お酒の種類と分類の仕方(製法/原料)・飲む前の効果的な食べ物
更新日:2020年08月28日
お酒の種類「蒸留酒」
蒸留酒は、醸造酒を蒸留した種類のお酒になります。お酒を加熱し、その蒸気を冷やして液体にするという製法です。アルコール度数が高く長期保存が可能です。
蒸留酒の種類「ブランデー」
ブランデーは、果実から作られた醸造酒を蒸留して作ったお酒の総称です。おもに「白ワイン」を蒸留してから、樽で熟成させます。有名なのがフランス産の「コニャック」「アルマニャック」で、世界の二大高級銘柄として愛され続けたブランデーの種類になります。ブドウだけでなく、リンゴを原料にしたカルヴァドスや、サクランボを原料としたチェリーブランディーなど多彩な種類があります。
蒸留酒の種類「ウイスキー」
ウイスキーは、大麦、小麦、ライムギ、トウモロコシ、オート麦といった穀物を原料として、蒸留した後に樽で熟成させて作られます。さまざまな種類がありますが、世界5大ウイスキーの種類は、スコットランドの「スコッチ」、アイルランドの「アイリッシュ」、アメリカの「バーボン」、カナダの「カナディアン」、そして日本の「ジャパニーズ」です。
蒸留酒の種類「ウォッカ」
ウォッカの原料は、大麦、小麦、ライ麦などの穀物やジャガイモなどのイモ類です。蒸留した後、白樺の炭でろ過をして作られます。そのため、香りなどの癖があまりなく、飲みやすいお酒の種類です。
本格的な飲み方は、小さなグラスで一気に飲む方法で、のどに残る香りを楽しみます。また、ウォッカの種類のほとんどは、クセのないお酒なので、さまざまなカクテルのベースとしてもよく使われています。
蒸留酒の種類「テキーラ」
蒸留テキーラの原料は、メキシコでは「アガヴェ」と呼ばれる「竜舌蘭(リュウゼツラン)」という常緑の多年草です。アルコール度数は、35%~55%に決まっています。伝統的なテキーラの飲み方は、ライムと塩の組み合わせです。テキーラの種類の中でも、最高級品はプレミアムテキーラと呼ばれ、100%アガヴェが使用されています。プレミアムテキーラはストレートで飲むのがベストです。
テキーラはカクテルのベースでもよく使われており「マルガリータ」や「テキーラ・サンライズ」などが有名です。
酒の種類「焼酎」
焼酎の原料は、米、麦、芋、黒糖、そばなどがよく飲まれています。そのほかにも「胡麻焼酎」「栗焼酎」「しそ焼酎」、「山芋焼酎」、「牛乳焼酎」などさまざまな種類の焼酎が作られています。
たとえば、同じ焼酎の種類でも、沖縄など琉球諸島で作られる焼酎に泡盛があります。泡盛は黒麹菌という麹菌を米に付けて発酵させることが条件となっています。お酒の味を楽しむだけでなく、沖縄料理の隠し味として欠かせません。
混成酒とは
混成酒は、醸造酒や蒸留酒に薬草や果実、そのほかマムシ酒なども混成酒の種類に分類されます。薬用酒として使われることも多く、家庭で作る混成酒の種類も多くあります。
梅酒
私たち日本人におなじみの梅酒も混成酒の種類です。梅、焼酎、氷砂糖を入れて熟成させます。梅酒は、江戸時代後期になり、作られるようになったといいます。梅干しなどと同じように保存食や家庭薬として梅酒も積極的に作られるようになりました。
一時期、酒税法の改正による家庭での梅酒造りの禁止されたこともありましたが、密かに作る家庭も後を絶たず、結局解禁となったという歴史を持ちます。それだけ、梅酒は大衆のお酒として親しまれてきたということです。
初回公開日:2017年10月15日
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