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【種類別】ベゴニアの育て方|球根/鉢/冬/切り戻し/木立性

更新日:2020年08月28日

公園の花壇などで見るベゴニアはとても身近な花です。さまざまな大きさとカラフルな花は、庭やお部屋を明るく彩ってくれます。ベゴニアはとても多くの種類があり、種類によって育て方が違います。ベゴニアの種類ごとの育て方や最も難しい冬の育て方などご紹介します。

【種類別】ベゴニアの育て方|球根/鉢/冬/切り戻し/木立性

ベゴニアの冬の育て方

ベゴニアは寒さに弱い花です。冬になったら温かい室内に入れて、直射日光の当たらない窓辺で管理しましょう。室内の最低温度は7度以上に保つ育て方をします。冬になると休眠期に入るので、乾かし気味に管理してあげると良いでしょう。

球根タイプのベゴニアは、水やりや肥料を与えないようにします。地域によって外の気温が10度以上に保たれる場合は、屋外での越冬も可能です。

ベゴニアの室内での育て方

ベゴニアは多くの種類がありますが、中でもエラチオール・ベゴニアは、室内で育てるのに適しています。エラチオール・ベゴニアは暑さ寒さに弱い種類ですから20度前後に保った室内で育てると良いでしょう。

冬の最低温度は10度程度必要で、室内の日当たりのよい窓辺に置く育て方をします。室内に置く時は、エアコンの風が直接当たらない場所で管理して、冬は日が落ちたら窓ガラスから離れた場所へ移する育て方をします。

春から夏にかけては日差しが強くなるため、レースカーテン越しに置きます。室内で長く育てていると、バランスや花付きが悪くなるので切り戻しをして整えてあげましょう。ベゴニアを室内で管理すると、ベゴニアに適した温度調節ができるメリットがあります。

ベゴニアの育て方で気を付けたい切り戻しの方法

ベゴニアは、ある程度育てるとバランスが悪くなり、切り戻しをする必要があります。ここではエラチオール・ベゴニアの切り戻しについてお話しします。

ラチオール・ベゴニアを冬から育てると、3月ごろバランスが悪くなってきます。3月中旬から4月中旬に軽く切り戻し作業をします。開花した主茎を地際から3~4節の位置で切ります。数週間後に側枝が伸びて、もう一度花を咲かせてくれるでしょう。

5月中旬以降は開花が終わるので、草丈の1/2~1/3の脇芽のある節の上で切り戻します。こうすることで、ベゴニアのバランスが良くなりスクスクと成長します。

ベゴニアの鉢での育て方

ベゴニアは温度管理が難しく、何度チャレンジしても失敗する場合があります。ここでは、屋外で鉢植えベゴニアを管理する育て方をお話しします。

ベゴニアの鉢は置く方位によって育て方が変わります。「東と南側」に鉢植えを置く場合は、一日中日当たりが良い環境なので、ベゴニアにとって最適でしょう。ただし、光量が多すぎるので、寒冷紗などを使用して50%ほど遮光します。雨による跳ね上がりが無いように、置台や棚の上で管理する育て方をします。

「西と北側」に置く場合、強い西日を遮るように30%の遮光をしてあげます。北側は道や広場に面した明るい場所なら、木立性のベゴニアの花が良く咲くでしょう。吊り鉢にする育て方をすると、環境が良くなります。塀などに囲まれた場所なら、根茎性のベゴニアやレックスベゴニアなら育てられます。

ベゴニアを使った「ベルギーフラワーカーペット」

ベルギーでは2年に1回、ベゴニアなどの生花を使ったイベントが開催されます。毎回、イベントのテーマが決められ、前日には100名以上の職人さんが手を入れた80万本以上の色鮮やかな花がブリュッセルのグランプラス広場を埋め尽くします。

ベゴニアはベルギーのゲント近郊で栽培される花で、イベント会場では多くのベゴニアが使われます。2016年のイベントでは、日本がテーマになり、若い日本人女性アーティストもデザインを考案しました。

来年はどのようなテーマで開催されるか楽しみです。圧巻のフラワーカーペットを見にベルギーまで行ってみてはいかがですか。

ベゴニアは愛情をかけて育てましょう

ベゴニアはとても手間のかかる花で、育て方が大変です。品種によって育て方に違いあり、最もポピュラーなセンパフローレンスが一番簡単に育てられます。ベゴニアはとてもカラフルな花を咲かせ、お部屋の中が寂しくなる冬場に花を咲かせる種類もあります。

育て方のポイントは、冬場の水と温度管理です。ベゴニアの種類ごとに温度管理をして、水を与えすぎないようにしましょう。しっかりマスターして、愛情をかけて育ててみましょう。

初回公開日:2018年01月04日

記載されている内容は2018年01月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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