ドクターマーチンの手入れ方法・手入れの頻度・手入れセット
更新日:2020年03月07日
スムースレザーのお手入れ
表面が滑らかな革で作られています。ドクターマーチンの中で最も一般的な素材です。革の特性で最初は硬いですが履けば履くほどに足に馴染んで味わいが出てきます。
準備するもの:ブラシ・クリーナー・ポリッシュ・布・場合によって防水スプレー
手順
・シューズ用ブラシでまず全体の汚れを落とします。靴底と革の縫い目の部分はホコリや汚れがたまりやすいので念入りにブラッシングしてください。布にシューズ用クリーナーやステインリムーバーをつけて目立つ汚れを落とします。前に塗ったクリームもついているのでしっかり落としてください
・次はドクターマーチンにクリーム(ポリッシュ)を布につけて塗り磨き上げます。薄く丸く全体に伸ばしてください。一度にたくさんつけずに少しずつ薄くくるくる回すように磨き上げるのがポイントです。縫い目に詰まったら柔らかいブラシで優しく取り除いてください。
・必要であれば防水スプレーでホコリや水から靴をガードします。場合によってはシミになるので気をつけてください。ツヤを重視したい場合は防水スプレーしないほうが良い場合もあります。
オイルレザー
油分を多く染み込ませた素材なので優れた防水性を持っています。
準備するもの:布・クリーナー・ミンクオイル
手順
・クリーナーを布につけて汚れを落とします。この時に汚れをしっかり落とすことでミンクオイルがオイルレザーに浸透するので丁寧に行ってください。
・オイルレザーに油分を補給するためにミンクオイルを全体に薄く均等に塗ります。塗りすぎるとベタつきますので注意してください。
クラシックレザー/フルグレインレザー
革の表面の体毛を取り除いた状態で仕上げた強度の高い素材です。革のもつ自然な風合いが特徴で愛用していくうちに風合いもさらに味わい深いものになっていきます。
準備するもの:布・ブラシ2本・ポリッシュ
手順
・湿らせた布で汚れを落としたらしっかり乾燥させます。
・シューズ用ブラシで、無色またはカラーに適したクリーム(ポリッシュ)を塗布。
・もう一度乾燥させます。きれいなシューブラシを使って好みの光沢が出るまでしっかり磨いてください。
※ドクターマーチンを自分好みの仕上がりになるように、2本のブラシを用意することをお勧めします。一つはクリーム(ポリッシュ)の塗布用に、もう1つは仕上げのブラッシング用に2本用意するといいでしょう。
パテントレザー(エナメル)・プリントなど加工皮革
革の表面に樹脂などでコーティング(エナメル加工)をしたものです。もともと水や汚れに強い革を作るために開発されたものでツヤのある光沢もあり機能的で華やかな素材です。しかし手入れせずに履いていると傷がついたりハゲてきてしまいます。手入れをしてお気に入りのドクターマーチンをひび割れや変色から守って光沢を長く保ちましょう。
準備するもの:布・エナメル用クリーナー(パテントクリーナー)・防水スプレー
手順
・表面の汚れをエナメル用クリーナーを使って柔らかい布で拭き取りましょう。
・エナメル専用のクリームや保護スプレーを全体に塗ってツヤを取り戻しましょう。
・仕上げに防水スプレーをかけると汚れがつきにくくなり、次回の手入れが楽になります。
スウェード・ヌバック・ベロア等の起毛素材タイプ
ドクターマーチンのラインナップの中で様々なカラーがある起毛素材タイプは綺麗な状態を保つためにも手入れが大事です。また汚れた具合も1つの味わいとなって愛着が湧いてきますが、手入れをすることで長く愛用できます。
準備するもの:ブラシ・起毛皮革用保護スプレー・防水スプレー
手順
・シューズ用ブラシでしっかり汚れを落とします。部分的な汚れや頑固な汚れには消しゴムタイプを使って汚れを落としましょう。
・色あせた部分にはスエードカラースプレーで着色と素材を保護します。違う色と素材のスプレーを使わないように気をつけてください。
・靴用の防水スプレーをかけて手入れ終了です。
ハラコ素材
仔牛の革を使った希少な素材のためクリーナーは使いません。スエードやヌバックの素材に比べて毛が長いので毛の部分の手入れが大事です。2ステップのみの手入れですがまめにブラッシングしましょう。
準備するもの:ブラシ、防水スプレー
手順
・シューズ用ブラシで靴全体の汚れを落とします。
・防水と汚れの付着を防ぐために仕上げに防水スプレー使いましょう。
ビーガンレザー
動物愛護の観点(ビーガン)から革の代用として使われています。一般的に合成皮革のことを指します。ビーガンレザーは布地にアクリルやポリエステルなどの合成樹脂をコーティングして作られています。フェイクレザーとも呼ばれ、ドクターマーチンもビーガンレザーのラインナップも取り扱っています。
皮革製品に比べて傷や雨、汚れ・カビに強い特性をもち、手入れも手間いらずでカンタンです。ただし素材上皮革より柔軟性はありません。
準備するもの:布・ブラシ
手順
・シューズブラシで靴の汚れを取り除きます。汚れがある場合は固く絞った布で拭き取りましょう。
・風通しの良い日陰で乾燥させましょう。
ドクターマーチンの手入れグッズのいろいろ
初回公開日:2017年09月30日
記載されている内容は2017年09月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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