カブトムシの寿命とクワガタとの比較・寿命の記録|オス/メス
更新日:2020年08月28日
カブトムシの寿命は?
昆虫の王者といえばカブトムシです。長い間そのは衰えることがなく、ペットショップやホームセンターなどでは、夏になるとケースに入ったカブトムシが売り出されます。子供の頃に、網を持ってカブトムシを捕まえに行ったという人も多いことでしょう。
夏のイメージが強いカブトムシですが、カブトムシは一体いつまで生きられるのでしょうか。カブトムシの寿命は、どれくらいなのでしょうか。オスとメスとで寿命に差があるのでしょうか。カブトムシと並んでの高いクワガタムシの寿命とも比較してみました。
カブトムシのオスの寿命は?
カブトムシは、角のあるオスががあります。その姿を見られるのは、夏場の短い期間だけです。カブトムシのオスは、羽化して地上に出てきてからの寿命が1~2ヶ月ほどだからです。
カブトムシのメスの寿命は?
多くの生物は、オスよりもメスの方が長生きです。人間も、男性よりも女性の方が平均寿命が長くなっています。
カブトムシでは、オスもメスも寿命に差異はありません。ただし、産卵していないメスは別です。通常カブトムシは地上に出てきて寿命が尽きるのが1~2ヶ月なのですが、産卵していなければメスは2~3ヶ月ほど生きます。まれに5ヶ月ほど生きているメスもいます。
卵から幼虫になるまで
カブトムシのメスは、交尾を終えると土の中にひとつずつ卵を産み付けていきます。何度かに分けて産み付けられた卵は、1シーズンで20個から多い時では50個になります。
カブトムシの卵は、2~3週間ほどで孵化します。この時の幼虫は7~8mmと、とても小さな体ですが、腐葉土や朽木を食べて成長し、1ヶ月後には10cmほどになります。
幼虫からさなぎになるまで
卵から出てきたカブトムシの幼虫は、1齢幼虫~3齢幼虫まで3回脱皮を行います。その間ずっと土の中で、幼虫として過ごす期間は10ヶ月ほどです。
土の中で越冬したカブトムシの幼虫は、5~6月頃に体の分泌液や糞で蛹室を作り、さなぎになります。さなぎのまま3週間~1ヶ月ほどを過ごします。
さなぎから成虫へ
カブトムシの幼虫は、3週間~1ヶ月ほどさなぎで過ごした後羽化しますが、羽化してからも1~2週間は地中に留まって体が硬くなるのを待ちます。その後、夜の気温が20℃を越す頃になると、いよいよカブトムシとしておなじみの姿で地上へ出てきます。
カブトムシが成虫になってからの寿命は?
さなぎから羽化し、体の硬化を待って地上へ出てきたカブトムシですが、地上での命は1~2ヶ月ほどです。
地上での寿命は決して長いとは言えないカブトムシですが、オス同士で争って傷ついたりすると、それより短くなってしまうことがあります。成虫のメスの寿命もオスと変わりませんが、産卵をしていないメスであれば、寿命はオスよりも長くなります。
カブトムシとクワガタの寿命の比較
カブトムシと並んでが高い昆虫がクワガタムシです。クワガタには、種類がありますが、カブトムシとは違い、そのほとんどが成虫で冬を越すことができます。このため、成虫になってからの寿命は、カブトムシよりもずっと長くなっています。
越冬するクワガタもいる?
初回公開日:2018年01月17日
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