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水道の元栓の開け方と閉める方法・元栓が回らない時の対処法

更新日:2020年02月12日

水道の元栓から水漏れが出たので対応方法を調べたくてネット検索したのに、いつまでたっても目的の情報に当たらない。それは、もしかしたら水道の元栓と止水栓を間違って調べているのかもしれません。実は混合されやすい水道の元栓と止水栓の違いを紹介します。

水道の元栓の開け方と閉める方法・元栓が回らない時の対処法

水道の元栓を閉める前に、必ず水道の水がちゃんと止まっているかを確認する必要があります。この確認方法は、まず家の水道の内1カ所の水を出しっぱなしにし、水道メーターの所にあるパイロットを動かしっぱなしにしておきます。

このパイロットと言うのは、水が出ていると動く方式になっているのですが、このようにするとこのパイロットの動きで水が確実に止まったかどうかと言うのすぐにわかるようになります。

もちろん、パイロットの動きだけではなく、実際に水道を確認してちゃんと止まったかどうかと言うのも確認しましょう。水道を止めないで工事を開始してしまうと、家中が水浸しになりますので、必ずこの2重チェックを行いましょう。

止水栓

水道の止水栓を止めるのは、水道の元栓と比較すると非常に簡単です。まず、止水栓を探しハンドル式かドライバー式かを確認します。ハンドル式ならそのまま手で回して止め、ドライバー式のはマイナスドライバーかそれに準じるものを使用して止めます。

水道の元栓・止水栓が回らないときの対処法

しかし、水道の元栓と止水栓はいつも動かしている蛇口と比較するとほとんど動かす事がないため、硬くなってしまっていて、いざ動かそうとすると固くて疲れてしまい、お手上げになってしまう時があります。この時は一体どうすれば良いのでしょうか。こちらでしょうかいします。

元栓が固い

水道の元栓を止めるにしても、まずはバルブが動いてくれないことには意味がありません。しかし、固くて動かない場合は、まずはモンキーレンチとペンチでバルブを動かしてみます。それでもだめなら、次は小さい金槌で軽く叩きます。

これは、海外だと固くなった瓶詰めのふたを取る時の方法として広く行われている方法なのですが、軽く、他人を優しく叩いて起こす時のような力加減でトントンと小さい金槌でバルブを時計回りに叩きます。

こうすると、ほんの少しですが動くようになります。ほんの少しでも動くようになれば次の作業に進めます。改めてモンキーレンチとペンチを使ってバルブを動かしてみましょう。今度は案外すんなり動くようになります。

洗濯機の止水栓

洗濯機に限らず、止水栓全般に使える方法なのですが、止水栓が回らない時は、まず556やシリコンスプレーなどの潤滑剤をネジ部分に吹き付け、改めて回してみましょう。それでもだめなら、元栓の時に紹介をした優しく叩く方法を使います。少しでも力を込めて回すと、さらに固くなりますので力加減には注意をしましょう

水道の元栓が止まらないときの対処法

ところで、水道は水道局で管理をしているものですが、この水道設備に関して管理をしているのも水道局です。でも、水漏れをした時に修理を依頼するのは水道屋さんで、水道を管理していると言う理由で水道局に電話をする人はいません。

実はこれ、ちょっとややこしい話になりますが、水道局が管理所有をしているのは実は、上水道の排水管から水道メーターまでで、そこから上、すなわち普段目にしている止水栓と蛇口はその住宅の所有者か大家さんの管理所有となります。

そのため、本来であるのなら水道メーターとセットで入っている水道の元栓は水道局の持ち物となるため、止水栓と蛇口にしか管理所有権のない住民は水道の元栓を動かす事はできないはずです。でも、ネット上には水道の元栓を止める情報が溢れているのはなぜなのか、ご紹介します。

勝手に開ける

先に紹介したとおり、住民に管理所有権があるのは止水栓から蛇口までですが、緊急の水漏れを解消する必要があった時のみ、住民は水道の元栓を取り扱って良いと言う事になっています。

もちろん、あくまで緊急の処置ですし、水道の元栓を閉めたら家中の水道が使えなくなるので、これは本当の本当に最終手段となりますので、水漏れが見つかったら、まずは個別に水を止める方法になる止水栓を止める方から始めましょう。

閉めても水が出る

水道の元栓を閉めたのに水が出る。と言う場合、管轄の水道局にすぐ連絡をして、水道の元栓の修理に来てもらいましょう。これは、樹皮性のつまみタイプのバルブの経年劣化によるもので、つまみ内部のビスが空回りするようになってしまうのが原因です。

料金に関しては自治体によって異なり、無料の所もあれば有料の所もあります。必ず、連絡した時に料金がかかるかどうか確認をしましょう。

水道の元栓・止水栓の水漏れ対策

水道の元栓の水漏れの場合、止水栓からの水漏れなのか、水道の元栓からの水漏れのかで対処方法が異なります。まず、水道の元栓、すなわちパイプシャフト内かメーターボックス内の水漏れなら水道局に電話をして対応してもらいます。しかし、明らかに止水栓側からの水漏れなら自分で対応しないとなりません。

止水栓の水漏れの原因ですが、大部分は止水栓内部のパッキンが経年劣化した事によるものなので、あまり深刻に考える必要はありません。しかし、水漏れをほったらかしにしておく訳には行きませんので、まずは止水栓を止めて水漏れを止めましょう。この時、止水栓が何をやっても動かなかったら、応急処置として水道の元栓を閉めます。

水道の止水栓の交換方法

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初回公開日:2018年02月27日

記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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