缶切りでの缶詰の開け方|缶切り/スプーン/ハサミ/鍵
更新日:2020年08月28日
缶切りでの缶詰の開け方
最近の缶詰は、そのほとんどが、リングに人差し指をとおして手前に引き上げることで開くプルタブ付きのイージーオープン缶です。そのため、キッチンツールとしての缶切りを使う場面はすっかり少なくなってきました。缶切りを使った缶詰の開け方を知らない人も多いです。
しかし、まだまだ輸入食材や、業務用の缶詰では缶切りを必要とするものもあります。そこで、まずは、いざという時に缶詰を開けることができるように、缶切りを使っての開け方をおさらいしておきましょう。
まず、缶切りの尖った部分を、缶詰の内側にセットします。次に缶詰の外側のフチの部分に缶切りを引っかけます。そして、缶切りの尖った部分を前に刺し込みます。この前に刺し込むという動作を、缶詰を回しながら繰り返すことによって、缶詰の蓋を開けることができます。
ポイントは、缶詰のフチの部分に缶切りを引っかけるところ。これがうまくいっていないと、なかなか力が入らず、尖った部分を缶に刺し込むことができなくなってしまいます。また、利き手ではない方の手で、しっかりと缶詰を固定しておくことも大切です。
缶切りがないときの缶詰の開け方
そもそも缶切りなど、使う機会が少ないですし、持っていないという方も多いでしょう。その場合、缶切りがないと開けることができないのでしょうか。
実は代用品で開けることも可能です。ただし、普通の缶切りとは違うので、少々コツが必要です。そこで、缶切りの代用品による缶詰の開け方について紹介します。
スプーン
まずはスプーンを使っての開け方をご紹介します。缶切りの尖った部分の役割をスプーンのすくう部分が担うため、ステンレス製や鉄製の硬いタイプの素材がです。また、力がかかり変形する可能性があるため、大きな形状のスプーンがあれば、なお良いです。
力が加わりやすくするように、利き手でスプーンのすくう部分の近くを持ちます。このとき、すくう部分のくぼみがある方を缶詰の内側に向けてください。あとは缶切りでの開け方と同じ要領で、前に差し込むようにして缶詰の蓋に穴を開けます。
缶切りと異なり先が尖っていないため、最初に穴を開けるまでは力が必要です。そのため、タオルで利き手をくるむなどして取りかかってください。一度穴が開くと、その後の作業はスムーズに運びます。
ハサミ
つづいて、ハサミを使っての開け方です。スプーンに比べて先が尖っているので使いやすそうですが、力を入れて缶を開けようと、するとハサミの刀面に触れている手のひらにも力が入ってしまうこともあります。そのため、十分に注意が必要です。
なるべく刀面に触れないように、ハサミの峰の部分を握って持つとよいでしょう。ハサミの刀先を缶詰の蓋に突き刺すまでが力作業になりますが、缶切りやスプーン同様、前に差し込むようにしてまずは蓋に穴を開けます。一度穴が開いてしまうと、その先の作業は楽にすすみます。これも缶切りやスプーンでの開け方と同じです。
鍵
そして、最後に鍵を使っての開け方。これもスプーンやハサミでの開け方と同じように、缶詰の蓋に前に差し込むようにして穴をあけていきます。ただし、力を入れ過ぎてしまうと、鍵の先が歪んでしまうこともあるため、不要な鍵であるとか、どうしても缶詰を開けなくてはいけないが、鍵以外に開けるものがない、なとという緊急の場合のみにしてください。
また、以下でもご紹介しますが、SPAMやTULIPなどのランチョンミートの缶詰には底に鍵状のものが付属されています。この鍵状のものはオープナーといいます。オープナーは差し込んで穴を開けるためのものではないので、ランチョンミートの缶詰を開けるときには気を付けてください。オープナーの使い方については後述します。
内容別の缶詰の開け方
缶詰にはたくさんの種類があって、開け方がユニークなものがちらほらあります。そこで、いざというときに困らないよう、代表的でよく見かける、ユニークな缶詰の開け方をご紹介します。
スパム・チューリップ
ますは、SPAMやTULIPなどのランチョンミートの缶詰の開け方についてです。これらは、プル型の缶詰も流通していますが、そうでないものもあります。そして、プル型でないものには、底に鍵状のオープナーが付属してあります。
この場合の開け方は、まず付属のオープナーの先端を缶詰の下部にあるツメに差し込み、くるくると巻きつけていきます。一周して巻き終わると、巻き取った部分が切り取られて缶詰が上と下とに分かれるため、蓋を外すと中からランチョンミートが出てきます。ガムやキャラメルといったお菓子についている赤いフィルムを巻き取るイメージです。
蓋に刺し込んで穴を開けるタイプではないので、オープナーの強度はそれほど強くありません。そのため無理に缶に突き刺してこじ開けないようにしてください。
初回公開日:2017年11月05日
記載されている内容は2017年11月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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