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2019年01月26日

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

年末になると給与所得者には会社から年末調整用の書類が配布され、そのなかには配偶者控除などの他に保険料控除申告書があります。保険料控除申告書の正しい書き方や、還付金の計算方法などを紹介しますが、申告書の書き方によって還付金が変わることもあるので注意が必要です。

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

年末調整で還付金を受けられる?

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

会社員や公務員などの給与所得者にとって、年内最後の12月の給料は年末調整で所得税が戻ってくるか、いわゆる還付金がどの程度あるかが楽しみの一つです。場合によっては還付金はなく、いつもよりも多く所得税が引かれてしまうこともあります。

毎年、必ず行なわれる年末調整なので、その仕組みや書類の書き方などをよく理解しておくことが重要です。特に保険料控除申告書は多くの人が使える大切な書類と言えるでしょう。

年末調整とは

年末調整は、会社員や公務員などの給与所得者の1月から12月の1年間の給与所得や源泉徴収した所得税などについて、12月の最終支払日に再計算して所得税の過不足を精算する制度です。

給与所得から各種の控除を引いた額に所得税がかけられますが、年末調整ではこの各種控除を改めて再計算します。扶養控除等申告書、配偶者控除等申告書、保険料控除申告書など必要書類の書き方を間違えないように正しく記載して提出しましょう。

給料で所得税の過不足額が調整される

所得税は、その月の給料から各種控除を引いた課税所得と言われる額に所得税率を掛けるので月々によって一定ではなく、年末調整で最終的に1年分の調整をします。

今年の控除額は前年の年末に申告した扶養控除と配偶者控除で計算されていますから、今年分でそれらの控除内容に変更があれば再計算され過不足額が調整されます。さらに生命保険などの支払いがあれば、保険料控除申告書の提出で控除額が計算されて所得税が減額されます。

申告書により控除額が決定される

所得税の計算の元になる控除額は、各種の申告書によって決定されます。年末調整の際に有効になる申告書は次の4つです。

・扶養控除等(異動)申告書
・配偶者控除等申告書
・保険料控除申告書
・住宅借入金等特別控除申告書

申告書の内容によって控除額が決まりますので、書き方に間違いがないように注意しましょう。なお、医療費控除や住宅ローン控除、寄附金控除などは年末調整ではできません。春の確定申告での対応になります。

保険加入者は保険料控除申告書を提出しよう

生命保険や医療保険に入っている人は、保険料控除申告書を提出することで給与所得から保険料控除を受けることができます。健康保険という国の社会保障だけでなく、自分でも医療費負担に備えているという理由から、税金、所得税の負担を軽くしてもらえます。

また、生命・医療保険だけでなく地震保険に加入している人も、地震保険料を払って地震災害への備えをしているという理由から、保険料控除を受けることができます。

保険料控除申告書を提出しよう

生命・医療保険、地震保険に加入している人は、保険料控除申告書を必ず提出しましょう。年末調整でなにかしらの還付金が戻ってきます。

保険料控除申告書では生命・医療保険、地震保険の他、介護医療保険や個人年金保険、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除の申告ができます。

申告書の書き方は難しくないですが、正確に記載しないと修正などの後処理が面倒です。正しい書き方で申告して、スムースに年末調整を受けましょう。

保険料控除申告書の書き方を7つ解説

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

保険料控除申告書は、生命保険料控除や地震保険料控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除を受けたい人が使う申告書ですが、それぞれの項目の書き方を紹介します。

それぞれの控除毎に対象も違い書き方も異なるので、正しい書き方を確認して申請するようにしましょう。年末調整には保険料控除申告書の他に、扶養控除や配偶者控除などの申告書もありますが、これらも書き方を間違えないように注意しましょう。

1:一度書き方を覚えたら毎年安心

保険料控除申告書の記載欄は多くの項目があって煩雑ですが、毎年同じ内容の書類ですから一度書き方を覚えてしまえばその後の書き方はほぼ同じなので心配することはありません。

毎年、年末調整で申告する内容に大きな違いはないので次の年の年末調整の参考として、念のため記載した保険料控除申告書をコピーして控えをとっておくことをおすすめします。添付する保険会社の控除証明書などのコピーもとっておいたほうが良いでしょう。

2:申告書の正式な名称の書き方

申告書の正式な名称は、「平成30年分 給与所得者の保険料控除申告書」と言います。控除額などが毎年税制改定で変わることがありますので、毎年新たな内容、様式の申告書が発行されます。

平成29年分までは、配偶者特別控除欄と同一用紙でしたが、平成30年分からは、保険料控除単独の申告書になっているのが特徴です。配偶者特別控除欄と分離されたことによって、書き方も簡単になっている部分もあります。

3:支払者・氏名・住所・生年月日

保険料控除申告書の上部には、給与の支払者の名称や法人番号、所在地の記入欄の他、申告者の氏名、住所の記入欄、捺印箇所があります。生年月日の記入欄は、扶養控除等(異動)申告書の方にあるので、保険料控除申告書にはありません。

給与の支払者の名称や法人番号、所在地はあらかじめ会社の方でゴム印などを使って記入してありますので、申告者は氏名と住所を記入して捺印するだけでこの部分の書き方は完了です。

いつ現在で書くのか

11月の中旬ごろになると、会社から保険料控除申告書が扶養控除等(異動)申告書や配偶者特別控除申告書などと共に配布されますので、その時点での保険料などの支払い状況を記載します。

保険会社からは10月ごろになると、控除証明書のハガキが郵送されるはずなので、それに記載された支払い金額などを記載します。ハガキが届いていない場合などは保険会社に確認して、必要であれば証明書の再発行などを依頼しましょう。

年内に変更があった場合

年末調整の書類を提出した後、12月31日までに新たな生命保険料や地震保険料などを支払った場合には、1月末までに年末調整のやり直しが必要になります。

保険会社からの新たな控除証明書を付けて、保険料控除申告書を再度提出します。これは保険料だけでなく、扶養家族や配偶者などに変更があった場合も同様に年末調整のやり直しができます。1月末までに間に合わなかった場合は、個人的に確定申告で処理することになります。

4:生命保険料控除欄

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

生命保険料控除欄は、保険料控除申告書の左半分にあります。上から一般の生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料の順に配置されています。

それぞれに、保険会社名や保険の種類、保険期間などの記入欄があり、決められた書き方もありますので注意して記入してください。書き方は去年提出した申告書の控えなどを参考にすると間違えがないでしょう。

一般生命保険料

一般生命保険料では、保険会社名、保険の種類、保険期間、契約者名、保険金の受取人、新旧の区分などの契約情報を記入します。

保険会社名や保険の種類で長い名称のものは、添付する控除証明書にも記載されているので省略した書き方でも構いません。新旧の区分も控除証明書のとおりにマルを付けましょう。

今年12月までに支払う生命保険料の合計額を記入し、下欄にある計算式に沿って計算した金額を記入します。

介護医療保険料

介護医療保険料の場合も、保険会社名や保険期間、契約者などは一般の生命保険料の場合と同様な書き方で記入します。保険の種類は、介護、医療、がんなど控除証明書に記載されている種類を記入しましょう。

12月までに支払う介護保険料の合計額を記入し、下欄の計算式で計算した金額を記入します。

個人年金保険料

個人年金保険料の場合も、保険会社名や保険期間など、生命保険料の場合と同様な書き方で記入します。保険の種類は、確定年金など控除証明書に記載の種類を記入しましょう。

支払開始日の欄は無記入でも問題ありません。12月までに支払う個人年金保険料の合計を記入し、下欄の計算式で計算した金額を記入します。

最後に、一般生命保険料と介護医療保険料、個人年金保険料で計算した金額の合計を生命保険料控除額の欄に記入します。

5:地震保険料控除欄

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

地震保険料控除欄は保険料控除申告書の右上部分にあります。対象となる損害保険は、地震保険と長期損害保険です。長期損害保険は積立傷害保険や積立ファミリー交通傷害保険などが該当し、保険会社から控除証明書が送付されてくる保険に限ります。

申告書への書き方に難しいところはなく、保険会社名や保険の種類などを他の控除と同様に記入します。対象家屋の居住者が家族以外の場合は控除対象とはなりませんので注意してください。

6:社会保険料控除欄

社会保険料控除欄は保険料控除申告書の右中央部にあります。給与天引きではなく自分で払った社会保険や、家族の社会保険を支払った場合などが対象になります。

社会保険の代表例は、国民健康保険や後期高齢者医療保険、介護保険、国民年金、国民年金基金、農業者年金などです。国民年金と国民年金基金については控除証明書が必要です。書き方は難しくなく、支払った保険料の全額が控除されますので確実に提出しましょう。

7:小規模企業共済等掛金控除欄

小規模企業共済等掛金控除欄は保険料控除申告書の右下部にあります。対象となるのは、小規模企業共済と確定拠出年金、心身障害者扶養共済です。このうち、給与所得者に関係するのは個人型確定拠出年金でしょう。

掛金が給与から天引きされている場合は、会社が手続きするので申告の必要はありません。国民年金基金連合会から送付される小規模企業共済等掛金払込証明書の提出が必要です。書き方は易しく、全額が控除対象になります。

年末調整の仕組みをよく理解して申告しよう

年末調整は毎年のことですが、解りにくく面倒と考えている人は多いでしょう。紹介するこの書籍は年末調整の解説本では定番の本で、年末調整の仕組みや書き方が詳しく解説されていますので、参考にして年末調整のことをよく理解して申告するようにしましょう。

保険料控除申告書はもちろんですが、平成30年から適用される配偶者控除などの改正に伴って、新しくなった配偶者控除等申告書や扶養控除等申告書などの記載例が豊富です。

毎年、買っています。
とてもわかりやすいです

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%8... |

還付金を計算してみよう

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

年末調整で一番の関心事は、還付金がいくらぐらいになるかということです。申告した内容で還付金がいくらになるのか計算してみましょう。

保険料控除申告書などの書き方が正しいことが前提になりますので、書類の書き方には注意して正確に記入して提出することが重要です。

自動計算ツールでシミュレーション

年末調整で還付金がいくらになるのか、自動計算してくれるシミュレーションツールがあります。年間の総支給金額と社会保険料、所得税総額を入力し、保険料控除申告書など各種の申告書に記載した控除額などを入力すれば、おおよその還付金を計算してくれます。

いくつかのサイトで公開されていますので、使いやすいもので試してみましょう。

保険料控除申告書の提出してない場合

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

年末調整で保険料控除申告書を提出しなかった場合は、保険料控除分の還付金を年末に受取ることはできません。年内に保険の変更があったり、控除証明書の入手が遅れたりというような事態が想定されますが、そのような場合は春の確定申告を利用しましょう。

確定申告をしてみよう

確定申告は、2月から3月にかけて所轄の税務署で納税者自身が前年の所得を申告して税金を納めることです。給与所得者は会社が年末調整でそれを代行しますので、通常は確定申告する必要はありません。

ただ、年末調整で保険料控除申告書の提出ができなかった場合や、年末調整ではできない医療費控除や初年度住宅ローン控除などの申請は確定申告で行ないます。確定申告の書類の書き方も難しくはないので、積極的に活用しましょう。

保険料控除申告書は忘れず提出

保険料控除申告書の書き方7つ|年末調整の還付金の計算方法

毎年、年末に行なわれる年末調整ですが、生命保険などの控除については保険料控除申告書を提出することを忘れずに行ないましょう。還付金も増えますし、申告書の書き方も難しいものではありません。

毎年10月ごろになると、保険会社から控除証明書のハガキが届きます。年末調整に必要な大事なハガキなので、失くしたりしないように大切に保管しておきましょう。

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