【種類別】カランコエの育て方|テッサ/ウェンディ/白銀の舞
更新日:2020年08月28日
茎が長く伸び細く間延びしたものを徒長(とちょう)と言います。その状態は、日照不足や水のあげすぎ、水はけの悪さ、肥料の与え過ぎなどが原因です。この状態になってしまうと見映えも悪く、害虫や病気に対する抵抗力も弱くなってしまいます。
徒長してしまったら?
この状態から脱するためには、太陽光をたっぷりと当て風通しの良い場所で育てることが重要です。1度徒長してしまったものは直らないので、その後の育て方としては挿し木や切り戻す必要があります。美しく健康な育て方で一番重要なのは、日照管理と水はけの良さです。
カランコエは挿し木で増えるので、伸びてしまったところを切って下部の葉を取り除き3、4日切り口を乾燥させます。それから新しい土に挿し、風通しの良い場所で育てましょう。水はすぐに与えず、10日後付近であげるのが良いです。
カランコエの冬の育て方は?
冬のカランコエの育て方で重要なことは、夜は霜が降りると枯れる可能性があるので屋内に取り込むことです。耐寒性の強いカランコエの種類でも0度が限界です。種類によっては5度以下で枯れてしまいます。日中は陽の光に当てるために外に出しても構いませんが、必ず夜は屋内に取り込むようにしましょう。
また、冬でも日光に当てないと弱ってしまうため、できるだけ日向に置くようにしてください。窓からあまりにも近いと冷気で弱る可能性もあります。エアコンの風が直接当たるような場所も好ましくありません。
冬の水やりは表土が渇いてから2、3日経ってからたっぷりあげるようにしましょう。水を上げる頻度は控えめの方が良いです。
カランコエの状況別育て方って?
カランコエの育て方で花が終わったらどうすればいいのか、花が咲かなかったらどうしようという悩みはありませんか。状況別の育て方をご紹介します。
八重咲き
カランコエの育て方で重要なのは花の管理です。1本の茎に何個も花を咲かせますが、その花が三割枯れてきたら付け根から切ります。そうすることで、新しい花茎が出てきます。この作業をするかしないかで、花を長く楽しめるかが決まります
全体の花が咲ききったら、5~6月の間に花茎を取り除いて1/2程度の高さで切り戻すのが上手な育て方のポイントです。切り戻しを行うことで、冬に今までと同じように美しく咲いてくれるでしょう。他の種類のカランコエも、同じようなお手入れできれいに咲いてくれます。
花が咲かない時は?
カランコエは短日植物です。一定の日照時間以下になると花芽がつきます。育て方は簡単ですが、花を咲かせるのには手間がかかります。カランコエを育てていて花が咲かないのは、短日処理をしていないからでしょう。
花を咲かせたい場合は冬の日照時間に合わせると良いので、夕方5時~翌朝7時頃まで段ボールなどをかぶせて短日処理を施します。これを約1ヶ月ほど続けると花芽が出てきます。夜に蛍光灯などの人工照明を使用していても花芽がつきにくくなるので気をつけてください。
また、温度も重要で10度以下になると花芽がつきにくくなります。5度以下で成長も止まってしまうので育て方には気をつけましょう。
カランコエの室内での育て方は?
日当たりの良い場所に置く
カランコエは日の光を好む植物なので、育て方で重視したいのは日照管理です。室内でも日当たりの良い場所で育てましょう。しかし、直射日光は日焼けしてしまうことがあるので、長時間当てるのはあまり良くありません。程よく日の当たる場所に置くと、健康に育ちます。
水やりはほどほどに
多肉植物の育て方で難しいのは水やりではないでしょうか。多肉植物は水をあまりやらなくてもよいと良く言われますが、どの頻度で与えれば良いか分かりづらいことがあげられます。表面の土が渇いてから鉢底から滴るほどに水をあげ、また表土が渇くまでそのままで良いです。
ただし、注意しなければならないのが水はけの良さです。多肉植物用の土であれば水はけ良く配合されていますが、通常の草花用の土を使用すると保湿できる状態のものもあります。水分が留まったままだとカランコエは根腐れを起こしやすくなるので、植え替えの際は土にも注意するのが育て方のポイントです。
毎年カランコエを咲かせるために
初回公開日:2017年11月28日
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