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マットレスの選び方|体重/厚みなど・悩み別|腰痛/肩こり

更新日:2020年08月28日

「睡眠負債」という言葉があるように、現代人は睡眠問題を抱えています。自分に合ったマットレス選びは、質の良い睡眠にもつながります。いろいろなマットレスの特長やメリット、デメリットなど、自分の体にフィットしたマットレスの選び方をご紹介します

マットレスの選び方|体重/厚みなど・悩み別|腰痛/肩こり

マットレスの選び方で重要なのは、固さです。固さによって、寝心地が変わったり、体への負担も変わったりします。

ニュートン

マットレスの選び方で、固さを目安にする単位があります。それがニュートンです。「N」という単位で表示されます。これは、家庭用品品質表示という法律で決められている基準です。

目安としては柔らかめが60N未満、ふつうの固さは60N~100N、かためが100N以上というのが一般的な固さの基準になっています。

しかし、この数値はあくまでも参考であり、マットレスの選び方として固さがすべてではありません。フィット感や寝返りのしやすさなど、数値に表われないポイントもあるので、ニュートンだけ参考にした選び方は危険です。

低反発

低反発マットレスの選び方として「適度な反発力があるか」を確認することが大切です。低反発マットレスは、ゆっくり変形するというのがひとつの特徴となっています。しかし、変形した後にすぐに元に戻らず、そのままになってしまうマットレスは選ぶべきではありません。

高品質の低反発マットレスの選び方は、体の動きに合わせて、適度に押し返してくる物を選ぶことです。常に体にフィットして包み込むような寝心地をキープしてくれます。

高反発

高反発マットレスの選び方として「ある程度の沈み込みがある」という点です。高反発マットレスは、低反発マットレスに比べるとそれほど沈み込むことはありません。体重をかけると、ある程度のところまでは沈み込みますが、それ以上になると、押し返してくる反発力があります。この反発力のおかげで、寝返りが打ちやすい、体圧を分散しやすいということにつながります。

腰痛で悩んでいる人や、ギックリ腰になりやすい人などは、腰が沈み込まない高反発マットレスの方がよいとされています。

悩み別マットレスの選び方

普段使っているマットレスが体に合わないと、徐々に体に不具合が生じてきます。体の疲れを取るための睡眠が、かえって体に負担をかけてしまことになります。体に負担をかけないマットレスの選び方をしましょう。

腰痛

平均すると8時間は眠っています。体を寝かせたときに、どこに一番負担がかかるかという実験が行われました。その結果、お尻に44%、背中の上部や肩甲骨の周りに33%、脚に15%、頭に8%というものでした。実にお尻と背中だけで77%もの負担がかかっていることになります。

お尻と背中が沈み込むことで、腰痛の原因になります。沈み込むことで血行が悪くなります。また、寝返りが打ちにくくなるため、血行不良や筋肉、骨のゆがみなどが起こりやすくなり、筋肉疲労徐々に疲労して腰痛を発症します。さらに、椎間板に圧がかかるためギックリ腰になりやすくなります。

この負荷を分散させて、腰やお尻を沈み込ませないようにするためのマットレスの選び方としては、高反発マットレスを選ぶことです。反発力が強いため腰の部分が沈み込まず、体圧もしっかりと分散してくれます。

肩こり

肩こりは、肩周りの血行不良が原因で起こります。そのため、睡眠時にできるだけ肩周りに負担をかけないマットレスの選び方が大切になってきます。柔らかく沈み込むような寝心地のマットレスは、寝返りが打ちにくいので、肩周りの血流が悪くなってしまい肩こりになりやすくなります。適度に固さのあるマットレスを選びましょう。

また、血行が悪くなる原因としては、体が冷えることも関係しています。そのため、保温性に優れたマットレスを選びましょう。

寝方別マットレスの選び方

寝方にも仰向け、横向き、うつ伏せと人それぞれ癖があります。枕にも横向き用、うつぶせ寝用があるように、マットレスも寝方に合った選び方をするといいでしょう。

横向き

横向きで寝る人は、仰向けで寝る人とほぼ同じ割合です。横向きは、仰向けで寝るよりも、一方に体重がかかることになり、部分的に負荷をかけてしまう寝方になります。横向きで寝るときに一番ストレスのない寝方は、「横向きで寝たときに背骨がまっすぐになるようにする」ことです。そのためには、肩への圧力を下げるマットレスの選び方が大切になります。

横向きで寝るときのマットレスの選び方は、肩に負担のかかる固いマットレスは避けることです。肩の負担を少なくするためには、柔らかく包み込むような柔らかい低反発マットレスを選んだ方がいいでしょう。

うつ伏せ

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初回公開日:2017年12月18日

記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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