【種類別】ラベンダーの育て方｜地植え/プランター/刈り込み
更新日：2020年08月28日
ラベンダーの地植えでの育て方
ラベンダーは、地中海気候である高温・低湿の環境が最も適しています。日本のような高温・多湿気候は苦手なので、地上での育て方で注意したいのが「過湿」です。ラベンダーの地植えの育て方として最適な場所を選ぶとすれば「日当たりがいい」「風通しがいい」「水はけがいい」の3つのポイントを押さえておきましょう。
地植えの育て方のなかで、水やりは頻繁にする必要はありません。雨に任せておいても乾燥に強いので弱るということはありません。真夏に日照りが続いたときに、たっぷりと与えれば大丈夫です。水やりは、朝の涼しいうちにやります。気温の高いときに水やりをしてしまうと、水蒸気が蒸れを引き起こしますし、根に温度の高い水が当たり、根腐れをする危険性があります。
地植えの育て方のなかでの肥料は、鉢植えと違って流れてしまうことがないので、頻繁に与える必要はありません。開花前と開花後の2回、肥料を与えれば十分です。
ラベンダーの鉢植え・プランターでの育て方
ラベンダーの育て方で、鉢植え・プランターの場合のポイントは、どの品種も日当たりと風通しを注意するということです。高温多湿に強い品種もありますが、基本的には過湿にならない環境を整えます。
鉢の大きさは、ラベンダーの苗よりも一回り、二回り大きいものを選びましょう。成長するのに合わせて植え替えをしていきます。「大は小を兼ねる」と最初から大きな鉢に植えてしまうと、土に含まれる水分が多くなってしまい、過湿状態になってしまいます。また、小さな鉢のままでは、根詰まりを起こしてしまいますから、成長に合わせて鉢の大きさを変えるのが上手な育て方のポイントになります。
水やりは、表面の土が乾いてから、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。基本的には、やや乾燥気味にしながら育てることです。肥料は、地植えと違って水やりをするたびに鉢から流れ出てしまうので、定期的に追肥をしてあげましょう。
ラベンダーの冬の育て方
ラベンダーというと北海道の富良野のラベンダー畑が有名です。北海道は、冬は寒いのですが、湿度が少ないぶん耐寒性のあるラベンダーにとっては過ごしやすい環境といえます。
冬のラベンダーの育て方のポイントは、霜対策です。ラベンダーは、雪が降っても枯れることはありません。しかし、霜によって株にダメージが及ぶと枯れてしまいます。そのため、寒さの厳しいところでは、株の根元にワラや枯れ葉、腐葉土などで防寒と霜よけをしておくと安心です。
また、冬越しする準備として、剪定を行うことも育て方の大切なポイントとなります。全体の高さがほぼ半分になるように刈り込みます。こうすることで、雪の重みなどで絵倒れを防ぎます。冬の間はラベンダーも成長を止めているので、水の吸い上げも最小となります。土壌が湿っていると霜の原因にもなるため、できるだけ冬の間は乾燥気味にするのが育て方のポイントです。
ラベンダーの育て方と刈り込み方法
ラベンダーの育て方で、重要なのが刈り込みです。その目的は「形を整える」「収穫のため」「健康維持」「花を多くつける」ためです。
ラベンダーは、放置しておくと茎があちこちに伸びるため、樹形が悪くなってしまいます。育て方としては、伸びすぎた枝が増えたら刈り込みます。刈り込み時期として3月、5月下旬～7月上旬、9月、12月くらいに、伸びた部分を刈り込むようにしましょう。
また、花が咲く5月下旬～7月上旬に、花・蕾を含めて収穫します。翌年も多くの花をつける育て方は、ラベンダーの根元から5～6節ほどを残して刈り込むことが大切です。
蒸れを嫌うラベンダーの健康を維持するために、刈り込みが大切です。根元にびっしりと茎が生えると、風通しが悪くなって日が当たらなくなるだけでなく、病気や害虫がつきやすくなります。古い茎や内側に伸びている茎などを刈り込んで、風通しを良くしてあげましょう。
ラベンダーを生活に取り入れよう
ラベンダーには鎮静作用があります。ストレスからくる不安や緊張、イライラなどを和らげてくれるので、現代人にはぴったりのハーブといえます。リラックス効果があるので、偏頭痛や高血圧にも効果があるといわれています。さらに、ラベンダーのポプリを作って、クローゼットの中に入れておけば、いい香りだけでなく防虫効果があります。
正しいラベンダーの育て方でたくさん収穫して、ラベンダーを生活の中に上手に取り入れましょう。
初回公開日：2018年01月04日
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