石灰肥料の種類と特徴・効果・使い方・まき方・平均価格
更新日:2020年08月28日
酸性土壌を石灰肥料で中和する効果は、土壌の土質によって効果のでかたが異なります。砂土の方が石灰肥料の土壌中和効果がでやすい。土質によって酸性の程度にようって中和効果が異なるので使用する石灰肥料の量を調整して使用します。
植物には、生長に必要な窒素、リン酸、カリの3要素があります。そのほかに微量要素といわれるカルシウム、マグネシウム、硫黄、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅、塩素などがあります。これらも3要素と同じように植物の成長を助ける効果があります。
石灰肥料に微量要素が含まれているので微量要素による効果があります。微量要素は、野菜の食味をよくすることにも効果があります。
石灰肥料のまき方
石灰肥料の使い方については、ほとんどの植物が弱酸性から中性土壌を好みますので酸性土壌を弱酸性土壌に中和するために石灰肥料を利用します。土壌の酸性の程度によって石灰肥料の種類や使用する量を調整して使用します。酸性度の強い土壌では生石灰肥料や消石灰肥料を使し少しだけ酸性の強い土壌では苦土石灰肥料や炭酸カルシウム、有機石灰肥料などを使います。
またウイルスや細菌は、生存できるph域が決まっているので強酸性でもアルカリ性の環境でも死滅してしまいますのでこの効果を利用して土壌を消毒することで殺菌することで消石灰は、家畜伝染病の狂牛病や鳥インフルエンザの予防と消毒にも利用されています。
石灰肥料の平均価格・値段
石灰肥料の価格は、比較的に安価な物が多いです。粉状の物と粒状の物があります。
・粒状に加工した消石灰は、100円から200円くらい高いです。
・消石灰は、10kg~20kgで 500円から2000円くらいです。
・苦土石灰は10~20kgで 800円から2500円くらいです。
・有機石灰10kg~20kgで 800円から2500円くらいです。
石灰の乾燥剤を肥料として使用する方法
石灰の乾燥剤を肥料として使用する方法とは、乾燥剤の中身は、生石灰とシリカゲルが利用されていることが多いです。乾燥剤に利用されている生石灰を使用後に取り出します。シリカゲルは、肥料としては使えません。乾燥剤で利用された生石灰は、水分を吸収して化学反応することによって消石灰に変化しています。
したがって乾燥剤で利用された生石灰は、、消石灰と同じように酸性土壌の中和する効果と土壌の消毒効果をねらって利用できます。石灰の量が少ないので鉢植えやプランターの土壌改良材として利用するとよいでしょう。
畑をつくる
雨が多く水に流されやすいアルカリ成分を失うために酸性に傾きがちな日本の土壌は、そのままでは野菜の栽培に適さない酸性土壌場合が多いので安価で効果的な石灰肥料を利用して中性から弱アルカリの野菜の栽培に適した畑の土壌を準備して野菜の栽培に挑戦してみましょう。
石灰肥料の消石灰や苦土石灰などを野菜の苗を植え付ける前に畑に散布して土壌によく混ぜ込むようにして畑の土壌を中和する効果を上手に利用することでトマトやキュウリ、なすなどそのほかの野菜の連作障害やウイルスによる病気の発生を予防して健康でおいしい野菜を簡単に栽培できるでしょう。
初回公開日:2018年01月30日
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