トイレの黄ばみの取り方|掃除/予防/重曹・場所別での取り方のコツ
更新日:2020年08月28日
便座裏は知らないうちに汚れていて、久しぶりに便座を上げてみたら驚くほど黄ばんでいたりします。便座裏の黄ばみの原因も、尿石がほとんどですから、酸性の洗剤が有効です。先ほど紹介した、クエン酸や酢を吹き掛けて、少したったらふきとってください。
そこまで頑固な汚れになっていることは少ないので、簡単に落とせると思いますが、さすがに尿石のついた雑巾で他の場所を掃除したくないと思う方は、市販されている使い捨ての流せるシートを使ってふき取るだけで十分取れます。
壁
壁の黄ばみの場合には、可能性が2つ考えられます。尿が飛び散ることで壁についてしまった尿石による黄ばみと、そうではない黄ばみです。便器の周辺の黄ばみであれば、尿石の可能性が高いですし、かなり高いところの黄ばみであれば尿石ではありません。
尿石の場合は、酸性の洗剤が有効です。それに対して、尿石ではない場合は、「アルカリ性」の洗剤が有効となります。さきほど、ご紹介した「重曹」はアルカリ性ですので、効果的です。壁紙が黄ばんでいるときは、壁紙自体に洗剤が浸透するのに時間がかかりますから、洗剤を吹きかけて30分以上放置するとよいです。
目地
タイルの目地の汚れの場合は、壁紙のときと同じように、尿石が原因が考えられます。また、便器から離れた場所では、カビの可能性があります。尿石が原因の場合は、クエン酸や酢の力を利用することで取れますが、カビにかんしてはきれいになりません。
カビの汚れは、漂白して取り除くことになります。漂白効果があるのは、塩素になりますので、カビに対してはクエン酸も酢も役に立ちませんので、カビの場合には市販の塩素系洗剤を使って取り除くのが一番です。
床
トイレの床の黄ばみのほとんどは、尿石によるものだと考えられます。トイレの床に使われている材質には、撥水性の高いものが使われていますので、よほど放置していたのでなければ、クエン酸や酢をふきかけて、吹き掃除をしてあげれば、すぐに取り除くことができます。
便器の裏側など、普段はあまり目を向けない場所が、思った以上に汚れていることがありますので、トイレに入ったときに死角になりやすい場所は、ときどきチェックしてみるとよいですよ。あまり放置しておくと、頑固な汚れに育っていってしまいます。
タンク
トイレのタンクの汚れは、尿石である可能性は少ないです。主に、タンクの汚れで気になるのは、タンク上部についている手洗いのところです。あまり使っている人は見ませんので、最近のトイレにはついていないケースもあります。
手洗い場が汚れる原因は、ホコリがたまったり、水垢がついたりというケースになります。黒ずんで汚れている場合には、削って落とすのが有効で、研磨剤の入ったクレンザーなどが威力を発揮します。水垢には、重曹が効果的ですので試してみてください。
黄ばみを落とす商品
これまでは、「クエン酸」や「酢」、「重曹」といった本来は洗剤ではないものを活用できる方法を見てきました。ここからは、市販されているトイレの黄ばみ対策商品をみていきましょう。あまりにも頑固すぎる汚れには、専門の洗剤で立ち向かうほうがベターです。
サンポール
トイレの黄ばみと聞けば、サンポールを思い出す人もいるくらい有名な商品です。サンポールは、酸性の洗剤で、成分表示には、「塩酸(9.5%)」と書かれています。クエン酸や酢は弱酸ですが、塩酸は強酸です。注意事項に「便器内以外に謝ってかけた場合は速やかにふき取り、よく水拭きする」と書いてありますがこれは原液のまま使用した場合です。
5倍から6倍に薄めることによって、タイルのお掃除にも使用できるということですが、薄めて使わなかった場合には変色してしまうなどの可能性があるので注意が必要です。どちらにしても、かなり強力な洗剤であることは間違いありません。他の洗剤とサンポールの比較をした動画がありましたので、ぜひご覧になってください。
カビキラー
カビキラーは塩素系の洗剤で、便器ないの尿石による黄ばみにはあまり効果は発揮しません。ですが、壁紙では漂白効果を発揮しますので有効といえますが、白っぽい壁紙でなければ、もとの壁紙の色まで落ちてしまう可能性がありますので注意が必要です。
また、塩素は毒性が強い期待ですので、狭いトイレの中で使用するときは、換気をよく行うようにしましょう。頭が痛くなるなど、体調が悪くなった場合は、すぐにトイレから出るようにしてください。あまり一度に大量に使わない方がよいです。
ハイター
初回公開日:2017年09月20日
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