工具の収納アイデア・収納グッズ紹介|棚/100均/diy/壁
更新日:2020年08月28日
工具収納の最大の秘訣はなに?
もの作りの好きな人にとっては、工具を眺めることも楽しみの一つです。初めての工具に出逢うとちょっと興奮します。自分の持っている工具の正しい使い方や、上手に使いこなすコツを学ぶと感心します。手に馴染む工具を見つけると、何だかうれしくなります。お気に入りの工具を買うと、早く帰って使ってみたくなります。もの作りに携わる人にとって、工具自体が楽しいものです。
それにも関わらず工具を家に持ち帰った時、「どこにどうやって収納するか」という難題が降り掛かってきます。この種の悩みは、日々改善するところか、なぜか年々深刻になって行きます。そもそも、工具って形も大きさもマチマチなので、収納しようにもどうも「収まり」が悪いのです。しかも、いろいろなものを作っているうちに、いつの間にか種類も数も増えてしまって、気付いたら収拾が付かなくなってしまうのが常です。
しかし、工具の収納を難しくしている真の原因は、工具そのものにあるのではありません。工具の形が不揃いだからうまく収納できない訳ではありません。数が多いから仕舞い切れない訳でもありません。では何が問題なのでしょう。どうすれば上手に収納できるようになるでしょうか。
最大の秘訣は定位置を決めること
では、どうすれば上手に収納出来るでしょう。機能的で見た目にもスッキリした収納方法はどういうものでしょう。工具収納の最大の秘訣は何でしょうか。それはズバリ、「定位置」を決めることです。
収納スペースは十分に有るはずなのに、収まり切らずに出しっぱなしの工具があったり、引き出しを開けたら意外とスカスカの場合もあります。思いがけない箱の中から、場違いの小さな工具が見つかることもあります。箱の中には雑多な工具が乱雑に積み重なり、何が入っているのかを確認するには、全てを一旦取り出してみなければなりません。
そうすると、「あれ、どこだっけ」と探しものが始まります。何をするにも、まずはひとしきり探しものをしてからでなければ目的の作業を始められません。作業が進むに連れて作業台の上は工具で一杯、だから使い終わった工具を工具箱の隙間へポイしてしまいます。そうしてまた探しものの繰り返しです。作品を作っているのか探しものをしているのか、よく分からなくなってきます。これでは作品作りに集中できなくても仕方ありません。
でも、なぜいつもこうなってしまうのでしょうか。苦労して整理しても、いつの間にか逆戻りしてしまうと本当にがっかりします。どうしたら解決できるでしょう。工具の収納を難しくしている真の原因は何でしょうか。
そうです、問題の元凶は「工具箱の隙間へポイッ」にあります。これが解決できればすべてが解決できます。これを解決する唯一の方法は、すべての工具に定位置を決めることです。定位置が決まっていれば、適当にポイッと放り込むことは無くなります。都度考える必要もなく、決められた場所へ戻すだけです。だから、次に必要になった時にも、決まった場所へ手を伸ばすだけで、直ぐに必要なものが見つかります。
定位置を決めることには多くのメリットがある
すべての工具に定位置を決めることには、実に多くのメリットがあります。まず第一に、工具の棚卸しができます。定位置を決めるには、まず持っている全ての工具を取り出して全体を把握する必要があります。そうすると、あぁこんな工具を持っていたのだとか、なぜ同じものが2つあるのだろうとか、これは壊れているとか今は殆ど使わないとか、いろいろな事が分かってきます。
これを機に、使わないものは思い切って処分してしまいましょう。そして、同じ作業に関係するものをグループにしましょう。そこまでできたら上手な収納が半分完了したのも同然です。
次に、定位置に慣れてくると工具を探す必要が無くなります。あの工具を使いたいと思った瞬間に手が伸びます。もう工具探しのイライラともサヨナラです。間違えて既に持っている工具をまた買ってしまうという無駄も省けます。作ることそのものに専念することができます。
また、どこへ仕舞ったらよいかが決まっているので、自然と元の場所へ戻すことができます。考えずに仕舞えるのでとても楽です。楽だから、使い終わったらその都度元の場所へ戻せます。そうすると、手元がいつも整理整頓されているので、作業の安全を確保しやすくなります。苦労して作った作品に、うっかり工具がぶつかって傷つけてしまうといった残念な失敗も格段に少なくなります。
さらに、定位置が決まっているとしまい忘れることがなく、紛失を防ぐことができます。工具のひとつ一つに目が行き届くのでメンテナンスに注意を向けることもでき、準備できた状態を常に保てます。
まずはゆるい整理から始めよう
定位置を決めると言っても非常に大変です。数も種類も多いですし、一度定位置を決めたら簡単には変更できません。とは言え、実際に使っているうちに位置や順番を変更したくなる場合もあります。ですから、最初からきっちりと決めてしまうのではなく、まずはゆるい整理から始めるのが方法です。
このとき役立つのが、ティッシュやお菓子の空き箱です。ガムテープ(つるつるしたクラフトテープではなく布テープが)で箱の縁や底を補強すると結構丈夫になり、暫定的な整理には打ってつけです。
ですから、まずは手近な空き箱に、同じ作業で使う工具類をひとまとめにして入れましょう。そして、取り敢えず決めた仮の定位置に置いて使ってみましょう。実際に使いながら、より使いやすい位置に工具を移動しましょう。そうやって使いやすい位置が決まったら、本格的な収納方法の検討を開始しましょう。
工具を棚へうまく収納する方法
最初に書いたように、工具は形も大きさもマチマチです。ですから、工具を棚へ単純に並べてしまうと、いわゆるデッドスペース(無駄な隙間)がたくさんできてしまいます。しかも、バラバラな状態では棚から取り出すのも棚へ仕舞うのも大変です。ですから、単純に並べて収納する方法は賢い方法とは言えません。
そこでなのが、一緒に使う工具、あるいは用途の似ている工具を同じ箱に入れて棚に収納する方法です。そうすれば、必要な工具を一度にまとめて出し入れできますし、小物類の紛失も防げます。また、デッドスペースを減らすのにも役立ちます。箱を選ぶ際は、棚のサイズに見合った、大きさの揃ったものを選ぶときれいに収納できます。選択可能であれば、収納する工具の種類によって色を変えるという方法もあります。
工具の整理整頓に欠かせない100均グッズたち
自由な発想で活用しよう
お手持ちの工具を棚卸ししてみると、数も種類も意外と多いことに驚かれると思います。それらをきちんと整理して収納するには、予想を遥かに超えた数の箱や瓶などが必要になるため、まともに購入するとかなりの額になってしまいます。そこで100円均一ショップの出番です。
100円均一ショップでは、さまざまな形や大きさの箱や瓶や小物入れが揃っています。色違いのカラフルなシリーズが揃っている場合が多いです。おまけに100円均一ショップにしかない便利グッズもあります。工具の形や大きさは千差万別なので、本来の用途にとらわれず自由な発想で活用すれば意外とおしゃれな収納グッズに早変わりします。
ですから、自由な発想で100均グッズを活用してください。工具の収納自体をおしゃれに楽しみましょう。そうすれば、工具の収納という面倒な作業が楽しい創作活動にさえなります。
同じサイズの色違いを揃えよう
初回公開日:2017年09月18日
記載されている内容は2017年09月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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