アスパラの育て方と観葉植物としての育て方|種・苗から
更新日:2020年08月28日
アスパラの育て方として、苗から育てる方が楽です。なぜなら、早く収穫の楽しみが味わえるからです。種から栽培する場合は、費用は安いのですが収穫まで実に3年以上かかってしまいます。
しかし、苗の場合であれば翌年には収穫が期待できます。また、苗のなかでも1年生苗は値段的に安いのですが、収穫まで時間がかかります。2年生苗である大苗は、多少お高くても植え付けた年から収穫が可能になります。
太いアスパラの育て方
太いアスパラの育て方で大切なのは、やはり肥料です。アスパラは肥料食いなので、たっぷりの肥料を与えなければ、太くなりません。
もうひとつ、大切な育て方のポイントとして、芽をすべて採りつくしてしまわないということです。ある程度収穫を楽しんだら、後は残しておいて葉を茂らせておきます。こうすることで、夏場に葉を伸ばして光合成をおこない、根にしっかりと栄養を蓄えることができて、太いアスパラを収穫できます。
冬のアスパラの育て方
冬のアスパラの育て方のポイントとしては、寒さ対策をするということです。アスパラは、冬の間何もせずにそのままにしておくと、凍害によって「茎枯病」にかかってしまうことがあります。
これを防ぐためには、残した芽の地上に出ている部分が枯れたのを確かめてから、根元で切り取ります。そして、もみ殻や稲藁、堆肥などで表面を覆って寒さ除けをしてあげることが大切です。
種類別の観賞用アスパラの育て方
観賞用アスパラの育て方は、比較的手がかかりません。乾燥や病虫害にも強く、関東よりも西であれば越冬も可能です。ホームセンターはもちろん、100均ショップのハイドロカルチャーコーナーでも売られているので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。
スプレンゲリーの育て方
スプレンゲリーは、シダのような見た目でボリュームがあります。色合いは、光沢のあるグリーンが特徴です。最近では、結婚式のフラワーアレンジメントにも使われるようになりました。
スプレンゲリーの育て方で注意したいポイントは「水のやりすぎ」と「直射日光」です。もともと乾燥に強いタイプなので、水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。直射日光に当てると葉が焼けてしまうので、窓辺に置く時にはレース越しに置くといいでしょう。
ナナスの育て方
ナナスは、細い糸状の葉が特徴で見た目がとても涼しげです。ハイドロカルチャーで売られていることが多いので、目にした人も多いでしょう。
ナナスの育て方で注意したいポイントは、過湿を嫌うという点です。そのため、水のやりすぎは禁物です。また、ナナスは根張りが旺盛な植物です。
透明の花器などに植えられている場合は、様子がわかりやすいのですが、そうでない場合には、いつの間にか花器一杯に根が張って、根詰まりを起こしやすくなります。根詰まりを起こす前に、植え替えをするようにしましょう。
採れたて最高!自家栽培アスパラで旬を味わおう!
アスパラは、育て方のポイントさえ押さえておけば、ほぼ放置していてもスクスクと育ってくれます。プランターでも育つので、ベランダ菜園にもピッタリです。
何よりも、採れたてのアスパラの美味しさは、感動ものです。アスパラが苦手という小さなお子さんも、きっと食べられるようになるでしょう。茹でたり、炒めたり、天ぷらにしたり、初夏の旬の味を手軽に味わってみましょう。
初回公開日:2017年11月23日
記載されている内容は2017年11月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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