【種類別】胡蝶蘭の育て方と枯れる間違った育て方|温度/水やり
更新日:2020年08月28日
種類別胡蝶蘭の育て方
胡蝶蘭は、台湾南部やフィリピン南部など暖かい地域が原産国の植物です。山地の谷間で川が流れる湿度の高い場所に育成しています。木の枝や葉で直射日光が遮られる樹木の幹に着生して、雨季に成長をします。
換気になると休眠して開花する植物です。春から夏にかけて開花し、乾季になるとスコールや日が落ちてから発生する霧によって、水分補給をしながら成長します。根や葉で水分を蓄え、乾燥に耐えられる構造になっています。ランの中では、高温性性種で乾燥に強く、多湿を好む植物です。どのような育て方が最適かを紹介します。
ミニ胡蝶蘭
胡蝶蘭が1本だけ植えられたミニサイズの鉢植えがあります。安価に購入できて気軽な贈り物としても注目されています。ミニ胡蝶蘭は、水やりに注意した育て方をします。苔が乾いたら鉢底から水が流れる位たっぷりと与えます。
水やりの頻度は、夏は5~7日に1回、冬は10~2週間に1回の頻度で良いでしょう。置き場所によって変わりますが、見極め方は苔が乾いたタイミングで与えることです。常に湿った状態ですと根腐れを起こしますから、乾燥したら与えるようにしましょう。
置き場所は、風通しの良い日当たりの良い所が理想です。直射日光に当たらない明るい場所で育てましょう。夏場は特に日差しが強いので、50~60%遮光をしてあげるとスクスク成長します。
ミニ胡蝶蘭は、18~30度くらいの気温で育てると良いでしょう。10度を下回ると枯れてしまうので注意します。乾燥がとても苦手なので、冬場に暖房をかけた部屋に置く場合は、加湿器をセットします。温室内で管理すると温度が一定に保たれるので、ベストな育て方でしょう。
マイクロ胡蝶蘭
ミニ胡蝶蘭が4cmほどの花を咲かせ、マイクロ胡蝶蘭はミニタイプより小さいものを言います。マイクロ胡蝶蘭も普通サイズの胡蝶蘭と育て方は変わりません。とてもコンパクトなサイズなので、自宅用に購入して楽しめますし、置き場所もとりません。
標準サイズの胡蝶蘭と同じく、水やりのタイミングと温度管理を注意すれば長く楽しめるでしょう。小さいサイズでも成長すると大きくなりますから植え替えの必要はあります。2年に1度は、植え替えて苔を交換してあげましょう。水やりと温度管理を注意した育て方をします。
胡蝶蘭の育て方
花芽
胡蝶蘭の花芽とは、葉の根元から出てきた芽のことを呼びます。胡蝶蘭の花が咲き終り、花茎を切ったら新しい花芽を出してくれるでしょう。使用するハサミはウイルスの病気を防ぐために、火であぶり熱消毒をしてから使用しましょう。上手に花芽を成長させて大きくする育て方をしましょう。
二番花
少しでも早く次の花を咲かせたい時は、胡蝶蘭の花が終わったら、根元を切らず2~3節目を切ります。すると、節の所から新しく花芽が伸びてつぼみを付けます。二番花なので、花の数は減ってしまいますが綺麗に咲くでしょう。
二番花を咲かせるには、胡蝶蘭の株自体が元気でなければなりません。葉は、しっかり張りがあり色つやが良い時にチャレンジしましょう。
本来は、花が終わったら根元から花茎を切って、株の回復をしてから次の花を咲かせますが、二番花は株の回復を待たずに咲かせる方法なので、胡蝶蘭に負担がかかるやり方です。胡蝶蘭の株が元気な時に試してみたい育て方です。
水やり
胡蝶蘭の水の与え方は、育てている環境によって変わります。基本的には、植え込みの苔が乾いた時が水やりのタイミングです。乾いたらコップ1~2杯程度与えます。常に濡れている状態を保つと根腐れの状態になりますから、乾いたら与えるの繰り返しになります。
気温が高い時はこまめにチェックし、寒い時期は控えめで良いでしょう。育てている環境を考え水を与える育て方をします。
肥料
胡蝶蘭を贈り物でいただいたら、1ヵ月程度は楽しむ事ができます。花持ちを良くするためには、肥料を与える育て方が効果的です。液体肥料を与えると効率的に成長を促す事ができ、緩効性の化学肥料を与えると、胡蝶蘭の温度を保つ事ができる商品もあります。
冬の時期に緩効性肥料を与えると、管理がしやすくなる育て方ができるでしょう。胡蝶蘭の肥料は、市販されている洋ラン用の肥料でかまいません。適切な量を守って与え、与えすぎると株を傷める結果になります。
植え替え
初回公開日:2017年12月03日
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