エアコンフィルターの汚れの種類・エアコンフィルターの掃除方法
更新日:2020年08月28日
フィルターを水洗いした後はタオルで水分を拭き取ります。ですが、タオルで拭いただけではフィルターのフチなど細かい部分の水分が十分に取りきれません。
フィルターに水分が少しでも残っている状態でエアコンに取り付け動かしてしまうと、わずかな水分が原因でほこりとくっつきカビが発生するということもありえますので、フィルターを完璧に乾かす必要があります。
室外の日陰になる場所を探して下に新聞紙を敷いてから、フィルターを置いて乾燥させましょう。直射日光で長時間放置してしまうとフィルターの変形につながりますので、必ず日陰で乾燥させるようにして下さい。
日陰が見つからない場合は、室内の日当たりのよい窓際に立てかけて乾燥させておけば、室外で乾燥させた時と同じ効果がありすぐにフィルターが乾きます。乾燥させてフィルターに残っている水分を残らず取り去るということが重要になってきますので、フィルターを水洗いする場合にはお天気の良い日を選ぶようにしましょう。
ついで掃除で更にキレイにしませんか?
フィルターが十分に乾いたら、フィルターをエアコンに取り付けていきます。ここで簡単にできる「ついで掃除」でよりエアコンをキレイにしてみませんか。この「ついで掃除」をすることにより、次にエアコンを掃除する際の掃除時間短縮にも繋がります。
エアコンカバー裏側の拭き掃除
フィルターを取り外すのにエアコンカバーを開けました。このときエアコンカバーの裏側は汚れていませんでしたか。エアコンカバーの裏側は見落としがちですが、実は結構汚れていたりするんです。
エアコンカバーの裏側の汚れは、固く絞った雑巾やウェットティッシュで拭いていきます。ウェットティッシュであれば、除菌・殺菌効果のあるアルコールの含まれたウェットティッシュがです。
汚れがひどい場合には、食器用洗剤をぬるま湯で薄めたものを雑巾につけて拭きます。エアコンカバーをキレイに拭き終わったら、カバーを開けたままにしておき乾燥させて下さい。エアコンカバーは途中で止まるようになっているので、止まるまで持ち上げてみましょう。
エアコンの吹き出し口の掃除
続いてエアコンの吹き出し口の掃除をしてみましょう。吹き出し口は、エアコンから風が出てくる出口の部分です。吹き出し口には風の吹く位置を決める羽がたくさん並んでついていますので、エアコンカバーの拭き掃除のときと同じように、雑巾やウェットティッシュでひとつづつ丁寧に拭いていきましょう。
羽がいろいろな方向に向いている場合でも、手で羽の向きを変えることが可能ですのでゆっくりと動かしてみて下さい。雑巾やウェットティッシュでは届かない場所には、割りばしにティッシュを巻き付け輪ゴムで止めた棒を使うと、奥の方まで掃除することができます。
ですが、吹き出し口よりも奥の部分はデリケートな部品がついていますので、あまり奥まで行き過ぎないように注意が必要です。
フィルターをエアコンに取り付けましょう
この「ついで掃除」でフィルター周りの部分のほこりやカビ汚れも、キレイにすることができました。「ついで掃除」をした部分を十分に乾燥させたら、フィルターを取り外した際とは逆の手順で取り付けてエアコンカバーを閉め、電源プラグをコンセントに差し込んで掃除完了となります。
仕上げに送風運転でエアコン内の乾燥をしましょう
最後にエアコンの送風運転で、エアコン内全体に風を循環させて乾燥させていきます。エアコンフィルター、エアコンカバーや吹き出し口も十分に乾燥させたはずですが、カビの発生を防ぐために念には念を入れるという目的で送風運転は必ず行うようにして下さい。送風運転は最低でも30分間は行うようにしましょう。
これでエアコンフィルターの掃除は本当に終了となります。お疲れ様でした。次にエアコンフィルターについての、あれこれを番外編としてご紹介していきます。知っておくとためになる豆知識のようなものばかりですのでぜひ読んでみて下さい。
どのくらいの頻度で掃除すれば良い?
エアコンフィルターの掃除は使用する回数や運転時間によって異なりますが、2週間~1ヶ月に1回は掃除できると理想的でしょう。特にエアコンを頻繁に使用する夏や冬は、しっかりと掃除しておくことでシーズン中も快適に過ごせるでしょう。フィルターの水洗いは、毎回やるとなると少し面倒ですので2回に1回くらいのペースで大丈夫でしょう。
そして気を付けたいのが梅雨の時期です。梅雨の間は湿度が高くなり、その湿気=水分がカビ菌を発生させる原因になります。赤ちゃんやお年寄りや体の弱い方がいる家庭では、特に大きな影響を与えることになりますので、家族の健康を守るためにもこまめな掃除を心掛けましょう。
掃除をしているとこんなにも違う!
エアコンフィウターの掃除はただ単に汚れを取ってキレイにするだけではなく、他にもたくさんのメリットがあります。エアコンフィルターの掃除をしている場合と、していない場合での比較をさまざまな視点からみていき、エアコンフィルターの掃除をすることがいかに大切なことであるかを知っておきましょう。
電気代の削減=節約につながる
エアコンフィルターがほこりや汚れで目詰まりしていると、エアコンの効きが悪くなります。つまり、室内を設定温度に近づけるためにエアコンは通常よりも余計なパワー=電気を使って動こうとするのです。
ですから、フィルターの目詰まりがひどいエアコンほど空気の出口を妨げることになり、エアコンへの負担がかかってしまうので、余計な電気代がかかっていることになります。
エアコンの電気代の節約といえば、カーテンを閉めたり扇風機(サーキュレーター)との併用などがあげられますが、最近ではエアコンの電源をON/OFFするよりもつけっぱなしの方が断然電気代が安くなるという情報に注目が集められています。
初回公開日:2017年09月19日
記載されている内容は2017年09月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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