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【手入れ用品別】革財布の手入れ方法|クリーム/ミンクオイル/ラナパー

更新日:2020年08月28日

革小物の中でも、革財布は毎日のように手にするものです。「気に入っていたのに汚れが取れず、泣く泣く財布を新調した」と言った方も、少なからずいらっしゃることでしょう。ほんの少しの「ひと手間」やお手入れグッズで、綺麗な状態を保てるコツをご紹介します。

【手入れ用品別】革財布の手入れ方法|クリーム/ミンクオイル/ラナパー

普段の革財布のお手入れとしては、乾拭きは日常的に頻繁に行ってほしいところです。ですが保革クリームによる手入れは、革の種類にもよるのですが、月に一回程度でよいでしょう。

それでも、手間をかけてでもできるだけ良い状態を保ちたい、という方は2週間ごとのお手入れにとどめてください。それ以上のお手入れはやり過ぎになるので、この頻度は守るようにしましょう。

また、おっくうなタイプの方でも、季節の変わり目には必ず、お手入れを行うように心掛けましょう。お手入れを行うペースとしては上のとおりですが、感覚としては革の表面が乾いたと感じた時に、行うくらいで間違いありません。

毎日の「革財布の簡単お手入れ」・さっと拭くだけ!

革財布の普段のお手入れは、実は柔らかい布でさっと拭くだけでも十分です。これなら簡単にできますので、毎日でもお手入れできることでしょう。他には、お金やカードで革財布がパンパンにならないようにします。常に詰めすぎないように心がけるなど、普段の使用法にも注意しましょう。

革財布のお手入れに使う用具のいろいろ

革財布のお手入れに使う道具としては、このくらい揃っていれば充分でしょう。

①保革クリーム(デリケートクリーム)
②柔らかい布(クロス)
③防水スプレー
④革マニキュア
⑤革専用の消しゴム

この中には、「革小物専用」を使って頂きたいものもあれば、自宅にあるもので十分代用できるものもあります。詳細については改めて、以下でご紹介していきます。

革財布・オイルでのお手入れあれこれ

革財布のお手入れは、オイルを使う人と使わない人の2つに分かれる傾向が見られます。保革クリームもありますが、使うならオイルという声も聞かれます。そのオイルに関しても、「絶対にオイルが必要」というご意見もあれば、「オイルなんて手から出る脂だけで充分」という声もあります。

革財布へのオイルを塗るペースとしては3ヶ月~半年に一度くらい、季節の変わり目にお手入れするくらいで大丈夫だそうです。「オイルを塗れば長持ちする」というより、「オイルを塗ればキレイに保てる」という見方が正しいでしょう。
 
「オイルアップ」をご存知でしょうか。革財布や革小物などにオイルを塗りこんで、保護することを指します。革財布も人のお肌と同じで、革もある程度の「脂分」がないと、ひび割れたり汚れで傷んでしまいます。

革財布をオイルアップする時のひとつに、「コロニル」の1909シュプリームというクリームがあります。シダーウッドオイル(シダー=日本では杉と訳されることが多いです)が含まれているためか、スーッとする香りが好きな人も多いでしょう。

天然のシダーウッドオイル使用の「コロニル」1909シュプリーム

シダーウッド(おもに針葉樹を指す、元々はマツ科のヒマラヤ杉のこと)は、香りの強さから防虫剤がわりの製品として売られていることもあります。厚みのあるカードのようなサイズで、クローゼットに吊るして使う例もあります。

シダーウッドオイルは精油(=エッセンシャルオイル)として使われることもあり、気持ちの鎮静や防虫など、用途は幅広いです。スーッと自然に革財布に染み込んでいくような使い心地です。スーッとする香りは、柑橘系にも似たイメージです。

浸透力も高く、天然オイルを配合したこの商品は、革財布にとっては、最高級の栄養クリームでしょう。しっとり感とつややかな仕上がりが楽しめるはずです。

コロニルとは

コロニルとは1909年誕生の、ヨーロッパをはじめとする「世界約100カ国」で愛用されているレザーケア製品のブランドです。環境先進国であるドイツで開発、製造されており、“皮革に優しい・人体に優しい・環境に優しい“がコンセプトです。

その機能性、品質の高さや環境に配慮した商品作りで、世界各地で大変高い評価を得ています。また伝統的な製法だけにこだわらずに、「ナノテクノロジー」を駆使した“ナノシリーズ"や、植物性天然由来成分で作った“オーガニックシリーズ"など、最先端の技術と開発力も備えていて、業界をけん引しているポジションにあるブランドでもあります。

ミンクオイルでのお手入れ

オイルでの革財布のお手入れに慣れてきたた方には、「ミンクオイル」もご紹介しておきます。ミンクオイルとはその名のとおり、動物のミンクの脂肪から作られています。革とのなじみがよく、革を柔らかくする効果があるそうです。

ミンクはイタチの仲間で、北アメリカが主な生息地です。モコモコとした毛が特徴で、世界各地で毛皮動物としても知られ、アメリカミンクとも呼ばれています。ミンクオイルは、革財布だけでなく、革靴やベルト、革小物などのさまざまな革製品にも使える、万能なオイルです。
 
革財布をはじめ、革製品は乾燥してしまうとひび割れやシワなどの原因になります。すると、革財布の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。そこで、ミンクオイルで革財布のお手入れをしてあげると、油分を補給されて乾燥を防ぐ役目を果たしてくれます。以上のように、ミンクオイルは革財布や革製品の乾燥を防いで、なじみをよくするために使うオイルです。

ミンクオイルは「ヌメ革」と好相性

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初回公開日:2017年11月23日

記載されている内容は2017年11月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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