テキーラの飲み方│スタイル別・カクテル・正しい飲み方
更新日:2020年08月28日
クラス
ブランコ
テキーラの持つ風味がもっとも出やすいとされるのがこのブランコになります。作られてから60日以内に瓶に入れられたもので、シルバーテキーラとも呼ばれるほど、色は薄いです。しかし味わいはほのかに甘く、熟成されきったテキーラとは違った飲み方が楽しめます。
ブランコにも銘柄はあり、クラスに位置するパトロン・シルバーは海外セレブも御用達のテキーラです。セレブが愛飲するからと言って必ずしも高いとは限りません。パトロン・シルバーは100%アガペです。すっきりとした飲み口も爽やかに、ストレートとして飲むことができます。
テキーラにはいろいろな飲み方がありますが、ブランコの場合は飲み方を模索することもなく飲むのが良いでしょう。経済的に見てもリーズナブルなものもありますし、初心者向けと言えます。
ゴールド/レポサド
熟成期間は2カ月以上1年以内です。ブランコのように熟成期間が短い場合は少々苦みがありますが、ゴールドともなるとそれが抜けていきます。また酒そのものだけでなく、樽の香りも染みつき、それがコクや味わいを深めるのに一役買っています。色も熟成より黄みを帯びているのが特徴です。
熟成度で言えば中間に当たり、少し凝った飲み方が楽しめる頃でしょう。見た目にもブランコのような純白に近い色合いよりもより深みがあります。ブランコよりも熟成しており、アネホほどでもない熟成度が「ほどよい感じ」を醸し出し、同じ飲み方をしても違った味や感想をもたらしてくれる、そんなクラスです。
アネホ
1年から3年未満寝かせたテキーラです。アネホになってようやくテキーラの持つ味わいが楽しめる、とも言われています。いわば、本物のテキーラとも言えるでしょう。そのため、さまざまな飲み方を吟味し、それらをより楽しむことができます。
無論、ブランコやゴールド(レポサド)でもテキーラ特有の飲み方などを味わうことはできます。味の優劣の競うのではありません。テキーラに対してどの程度の付き合いがあるか、好みに合うかなどを考慮に入れて、あなたに一番合った飲み方を探すのが一番です。
エクストラ・アネホ
3年以上熟成したテキーラはエクストラ・アネホと言います。熟成期間が長い程に君を増していくテキーラのクラスでは、味も色合いもまさに完熟といったところです。テキーラ伝統の飲み方とされるメキシカンスタイルなど、テキーラ特有の飲み方から他の酒でも味わえる飲み方まで、幅広く楽しむことができる上級者向けのテキーラとも言えるでしょう。
スタイル別テキーラの飲み方
お酒とは、単にグラスやコップに次いで飲むだけのものではありません。色々な楽しみ方があります。テキーラとて例外ではなく、色々な飲み方を持つお酒です。先の述べたクラスやカテゴリー、あなた自身の好みに合った飲み方を見つけましょう。
ショットガンスタイル
かなりインパクトの強いネーミングです。元々テキーラにはショットと言う飲み方があります。単純にショットグラスにテキーラを注ぎ、ストレートで飲む場合です。
ショットガンと通常のショットとの違いは、ジンジャエールを混ぜること。そしてもう一つは、テーブルに強く叩きつけるようにして置くことです。なぜわざわざ叩くのかといえば、炭酸の勢いをよくするためです。テキーラは独特の風味や味わいを持つため、ジンジャーエールによる泡で緩和する飲み方を好む人も多くいます。ジンジャーエールとの割合は1:1です。
飲み方
ショットガンという名前はその飲み方よりも飲んだ後のインパクトからつけられました。ジンジャーエールである程度テキーラのクセが誤魔化せ、口当たりがよくなります。これにより場合によっては一息で飲んでしまうことも可能です。
しかし元はアルコール度数40%の強いお酒なので、酔いが回るのも早く、ショットガンに撃たれた時にも似た衝撃を受けます。
つまり、初心者に飲み方ではありますが、一気に流し込まないことが肝心ということです。これはどのお酒にも言えることですが、ショットガンという名前は「ショットガンで撃たれたかのごとき衝撃でフラフラに酔っ払わないでください」との警告でもあります。
メキシカンスタイル
初回公開日:2017年11月23日
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