水筒の洗い方|魔法瓶/簡単/場所別/メーカー別
更新日:2020年02月14日
水筒の洗い方の前に!ちょっと気になること
魔法瓶って何?水筒とは違うの?
魔法瓶と水筒は同じものと思われがちですが、機能性が異なります。水筒はその名の通り水を入れる筒のことで、保温機能がありません。保冷機能のみが付いた製品が多いとされますが、保温機能も保冷機能も付いていない水筒もあります。
洗い方は魔法瓶も水筒も基本的に同じです。ただ、水筒は素材によって洗い方が異なります。魔法瓶は硬質ガラスやメッキなどが使用されていることが多いため「魔法瓶にNGな洗い方」というものがありますが、水筒は「水筒全般にNGな洗い方」があるわけではなく「水筒の素材ごとにNGな洗い方」があります。
熱湯の使用は避けた方が良い?
製品によっては、熱湯の使用がNGです。消毒のために水筒を丸ごと熱湯に当ててしまうと、変形が起きることがあります。変形してしまう部分は樹脂で作られているところで、中栓は樹脂製が多いことから熱湯NGのメーカーが大半です。
本体がステンレス製で保温対応ではない場合、熱い飲料を入れると持つ時にヤケドする可能性があります。また、素材が熱湯に弱いプラスチックの場合も変形することがあります。取扱説明書に煮沸の可否や熱湯を扱う時の注意点が記載されているので、購入した水筒の説明書は捨てずにとっておきましょう。
100均でも洗浄アイテムは揃う?
後ほど説明する水筒の洗い方では、クエン酸・セスキ・漂白剤などが登場します。これら洗浄アイテムは全て100均で揃うため、コストを削減したい時には100均を活用してみるのも良いでしょう。ただ、製品によってはドラッグストアやスーパーの方が安価なこともあります。
柄が付いた水筒用スポンジブラシという商品もありますが、これも100均で入手できます。水筒は筒状で、口が細い場合は底まで洗えないことがあります。水筒用スポンジブラシを使用することで底まで洗うことができますが、水筒の口の細さに合わせて専用スポンジブラシのサイズを選ぶ必要があります。100均は店舗によって取り扱い商品が違うため、場合によっては合うサイズがなかなか見つからないこともあり得ます。
シリコン製や竹製の洗い方は?
水筒と言えばステンレス製ですが、シリコン製も見かけます。また、現代は普及していませんが竹製の水筒も存在します。
シリコンの洗い方は、食器を洗うような洗い方で問題ありません。しかし、漂白剤に使用に関しては製品によって違います。30分など決められた時間内であれば漂白剤に浸け置きできる製品、時間に関係なく漂白剤の使用がNGなど、製品によって使用できるできないが分かれています。
劣化して使えなくなると残念なので、製品に付属している使い方・注意点・洗い方などが記載された紙かシールをとっておくと良いでしょう。
竹製の洗い方は特殊で、洗剤を使用しません。もちろん、漂白剤なども使用できません。水洗いが基本で、とにかくしっかりと乾かすことが求められます。竹製は植物で作られているため、湿気や水気の影響でカビが生えやすい素材です。直射日光が当たらない風通しの良い場所でしっかりと乾かしてから、湿気が少ない場所で保管します。
竹製は水洗いしかできないため、ジュースのように糖分が多い飲料や、コーヒーのように色素沈着を起こす飲料を入れることは避けましょう。竹製水筒に入れる飲料は、水のみが好ましいです。
毎日の洗浄や簡単な洗浄方法など!水筒の洗い方について
毎日の洗浄はスポンジ(ブラシ)と洗剤でOK!
水筒は子供も遠足などでたまにしか使用しない場合と、部活などのスポーツをやっていたり会社に持って行くなどの理由で毎日使用する場合があります。どちらにしても基本的な洗い方は同じで、スポンジ(ブラシ)に食器用洗剤を付けて洗います。ステンレス製には中性洗剤が好ましく、市販の製品は中性が多いのですが中には違うタイプもあるので気を付けましょう。
スポンジは柔らかいタイプが良く、荒目のスポンジは傷の原因になるので使用を避けます。特にステンレス製に金属タワシを使用すると金属同士が擦れ合うことになるため、傷が生じやすいとされます。水筒を洗う時専用のスポンジまたはブラシを使用すると、底まで洗うことができる上に傷も付きにくいです。
子どもにも安全で簡単な洗い方はクエン酸とセスキ!酢も使える?
クエン酸とセスキは食用で販売されることも多い物質ですが、その洗浄力にも注目が集まっています。
クエン酸を使用した洗い方ですが、ぬるま湯に小さじ2~3杯のクエン酸を溶かしたら浸け置き可能なパーツを浸けて1時間~2時間ほど放置します。浸け置き後はスポンジで洗い、しっかりと乾かします。
クエン酸は粉末状でスーパーや100均などで販売されていますが、酢でも代用可能です。酢で浸け置きする場合は、酢を10倍に薄めたぬるま湯に30分~1時間または2時間ほど放置した後にスポンジで洗ってしっかりと乾燥させます。
続いて、セスキを使用した洗い方です。クエン酸と同様にぬるま湯を使用します。500ccに対して小さじ1杯を目安にセスキを溶かし、浸け置き可能なパーツを30分ほど放置します。浸け置き後もクエン酸と同様、スポンジで洗ってしっかりと乾燥させます。
セスキと似たものに重曹がありますが、重曹は水に溶けにくい上に研磨力があることから傷を付けないように気を付けたいステンレス製水筒には不向きです。
放置洗浄では酸素系漂白剤を使用!ハイターは?
放置洗浄と言えば漂白剤ですが、漂白剤には塩素系と酸素系が存在します。塩素系の方が強いとされますが、水筒の洗浄では酸素系の使用しか認められていない製品が多いです。中にはいかなる漂白剤も不可な製品もあります。
基本的にステンレス部分には使用不可です。本体表面がステンレス製の場合は表面に漂白剤が付かないように気を付けながら、水で薄めた漂白剤を内部(飲料を入れるところ)に入れて放置しておきます。
注意点としては、発泡作用があるため蓋をしないことが挙げられます。また、倒れないように注意してください。漂白剤は自然環境および人体に有害なので、接触や誤飲の防止目的で浸け置き中を示すシールを貼っておくのも良いでしょう。
ハイターという製品も漂白剤の仲間ですが、塩素系漂白剤なので水筒洗浄に使用することは避けましょう。
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臭い
初回公開日:2017年09月30日
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