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【種類別】いちごの育て方|種・苗から/プランタ・地植え

更新日:2020年08月28日

甘酸っぱく見た目も可愛らしいいちごは、誰もが一度は育ててみたい野菜の一つではないでしょうか。育て方のポイントを押さえれば、ご家庭でも美味しいいちごが堪能できます。この記事では、種類別の育て方や、種や苗からの育て方などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【種類別】いちごの育て方|種・苗から/プランタ・地植え

1)いちごの苗の根鉢より少し大きな植え付け穴を掘ります。根鉢を少し崩してから、浅めに植え付けます。クラウンと呼ばれる成長点となる新芽の部分が、少し隠れる程度に植えましょう。

2)苗を植え付け終えたら、水をたっぷりと与えましょう。その後は、土の表面が乾いている時に水やりを行います。冬も同じように水やりを行なってください。水やりの際は、跳ねた土が葉にかからないように注意してください。葉に土がかかると、病気にかかる率が上がってしまいます。

3)2月下旬頃、株元を藁で覆うか、ビニールでマルチングします。こうすることによって、病気にかかりにくくなります。

いちごの鉢植え・プランターでの育て方

地植えでの育て方が難しく、ベランダなどで数株だけ育てるのを楽しみたい場合は、鉢植えやプランターでの育て方を知っておくと良いでしょう。植木鉢なら通気性に優れた素焼き鉢が、プランターであれば、幅65㎝、奥行20㎝、高さ20㎝サイズのもののご使用をします。

鉢植えやプランターで育てる場合、いちごの苗の植え付け時期は、9月下旬~10月上旬頃が適しています。植木鉢に植える場合は6〜7号鉢に1株、プランターなら株間の間隔を15㎝〜20㎝取り、3~4株が目安となります。水はけをよくするために、鉢底やプランター底に石を敷き詰め、浅植えにしましょう。

いちごは室内で育てた方がいい?

いちごは、室内での栽培には向いていません。室内で育てると、いちごの育て方のポイントの一つである日光不足に陥って不健康になり,病気にかかりやすくなります。また、自然条件下では花蜂が受粉をしてくれますが、室内の場合は人の手で受粉しなければいけません。その手間を省くためにも、冬期、霜が降りたり、気温が氷点下を下回る場合のみ、室内に入れるようにしましょう。

いちごの「ランナー」とは?

ランナーとは、「匍匐茎(ほふくけい)」とも呼ばれ、地上を這って伸びるツル状の茎のことを言います。5月から6月のいちごの収穫最盛期には、このランナーも伸びてきます。このランナーがあると養分が分散してしまいます。この時期に伸びてくるランナーは、株元から切り取ってしまいましょう。これが美味しいいちごの育て方のコツです。

水やりの頻度

いちごは、根を浅く張るため乾燥しやすいのが特徴です。そこで、水やりがいちごの育て方の重要なポイントとなります。土が乾燥したら水やりを行いますが、乾燥してから時間が経つと株が弱ってしまうので、頻繁に株の状態を観察しましょう。特に、いちごの花が咲き始めて結実が始まったら、度々様子を確認し、必要があれば水を与えてください。

いちごは、冬は休眠するので吸水量が落ちますが、水やりを忘れずに行いましょう。水を与えるタイミングは、土の表面が乾いている場合です。晴れた日の午前中に、たっぷりの水を与えるようにしましょう。

いちごの収穫後は?

いちごの種や苗からの育て方をご紹介しましたが、いちごはバラ科の植物で、りんごや桃と同じく多年草です。ですから、翌年もいちごを栽培したい場合、本来ならば前述したランナーを生育し、その株を植え付ける育て方が一般的です。

いちごの場合、1株から10本ほどランナーが伸び、その先に子株が付きます。1番目の子株は育ちすぎる傾向にあり、親株の病気を引き継ぎやすいので、一般的には2番目以降の子株を残し、ポットに植え付けます。店頭で苗として販売されているのは、この子株です。

残すランナーの選び方ですが、一番収穫量が多かった丈夫な株を選び、そこから太くて最もよく伸びている苗を残します。親株は可哀想ですが、感謝の気持ちを込めて処分します。

いちごの地植えでの育て方

ここでは、いちごの地植えでの育て方をご紹介していきます。いちごを地植えで栽培するのは、最も一般的な育て方です。畑や花壇などの広いスペースがある方は、ぜひ挑戦してみてください。

いちごの畑への植え付け方法

1)日当たり、風通し、水はけのよい場所を選び、幅60〜70cm、高さ15〜20cmほどの畝を作ります。

2)30cm〜40cmほどの株間を取り、クラウンを埋めないように苗を浅く植え付けます。植え付け後はたっぷりの水を与えましょう。

3)2月上旬頃に、窒素、リン酸、カリウムの成分量が8~10%の化学肥料を、株元から10cmほど離して追肥します。肥料を撒いた後は、土の表面を軽く耕しておいてください。

4)2月下旬頃、株元を藁で覆うか、ビニールでマルチングします。こうすることによって、病気にかかりにくくなります。

いちごの地植えでの育て方のポイント

いちごの地植えでの育て方のポイントですが、いちごは連作を好まない野菜なので、できれば場所を変えて栽培しましょう。いちごを毎年同じところで栽培すると、年を追うごとに花付きと果実の付きが悪くなり、葉ばかりが茂るようになってきます。もし畑が狭く、移動ができない場合は、いちごの栽培を1~2年間休むようにします。

家庭菜園で美味しいいちごを堪能しよう!

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初回公開日:2017年12月04日

記載されている内容は2017年12月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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