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おすすめのIPAビール10選・コンビニで買えるIPA

更新日:2020年02月11日

クラフトビールの中でも、ハマる人が多いIPAという種類をご存知ですか?ゆっくり時間をかけて飲むのにいいタイプのビールで、イベントシーズンのドリンクとしてもおすすめです。IPAの特徴や、おすすめのIPAをご紹介していきます。

おすすめのIPAビール10選・コンビニで買えるIPA

クラフトビールのIPA(アイピーエー)がクセになる人が続出!

ここ数年のクラフトビールの流行は、一気にビールの種類を広げてくれて、ビール派には嬉しい出来事です。クラフトビールの種類の中でも、飲みやすさから人気があるのは、ペールエールではないでしょうか?

しかし今、多くの人がハマっているクラフトビールの種類があります。それは、「IPA」。アイピーエーと発音するこのビールの種類は、正式にはインディアン・ペールエールと言います。IPAは、ペールエールの一種でかなり個性が強いビールです。

IPA=インディアン・ペールエールっていうことはインディアンのビール?

IPAのインディアンは、アメリカ原住民のインディアンではなく、インドのことです。

18世紀末、インドがまだイギリスの植民地だった時代にIPAができました。イギリス人が、イギリスからインドへ送るペールエールを輸送途中で傷まないようにするために考えたのが、IPAなのです。

ビールに入っているホップは、防腐剤と同じような働きがあります。イギリス人は、ペールエールに大量のホップを入れることを思いついたのです。また、アルコールも腐敗を防ぐには効果的。そこで、インドへ送るペールエールを、普通のペールエールよりアルコールを高めにすることにしました。

これが、ペールエールから発祥したIPA=インディアン・ペールエールです。

IPAの味の特徴は?

上で書いたように、IPAは、ホップとアルコールが増量されたペールエールです。ホップの特徴は、苦味・香りです。ホップを楽しむためのビールで、ホップ好きの人を英語でHop Headといいます。

IPAを口に含んだ時の初めの感想は、苦味でしょう。ガツンとくる苦味は、なによりもIPAにハマる人が多い特徴です。

そしてその後には、柑橘系と花の香りが広がります。そのころには、不思議と苦味がほとんど消えているでしょう。この香りのせいか、アルコール度数の高さはあまり気になりません。しかし、香りにだまされて飲み進めると、アルコール度数の高さがひびいてきます。

IPAは、お酒に弱い人やビールの苦味が苦手な人にはおすすめできませんが、ガツンとした苦味があるのに、女性でも好むくらい爽やか香りと飲み口がある、不思議な美味しさでおすすめです。

IPAの美味しい飲み方は?

ホップの旨み・香りを楽しむビールであるIPAは、他のビールよりもちょっと高めの温度10~13℃くらいで飲むのがベストです。

香りがあるので、缶やボトルのまま飲むよりもグラスに注ぐようにしましょう。また、グラスは広めの口のものの方が、IPAの香りを楽しめます。適温もアルコール度数も高めなので、IPAはゆっくり時間をかけて飲むのがおすすめです。

IPAにもいろいろアリ

ペールエールの一種であるIPAですが、さらにIPAの中にもいくつかのスタイルがあります。まだまだスタイルが増えつつあるIPAですが、今はIIPA、X-IPA、W-IPAやセッションIPAなどをよく見かけるでしょう。

IIPA:インぺリアルIPA

IIPAのIは、Imperial(インペリアル)のIからきています。英語のインペリアルの“最高権威の”の意味そのまま、苦味・香り・アルコールとも一般的なIPAより、さらに強く作られています。

X-IPA、W-IPA:エクストラIPA、ダブルIPA

通常のIPAよりも多いホップを使って醸造したのが、X-IPAやW-IPAと言います。IIPAとほぼ一緒といってもいいでしょう。苦味が際立つだけでなく、甘みも感じられるものが多いでしょう。

セッションIPA

セッションIPAは、IPAの苦味や香りの特徴はそのまま、アルコール度数を弱めたものです。アルコールが強いと、いわゆる「飲み疲れ」してしまいますが、それを解消できるのがセッションIPAなのです。ビールは好きだけど、IPAのアルコールが気になる人におすすめです。

セッションIPAは、アメリカで流行しだしたIPAのスタイルです。現在のクラフトビールブームは、アメリカから始まっています。主にライトビールを好む人が多いアメリカで、そんな人でも楽しめるとIPAとされています。

次のページ:IPAの苦味を表す指数:IBU

初回公開日:2017年11月06日

記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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