水筒の洗い方|魔法瓶/簡単/場所別/メーカー別
更新日:2020年02月14日
底
底の洗い方は、2つあります。柄の付いたスポンジ(ブラシ)を使用する方法と、漂白剤などで浸け置きする方法です。柄の付いたスポンジ(ブラシ)は毎日の洗い方、漂白剤での浸け置きは1週間に1度ほどのペースで行うと良いでしょう。
カバー
カバーは洗濯ネットに入れて洗濯することができる製品が多いです。製品によって違うことがあるため、タグを確認しましょう。
紐
紐の洗い方は、カバーと同様のことが多いです。
メーカー別!水筒の洗い方
ラーケン(LAKEN)
1912年のムルシア(スペイン南部にある地域)で誕生したアルミボトルメーカーProductos Deportives社の水筒ブランドで、複数の工程で丸筒型を成型(引出一体型)しているため強度が高いとされます。アウトドア向けの強度と、スペイン文化に基づくデザイン性が魅力的です。ラーケンには
水筒の種類が色々あります。氷も入れやすい広口(33.5mm)のアルミ水筒クラシック、フードコンテナにも使用できる広口(52mm)のトライタン・クラシック、広口(53mm)で保温保冷機能付きのステンレス真空断熱ボトルのクラシック・サーモ、飲みやすさを重視した細口(26mm)でスクリューキャップにカラビナが付いたフツーラ、プレッシャーキャップの細口(9.4mm)アルミ水筒クアドラーダがあります。
いずれも洗い方および管理の仕方は同じです。使用後は必ず食器用洗剤などを付けたスポンジ(ブラシ)で洗浄し、キャップをせずにしっかりと乾かしてから保管します。水気はしっかり取らないとカビやサビの原因になります。また、食器用洗剤やスポンジなどでちゃんと洗わないと蓄積汚れを引き起こします。
ラーケンの洗い方で厳禁とされることは、煮沸・食器用洗浄機の使用・食器用乾燥機の使用です。これらは水筒の樹脂部分を変形させたり、表面のペイントがはがれる原因になります。
キャップやパッキンの状態は使用前後に点検し、異変がみられた時には使用せずに買い換えることが勧められています。キャップなどは部品別で販売されているため、水筒本体に異常が無い場合は部品だけ買い換えましょう。
スタンレー(STANLEY)
スタンレーは、1908年創業のアラジン社が製造販売する水筒ブランドです。アラジン社は元々灯油マントルランプを取り扱っていましたが、1930年~40年代に魔法陣市場に順調な進出を遂げます。そして1965年、ウィリアム・スタンレーがステンレススチールの魔法瓶スタンレーを開発しました。無駄のないシンプルな構造およびデザイン性と丈夫さから、軍隊でも用いられています。
スタンレーの製品は、全て保温保冷機能付きの魔法瓶です。通常の魔法瓶は本体側面にハンドル(持ち手)が付いており、注ぎ口が氷も入るほど広くなっています。ワンハンドルバキュームマグはワンタッチ開閉式の真空断熱マグで、持ち運びの際に便利です。トラベルプレスは真空断熱マグに加えて、コーヒーを淹れるフレンチプレスが付いています。
飲料用の他、シチューやスープなどを入れて持ち歩けるフードジャーもあります。大きめの具材入りでも入るように広口で、丈夫でこぼれにくく無駄のないデザインから軍隊やアウトドア向けとして人気があります。
スタンレーの洗い方ですが、いずれの製品も使用後は必ず食器用洗剤とスポンジ(ブラシ)でしっかりと洗浄します。洗浄後は乾かして、水気が完全に取れたら保管します。食器用洗浄機は使用不可です。使用上の注意で90度以上の飲食物は入れてはいけないとされているため、煮沸も避けましょう。
タイガー(TIGER)
タイガーは1923年創業の日本メーカー、タイガー魔法瓶株式会社の水筒ブランドです。電子ジャーや電気ポットなども製造販売しているタイガー魔法瓶株式会社ですが、日本国内で暮らす日本人に親しみやすい水筒ブランドとしても人気があります。
タイガーの水筒製品は、会社名にもあるように保温保冷機能付きの魔法瓶が基本です。種類はマグタイプ、飲み口と注ぎ口で付け替えができる2WAYタイプ、キャップがコップになるタイプ、保冷機能のみのダイレクト(口を付けて飲む)タイプがあります。
マグタイプはワンタッチオープナー式の広口で、ステンレス製であることがデザインから見て取れます。ダイレクトタイプもワンタッチオープナー式ですが、手が入るほどの広口で底まで洗いやすいことが特徴です。2WAYタイプは子ども向けで、名前を記せるネームスペースが設けられています。
洗い方はラーケンやスタンレーと同様、スポンジ(ブラシ)に食器用洗剤を付けて洗います。そして、水気をしっかり取ってから保管します。食器用洗浄機または乾燥機については中栓など樹脂で作られている部分は洗浄機や乾燥機にかけると変形する可能性があるため、使用不可とされています。
象印(ZOJIRUSHI)
タイガーと同様、日本メーカーである象印マホービン株式会社も水筒を製造販売しています。象印マホービン株式会社は1918年創業の市川兄弟商会から始まり、1946年から魔法瓶の製造販売を開始します。1961年に改名して今の会社名となり、1963年になると食卓用魔法瓶ポットが登場します。1980年に電気ポットを発売し、翌年にステンレス製魔法瓶が販売されました。
長い歴史のある象印は、日本人にとって親しみ深いメーカーです。ポット型の魔法瓶も多く取り扱われていますが、水筒型も種類が色々あります。マグタイプは保温保冷機能付きの魔法瓶仕様、冷温機能のみのクールタイプ、コップ付きやワンタッチオープン機能搭載など、ニーズに合わせて選ぶことができるようになっています。
水筒の洗い方は、スポンジに洗剤を付けて洗うという基本的な洗い方で問題ありません。注意点としては、栓セットを洗う時は洗い残し防止のためにパッキンを外す・煮沸NG・食器用洗浄機や乾燥機は使用不可・浸け置き不可・粗い(硬い)素材で洗わない・磨き粉などを使わない・本体外側に漂白剤は使用しないなどがあります。詳しくは製品の取扱説明書に記載されているため、洗浄前に確認しましょう。
間違いなく簡単に洗いたい時は、象印が販売しているステンレスボトル用洗浄剤ピカボトルの活用をオススメします。ぬるま湯にピカボトル洗浄剤を入れて浸けるだけで汚れが落ちるという品物なので、象印でなくてもステンレス製の水筒を使用している方には重宝する洗浄アイテムです。
スケーター(SKATER)
スケーターはプラスチック家庭用品やファンシー雑貨の企画販売を行う会社で、取り扱われている水筒はキャラクターデザインのものがほとんどです。子ども向けなので飲み口タイプやストロータイプが多く、直接口を付ける部分に洗い残しがないよう気をつける必要があります。
洗い方は、これまでと同様です。スポンジ(ブラシ)に食器用洗剤を付けて洗い、しっかりと乾燥させてから保管します。食器用洗浄機や乾燥機の使用はできません。本体外側にキャラクターデザインが施されている場合、漂白剤に浸けるとはがれる可能性があります。子どもさんが好きなキャラがはがれてしまうとショックが大きいため、漂白剤や荒目のスポンジなどは避けましょう。詳しい洗い方は、取扱説明書に記載されています。
初回公開日:2017年09月30日
記載されている内容は2017年09月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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