テレビの分波器・メーカー|4k/地デジ/bs
更新日:2020年08月28日
BSなど
2018年から、本格的に4K/8KのBS放送が始まります。しかし、この放送は、従来のBS衛星とは別の衛星を使ううえに、より周波数の高い電波を使うことになります。
そのため、パラボラアンテナを追加するほかに、アンテナ用ケーブルや分波器、分配器なども周波数の高い電波に対応したタイプが必要です。
特に、分波器は、特定の周波数の電波を分ける回路が組み込まれています。このため、従来のBS放送向けの分波器では、4K/8KのBS放送の周波数の高い電波に対応できません。そのため、4K/8KのBS放送に対応した分波器が必要です。
2018年のサービス開始に合わせて、アンテナを販売する各メーカーでは、4K/8KのBS放送に対応した分波器を販売しています。もし、新しく分波器を購入するのであれば、こういった4K/8KのBS放送に対応したモデルをします。
テレビの分波器
ナスネ
ナスネとは、PlayStationで有名なソニー・コンピュータエンタテインメントが製造販売している、HDDレコーダーのことです。
HDDレコーダーと言ってもテレビチューナーを内蔵しているので、アンテナケーブルを接続するだけで、番組予約ができます。さらに、受信した番組を、ネットワークに繋がっているパソコンやテレビで視聴できるので、パソコンやタブレットでも使える商品です。
このように便利なナスネには、アンテナ端子が2つ付いています。1つは入力用で、これ1つで地デジとBS放送の両方を受信できます。もう1つは出力側で、その先にテレビなどを接続します。
このように、ナスネのアンテナ入力には分波器は不要です。そのため、ナスネ用の分波器はありません。もし、ナスネのアンテナ出力にテレビを接続する場合は、地デジとBS放送に分ける分波器を追加してください。
pt3など
pt3は、アースソフトのデジタル放送チューナーカードで、主にパソコンを自作する方にのあったパーツでした。しかし、2016年に製造を終了しており、今となっては新製品は入手できません。
pt3は、地デジのアンテナ端子とBS放送用のアンテナ端子があるので、BS放送に対応したマンションの壁のアンテナ端子から接続する場合は、分波器が必要です。
もし、pt3に使うのなら、使う場所の電波の強さにもよりますが、性能が安定している国内の大手アンテナメーカー製の分波器をします。
100均で買える分波器
このタイトルでは分波器としましたが、100均で売っているのは安価に作れる分配器です。アンテナ信号を、そのまま2つに分ける機能しかありません。そのため、信号レベルが低下してテレビが映らなくことがあるので、できません。
とはいえ、電波の強ささえ十分なら、安価な分配器で地デジとBS放送のアンテナ端子の信号を2つに分けて、テレビの地デジのアンテナ端子、および、BS放送のアンテナ端子に繋げば、それぞれを見ることはできます。
ただし、以前100円ショップで売っていた器具で、ある時期からどのお店でも見かけない、といった商品はよくあります。もし、近くの100円ショップに無かったら、インターネットで探すと300円を切るような安価な分配器が売られています。
なお、これは、分波器ではありません。はできませんが、安価な製品を試してみたい場合は、検討してください。
分波器は国産メーカー製
紹介してきたとおり、マンションやアパートでBS放送の共用アンテナが設置されていれば、分波器を使えば、いつも見ているテレビでBS放送が楽しめます。そして分波器は、国産の大手メーカー製です。
ただし、2018年からサービスが開始される4K/8KのBS放送を視聴するためには、この規格に対応したアンテナと分波器などが必要なので、注意してください。
また、ナスネなど、分波器がなくても地デジとBS放送の両方が見られる機器もあります。また、アンテナの出力端子を備えていれば分配器は不要なケースもあります。ケーブルの接続の仕方をきちんと調べてから購入するのがです。
初回公開日:2018年02月19日
記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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