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長期優良住宅のメリットとデメリット|固定資産税/火災保険

更新日:2020年08月28日

長期優良住宅とは災害に強く、たやすく劣化しない住宅です。保守点検で修繕して100年以上住み続けられる住宅です。この長期優良住宅を購入すると各種減税の恩恵に預かることができます。孫・ひ孫の代まで同じ家に住みたい人は長期優良住宅の購入を考えてみてください。

長期優良住宅のメリットとデメリット|固定資産税/火災保険

長期優良住宅って何?

長期優良住宅の家を建てると税金が安くなると聞いたことがある方もいるでしょう。住宅ローンの金利が歴史的な水準にまで低下している現在、いずれマイホームを購入したいと思っている人は、今こそ購入を考えるときです。メリットもたくさんあります。

この記事では、そもそも長期優良住宅とは何なのかというところから始まり、その認定を受けることのメリット・デメリットをご説明します。

そもそも長期優良住宅って何なの?

国土交通省の説明によれば、長期優良住宅とは「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅」という意味です。長期使用(少なくとも100年が目安)ができる構造で、耐震性も備えた住宅を指します。お役所が認めた「長持ち住宅」が長期優良住宅と考えていいでしょう。

平成20年に交付された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に認定の基準が示されています。

この法律では、長期優良住宅の普及の促進のため、構造躯体等の劣化対策、耐震性、可変性、維持管理・更新の容易性、高齢者等対策、省エネルギー対策、一定以上の住宅規模、及び良好な景観の形成への配慮等を定めています。

出典: http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_h... |

長期優良住宅の認定基準(2017年)

国土交通省は長期優良住宅の認定基準として次のものをあげています。

■構造躯体等の劣化対策
■耐震性
■可変性
■維持管理・更新の容易性
■高齢者等対策
■省エネルギー対策
■一定以上の住宅規模
■及び良好な景観の形成への配慮

これらについて順に見ていきましょう。

構造躯体等の劣化対策

長期優良住宅に認定されるには、簡単に劣化しない構造でなければなりません。「最低でも100年は住める家」が基準です。

具体的には鉄筋コンクリートを使っている場合、セメントに対する水の比率を下げなくてはなりません。また、木造であれば床下空間は330mm以上なければならないとされています。

耐震性

極めてまれに発生する地震が起きても、損傷が大きくならない程度の耐震性がなければ、長期優良住宅認定はされません。建築基準法が求める耐震性よりも、より地震に強い建築であることが求められます。

可変性

これは、間取りの変更がしやすいかどうかという意味です。家族の増減、居住者の年齢などに応じて適切な間取りは変わっていきます。間取りの変更が容易にできるかどうかはマンションの場合、大変重要なポイントです。

また、長期優良住宅マンションは天井の高さが配管や配線を変更することのできるくらいの高さでなければなりません。

維持管理・更新の容易性

建物自体は100年もつものだとしても、内装や設備はより短いサイクルで維持管理することになります。清掃や補修・更新が簡単にできる構造になっていることが、長期優良住宅認定の基準の一つになっています。配管の維持管理が容易にできるかどうかは重要なポイントです。

高齢者等対策

将来的にバリアフリーに改修できるだけのスペースが確保されていることが長期優良住宅認定基準の一つになっています。後々、廊下や階段に手すりを設置しても、人や物が通り抜けるスペースが十分になければなりません。

省エネルギー対策

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初回公開日:2017年09月01日

記載されている内容は2017年09月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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