【種類別】サンスベリアの育て方｜ミカド/ハニー/ファーンウッド

水栽培の育て方としては、大きい株は向かないので小さめの株を使います。園芸店などで購入する場合は、保水スポンジに植えられた子株や小さめの株がです。土に植えられているものは、土を全てきれいに落とします。保水スポンジに植えられているものは、そのままでもいいですが、見栄えを考えるなら地下茎からきれいに取り除きましょう。

お好みのガラス瓶などの入れ物に、ハイドロボールや保水ゼリーなどを入れます。土やスポンジをきれいに取り除いたサンスベリアの地下茎部分を、ハイドロボールや保水ゼリーの中に植え込みます。水は、上までひたひたに入れず、下1/3程度にします。鮮やかな葉の色と水の涼しげな様子が鑑賞できます。

サンスベリアにも、葉の形や色などいろいろなタイプがあります。ここでは、サンスベリアの種類別の育て方を紹介していきます。

サンスベリア・ミカドは、棒状の葉にまだら模様の入ったスタイリッシュな姿で、すっきりとした姿ががあります。同じ棒状の葉の種類に比べると、葉が細く先端が尖った印象のある種類です。

育て方によっては、葉が細いため、高さが出てくると株の外側の葉が倒れやすくなってきます。倒れてしまうものは思い切って切ってしまうのが良いでしょう。なるべく固くしっかりした葉にするには、日当たりのいい場所で育てることです。

サンスベリア・ハニーは、あまり大きく生長しないので、小ぶりな観葉植物としてです。サンスベリアでも、定番のローレンティ（トラノオ）と葉の形が似ています。それよりも小さめで短く剣型をした葉が、幾重にも重なった姿をしています。

サンスベリアの中でも小型の品種は、大型の品種と比べて水の吸い上げが少ないです。水の与えすぎは、枯れる原因になるので注意しましょう。土がしっかり乾いてからたっぷり水を与えるようにしましょう。

サンスベリア・ファーンウッドは、ミカドと同じく棒状の葉をした種類です。ミカドより太さがあり、放射状に葉を広げます。希少な種類ですが、スタイリッシュな姿にがあります。育て方は簡単で、春から秋は土が乾いたら水をたっぷりと与え、冬は断水気味に管理します。

サンスベリア・ロリダは、肉厚な葉が左右に蟹が足を広げたような形に生えます。大きさは、小型種になるので、小ぶりなサイズで楽しめる種類です。希少な種類なので、簡単に手に入るものではありませんが、インパクトのある種類です。

育て方としては、通常のサンスベリアと同じで、日当たりと風通しの良い場所で水やりに注意すれば長く楽しめます。一つ注意点としては、葉が肉厚でカーブしているため葉の付け根に水が溜まりやすいので、土に水を与えるようにすると良いでしょう。

サンスベリア・サムライドワーフは、肉厚の葉が旋回しながら放射状に広がって育ちます。育て方は難しくありませんが、ロリダと同じく葉が内側にカーブした形になっているため、葉の根元に水が溜まりやすくなっています。葉に水が溜まらないように、土に水を与えるようにしましょう。

サンスベリア・マッソニアーナは、かなり特徴的な種類です。葉は1～3枚程度で、その葉の大きさが他の種類と全く違います。1枚の葉が大きいものだと高さが1メートル近くなり、幅も10cm以上にもなります。

マッソニアーナの育て方の注意点は、水やりです。葉の面積が大きく、他の種類より葉から水が蒸散しやすいため、他の種類のサンスベリアと比べ水切れしやすいと言えます。水切れを起こさないために、土の乾き具合を良く観察し適切な水やりをしましょう。

サンスベリアは、マイナスイオンを放出し、空気を清浄にする作用があるとしてが高まりました。また、風水的にも、清浄にしたい場所にサンスベリアを置くと良いとされています。育て方も簡単なことから、観葉植物として高いがあります。

育て方が簡単なので忙しい現代人にぴったりです。鮮やかな緑の葉に癒されたり、それが空気をきれいにしてくれるのであれば、インテリアグリーンとして初めての一鉢にもです。種類によって形が全く違うサンスベリアですが、ぜひお気に入りの一鉢を見つけて空間演出をしてみましょう。