Search

検索したいワードを入力してください

羽毛布団の選び方・カバーを使用するメリット・メーカー

更新日:2020年08月28日

軽くて暖かい羽毛布団は、お値段が高めでなかなか手が出ません。羽毛布団の選び方にはコツがあります。正しい選び方を知れば、適切な価格で良い羽毛布団を選ぶことができます。選び方を間違えなければ、羽毛布団は決して高い買い物ではありません。

羽毛布団の選び方・カバーを使用するメリット・メーカー

羽毛布団の表示を見ると「ダウン○パーセント」「フェザー○パーセント」としか書いていないものと、「ダウン(ポーラント)○パーセント」「フェザー○パーセント(ウクライナ)」という表示のあるものがあります。選び方としては、産地が表示されていないものは、ほとんど中国製です。安価な羽毛布団が多くなります。

産地も羽毛のグレードを見るには大切な情報ですが、産地にこだわるかどうかは購入する方の選び方次第です。

信頼できるメーカーか、メーカーの選び方の基準になるのが、産地表示が正しくされているかどうかです。

羽毛布団のダウンパワーとは?

羽毛布団を選び方の目安として、ダウンパワーがあります。ダウンパワーは「かさ高性」とも言われるものです。布団の中の羽毛の膨らみを1g当りの体積(cm3/g)で示したもので、海外と同じ基準を国内でも用いています。検査法は、JIS規格で規定されています。ダウンパワーが高いほど、よく膨らみ、暖かい布団になりますがその分お値段も高額です。

ダウンパワーと羽毛の品質は直結しています。購入の際はよく確認しましょう。

・ダウン率が高いほど、柔らかでふくらみがあります。
・フェザーやファイバーなどの混入が少ないほど、ふくらみがあります。
・成熟している羽毛は、ダウンボールが大きく、ふっくらして弾力性を増します。
・良く洗浄された清潔な羽毛は、臭いもなくふくらみを増します。

出典: https://www.qtec.or.jp/work/20160331_349.html |

羽毛布団の生地の選び方

羽毛布団の生地は、「側生地」と呼ばれます。絹、綿かポリエステル、もしくは綿とポリエステルの混紡が多くなります。絹はサラサラとしていて暖かく、綿はムレ感が少なく、カサカサした音もしません。一方、ポリエステルは綿よりも軽く、軽い羽毛布団がより一層軽く感じられます。選び方に決まりはありません。どのような手触り、肌触りのものが好みかで選ぶと良いでしょう。

側生地の選び方で、もう1つ気をつけたいのが側生地の織り糸の長さです。長い糸で織ってあるものは、より体にフィットするので暖かさが増します。

側生地の柄にも注意が必要です。絵柄がプリントされたものは、プリントに使われるインクでゴワゴワしている場合があります。購入する場合はよく確かめてみましょう。

キルティングの種類、選び方

キルティングの選び方も大切です。キルティングは羽毛の片寄りをなくし、空気の層を厚くして暖かさを保つ役割があります。また、適切なキルティングを施すことで、体に沿わせることができるので、より暖かさを感じることができます。

キルティングの種類は3つです。それぞれの特徴を知って、お住いの地域の気温や予算に合わせた選び方をします。

キルティングは種類だけではなく、縫製も重要です。ほつれやゆがみがないか、購入前にはよく確認します。ほつれなど、縫製に歪みがあると羽毛がそこから出てしまったり、生地がよれたりして羽毛布団の寿命が短くなります。

平面キルト

2枚の側生地の間に羽毛を挟んで縫い合わせるキルトです。手芸で使われるキルティングの手法と同じです。簡単に縫い合わせることができるので安価となります。羽毛布団の縫い目に、膨らんで暖かくなるべきフェザーやダウンが挟まってしまいます。

立体キルト

ひとつひとつのマス目、すべてにマチがつきます。袋状になっているイメージです。羽毛の膨らみを妨げず、空気の層が厚くなるので、平面キルトよりも暖かくなります。種類によっては、キルトの中の羽毛がもう一枚布で覆われているものもあり、より暖かく、お値段も高いです。羽毛布団に縫い目の部分ができるので、どうしてもそこから暖かい空気が逃げてしまいます。

2層式立体キルト

立体キルトを縫い目で互い違いに重ね合わせてあります。立体キルトよりもさらに暖かくなりますが、暖かすぎてややムレ感が気になる場合があります。お住いの地域の気温などを考慮しましょう。部屋の暖房をあまり強くしないという方や寒冷地にお住まいの方にお勧めです。

キルティングのマス目は大き方がいい?小さい方がいい?

キルティングのマス目の大きさも羽毛布団の選び方には大切な要素です。

大きなマス目のものですと、入れられる羽毛も多くなりますが、大きいマス目はやや体に沿いにくく、収納もかさばります。

小さなマス目ですと、1マスに入る羽毛は少なくなりますが、体に沿いやすく密着するので暖かくなります。収納もコンパクトになります。収納まで考えた選び方も大事です。

キルティングのマス目の、大きいものと小さいものを二枚重ねして、オールシーズン使えるように作られている羽毛布団もあります。

国内生産を選ぶのが良い?

国内生産といっても、どこまでが国内生産なのかはメーカーにより違います。水鳥の羽を輸入して自社で洗浄する場合もありますし、羽毛を入れる前の側生地と洗浄した羽毛を輸入して、最終的な羽毛入れを日本国内で行なって日本製羽毛布団として販売しているものもあります。

どこからどこまでを日本国内でやっているのか、メーカーの製品表示で確認して納得の上購入するようにしましょう。

羽毛布団には2つの団体が出している保証マークがあります。厳しい基準をクリアした証ですので、羽毛布団の選び方のひとつとして重要です。購入の際に参考にされると良いでしょう。

日本羽毛製品協同組合 ゴールドラベル

認定検査機関で検査された、国内生産の羽毛布団のみに付けられるラベルです。ダウンパワーごとに4つのランクに分けてラベルがつけられています。

日本羽毛製品協同組合は、日本に羽毛布団の製造施設を持つ会社しか登録できない組合です。検査も国際羽毛協会の基準をクリアした、外部の信頼できる検査機関が行なっています。

羽毛布団の選び方として、このラベルは参考になります。

次のページ:羽毛布団の販売店、選び方

初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related