【広さ別】畳コーナーの収納術・必要なのか|仕切り/失敗
更新日:2020年08月28日
3畳
畳コーナーが3畳の場合、2畳よりも面積が広くなりますが、それでもできるだけ置き型収納は避けた方が無難です。置き型収納を用いた場合、有効活用できるスペースは実質2畳程度になってしまう事が考えられます。
先ほどご紹介した、突っ張り棒を使った壁面収納や、壁に取り付けるシェルフをお勧めします。また、最近は奥行きが20㎝ほどの腰くらいの高さの棚も販売されているので、このようなタイプのものであれば、さほど圧迫感もなく広さを有効に使う事ができます。棚の上の和の小物を飾るなどして、和の雰囲気を楽しんでも良いでしょう。
4畳
畳コーナーが4畳あれば、比較的ゆったりとその空間を楽しむ事ができます。畳コーナーを設置する人は4畳を検討する人が多く、また理想の広さでもあります。
4畳あれば普通サイズのタンスがおけるかも、と思いがちですが、あまりお勧めはできません。畳コーナーはリビングやダイニングの一部分に設ける事が多いので、タンスが仕切りになり視界を遮っるため、空間が狭く見えてしまいます。
せっかくの畳コーナーなので、広さを有効活用するために、2畳や3畳と同じように壁面収納や奥行きの浅い棚を用いる事をお勧めします。
特徴別 畳コーナーの収納術!
色々な特徴がある畳コーナーですが、どのような収納が良いのでしょうか。特徴別に収納方法をご紹介します。
仕切りがある場合の収納方法は?
畳コーナーに仕切りをつけて全方向を遮れば、畳コーナーは独立した立派な部屋になり、自分だけの空間を楽しむことができます。しかし一方で、仕切りの開閉により、壁面収納や棚を置くことが難しくなるというデメリットがあります。
そこで、畳コーナーを設置する時に、一番奥の壁に最初から収納を作ってしまう事をお勧めします。畳コーナーの奥に作り付けのクローゼットや押し入れがあれば、物があふれる事がなく、見た目にすっきりして美しいリビングになります。
作り付け収納のデメリット!
ただし、一番奥の壁に作り付けの収納をがある事で生じるデメリットもあります。
それはまず予算が上がる事です。作り付けの収納は大幅に予算が上がるので、よく検討した上で設置してください。
もう一つのデメリットは、畳コーナーを通らないと収納ができない事です。
リビングに収納があれば良いのですが、畳コーナーのみにしか収納がないと、畳コーナーを通らないと出し入れができない状況になってしまいます。
特に畳コーナーを一つの部屋として使いたい場合は、収納のためにしょっちゅう人が行き来すると非常に気になります。設計の段階で良く検討する事をお勧めします。
小上がりの収納方法は?
小上がりの畳コーナーは一段高くなっているため、下に引き出しを作る事ができます。引き出しは、普段から良く使う子どものおもちゃや、ちょっとした掃除道具などを収納する事ができます。
また、下に引き出しがあるタイプではなく、畳コーナーが上に大きく開くタイプのものもあります。畳が全開するので、下にスキー道具や冬用の布団など、大きくて通年出しておく必要なないものをしまっておくことができます。
しかし、小上がりの畳コーナーは、つまずいてしまう事を考え、高齢者や小さい子供は気を付けなくてはいけません。収納だけではなく、安全面も同時に考える事をお勧めします。
また、材料や手間がかかるので、費用が高くなってしまう場合があります。
フラットタイプの収納方法は?
畳コーナーがフラットの場合、もちろんですが畳の下に収納する事はできません。この場合は最初から畳コーナーの一番奥の壁に収納を作ることをお勧めします。
もしくは畳コーナーに収納場所を作るのは諦めて、リビングの収納を活用しましょう。フラットの畳コーナーは小上がりや仕切りのある畳コーナーに比べてリビングとの一体感が強いので、リビングに収納がある方が見た目もすっきりします。
畳コーナーを作れない場合は?
初回公開日:2018年04月29日
記載されている内容は2018年04月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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