがある訳ではないのでお好みで使うと良いでしょう。一般的には絹ごし豆腐か木綿豆腐がです。
すき焼きに使う豆腐の種類
すき焼きは、食肉や他の食材を浅い鉄鍋で焼いたり煮たりする料理です。すき焼きに使う豆腐は、型崩れしにくく味がしみこみやすい木綿豆腐か焼き豆腐が向いています。
湯豆腐に使う豆腐の種類
湯豆腐はシンプルに昆布の出し汁で豆腐を煮て、つけダレで食べる鍋料理です。湯豆腐に使う豆腐に特に決まりは無いのでお好みですが、滑らかな食感の絹ごし豆腐が向いているでしょう。
白和えに使う豆腐の種類
白和えは野菜などを調味料と豆腐で和えた料理です。白和えは醤油、砂糖、塩などを混ぜるためそれぞれの調味料を調和させ風味を生かさなければいけないので、ほのかな甘みを持ち自己主張しない絹ごし豆腐が向いています。
1歳児などの離乳食に使う豆腐の種類
豆腐の原料は大豆です。消化機能の未発達の赤ちゃんは、発疹、下痢、嘔吐などの大豆アレルギーの症状が出る場合があるので少量ずつ様子を見ながら食べさせるとよいでしょう。成長の度合いに合わせて木綿豆腐と絹ごし豆腐を使い分けるタイミングを考える必要もあります。特に離乳食初期では、固めの木綿豆腐は下ごしらえしても消化しずらいので消化器官がしっかりするまでは絹ごし豆腐を使います。
麻婆豆腐に使う豆腐の種類
麻婆豆腐は中華料理(四川料理)で豆腐とひき肉と唐辛子、花椒(山椒)、豆鼓、豆板醤などを鶏がらスープで煮た料理です。麻婆豆腐に使う豆腐は、木綿豆腐と絹ごし豆腐どちらの種類でも使えますが、滑らかな食感の絹ごし豆腐が向いています。
沖縄の豆腐の種類と違いは?
初回公開日:2017年09月06日
記載されている内容は2017年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。