ワンルームでの一人暮らしのレイアウト・インテリアキッチンの使い方
更新日:2020年08月28日
ワンルームを広く見せる為に色が人に与えるイメージにも気をつけていきましょう。一般的に壁紙の色は白やそれに近い薄い色だと思いますが、白は人に解放感を感じさせる効果があります。壁紙が白や白に近い色の場合は、白をベースカラーとしバランスを考えながら家具などで色を足していきましょう。
ワンルームをすっきり見せる配色比率は「70・25・5」
部屋をすっきりとまとまって見せる為の配色の黄金比率は基本色(ベースカラー)が70、補助色(アソートカラー)が25、強調色(アクセントカラー)が5、となっています。壁紙や天井が白の場合は白をベースカラーとしてレイアウトをしていくとまとまりやすいでしょう。黒が好きという方は多いと思いますが、その場合はアソートカラーに設定します。アクセントカラーではこの場合、赤やシルバー、観葉植物等で緑を設定することが多いです。
もちろんこれは基本的にはこのような割合が望ましい、という比率であるのでセンスに自信が持てたら比率を少しずつ変えたりさらに色を加えても構いません。
視線を一か所に集めるポイントを作る
収納を確保しつつ部屋をお洒落に広く見せたい場合は部屋の一か所に視線が集まりやすい場所を作りましょう。魅せるポイントを一つ作るとすっきりとした印象が生まれます。またそこ以外の場所に収納スペースを作っても圧迫感を持たれにくくなるというメリットがあります。
視線を集める一か所を作る際の候補で一番最初に挙げられるのがテレビ周りです。テレビとテレビ台を中心に本やCD、DVDを配置したり、ポスターや観葉植物を飾ってみたりしてみましょう。また視線を集める一か所の周りにデスクを配置したり、趣味で使うものを配置したり、ソファを配置したり、カーペットを敷いたりすると沢山のものが置かれていながらまとまった印象が生まれます。
魅せる場所が作れたら、反対側にベッドを配置したり、ベースカラーに合わせた背の高い収納家具を置いたりしても自然な印象を作りやすくなります。
一人暮らしのワンルームで更なる収納を生み出す工夫
これまで一人暮らしのワンルームのインテリアの選び方、レイアウトのコツなどを紹介してきましたが、より収納力を上げるテクニックについても紹介していきたいと思います。どれだけ配色やレイアウトにこだわり洗練した印象を持たれる部屋を作っても、モノが散乱しているようではお洒落には見えません。ワンルームの一人暮らしでは収納の確保もしっかりと考えていかなければなりませんよね。
見せる収納と隠す収納を分類する
一人暮らしのワンルームでは収納したいものの全てを隠すことはなかなか難しいものです。ですので、何を隠して何を見せるのかを考えていきましょう。例えば本やCD、DVDであれば見せる収納にしてもお洒落に見えます。先ほど紹介した魅せるポイントの一か所周辺に置いてしまっても構いません。衣服もきちんと整頓された状態であれば部屋のどこかに掛ける収納方法をとってもお洒落に見えます。見せて収納するものと隠して収納するものを分類することができれば、限られた隠す収納スペースに収めるべきものがわかってきます。
デットスペースの有効活用
ワンルームで一人暮らしをしている場合はデットスペースも積極的に有効活用していきましょう。デッドスペースをいかに生かせるかが一人暮らしのワンルームでは収納力に大きな差を生み出します。大型家具を配置した際に自宅のワンルームの構造上すっきりと埋まらなかったスペースはありませんか?収納を増やすのに生かせそうだけどなんとなくそのままにしているところはありませんか?そのような場所に工夫を加えて新しい収納場所を生み出し有効活用していきましょう。
一人暮らしのワンルームでは少しの隙間も貴重です。ベッドやソファの下の空いた空間の活用といった基本的なことから、構造的に突っ張り棒を設置できそうなところを見つけたり、わずかな空間にはまる収納家具を設置したり、積極的に工夫を凝らしましょう。
思い切って収納スペースを作り全て収めてしまうのも一つ
例えば読書が趣味であまりにも蔵書が多い場合、同じように、CDやDVDが多い場合はテレビ台等に収納するには限界があります。そこで思い切って全てが収まる程の大きな収納家具を配置してしまうのも一つです。これはこれまでの部屋を広く見せる為に低い家具を配置するというセオリーに反しているようですが、ものが溢れて乱雑に床に置かれるという状態よりはすっきりして見えます。一つの場所にすっきり収めてしまえば一つのインテリアのように見せることが出来ます。また一つの場所に収めきることで結果的に床を広く見せることが出来たり、視線の分散を抑えたりでき、良い印象が生まれます。
キッチンスペースの収納やレイアウトについて
ワンルームの一人暮らしではキッチンスペースの見せ方も悩みどころの一つですよね。
部屋がどれだけ仕上がっても、キッチンスペースだけは生活感が出てしまったりテイストを合わせることが難しかったりするものです。そのような悩みを持つ場合にする方法は、部屋とキッチンのテイストをあえてしっかりわけてしまうという方法です。
キッチンは食材のストックする場、調理する場と割り切ってテイストをガラリと変えてしまうのも一つの手です。そうすることでメリハリが生まれてすっきりとします。先ほど魅せるポイントを一か所作るという方法を紹介しましたが、今度はリビングスペース全体を魅せる場として捉えてしまうのです。一人暮らしのワンルームのキッチンスペースで優先すべきはお洒落さよりも実用性と清潔感と割り切って考え、すっきり収納されているかどうかに焦点を当ててみましょう。
ワンルームのあまり広くないキッチンでも工夫をすれば収納場所を増やしていくことは十分に可能です。シンク下はデッドスペースを生かしきれていない場合が多いので改めて確認してみることをします。また、シンクの下にゴミ箱を入れてしまうのも一つの手です。シンク下にゴミ箱を収納してしまえば、匂いも気になりませんし、生活感を減らすこともできます。
このようにキッチンのレイアウトは収納力を高める工夫とともにすっきり見せる工夫もしていきましょう。調味料等もしまえてしまえば理想ですが、すっきりと並べてしまえば外に出ていても構いませんし、調理器具などもデザイン等を合わせれば、ひっかけて見せる収納方法をとっても綺麗に見えます。あまり広くないキッチンだからこそ様々な工夫が楽しめます。
また現在はお洒落なキッチン用品が沢山売られているので余裕がある場合はデザイン性にこだわってみても良いでしょう。あえてリビングスペースとは違うテイストで仕上げてみてもお洒落に見え面白いです。
初回公開日:2017年03月31日
記載されている内容は2017年03月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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