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水筒の茶渋の取り方・物|蓋/底/重曹/クエン酸

更新日:2020年08月28日

毎日のようにステンレス製の水筒をお使いになっているとお茶類やコーヒーの茶渋などの汚れが気になる方も多いでしょう。洗剤で洗うだけでは茶渋のような付着した汚れは落ちません。今回はステンレス製水筒の内部の汚れの落とし方を詳しくご紹介していきます。

水筒の茶渋の取り方・物|蓋/底/重曹/クエン酸

キッチン用品などの洗浄には「お酢」が有効で、酢は食品なので身体にも害がないということを聞いたことがある方も多いでしょう。ここで紹介する「クエン酸」は酢や柑橘類の酸味(レモンなど)と同じような働きがあります。水筒ボトルについてしまった水垢や白い着色のカルキなどにたいへん有効です。電気ポットのお手入れにもクエン酸がよく使われています。

手持ちにはクエン酸がないし、購入したくないという方は、穀物酢やホワイトビネガーでも代用できます。数倍に薄めて使用できますが、お酢特有の匂いが気にならない方向きです。

*クエン酸でのクリーンアップ方法

①ステンレス製水筒にほどほどの熱さのお湯を入れる。
②クエン酸を小さじ2~3程度入れて溶かす。
③蓋をして軽く振り、1~2時間放置。
④中身を捨ててスポンジで洗う。

*重曹とクエン酸の違いは

重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性の物質です。それぞれ、逆の性質の物質と中和されることにより、汚れが分解されるので、結果キレイになります。

クエン酸は水垢、ポットのなかに残っている白い汚れ(ミネラルがカルシウムに変化)や赤錆びなどを取りのぞくのに最適で、重曹は酸性の汚れの食べ物や飲み物などの色素の一部(ここでは茶渋やコーヒーの色素)を綺麗にするのに役立ちます。

また、重曹でお掃除したあとにクエン酸も使用すると酸性とアルカリ性、両方の茶渋やその他の汚れや匂いを取りのぞけますのでさらに効果的です。

重曹もクエン酸もホームセンターやドラッグストア、通販などで購入できます。また、お肌の弱い方は素手で触れると肌に悪影響をあたえる恐れもありますので、念のためゴム手袋などをしましょう。

頑固な茶渋を取る方法その3 メラミン(マジック)スポンジ

洗面所やキッチン用品の掃除などでもよく使われる、皆さんご存じのメラミンスポンジ(マジックスポンジ)もステンレス水筒についた茶渋落としに活躍します。キッチンのシンクがステンレスの場合にも使うとピカピカになります。

使い方はある程度の大きさのものに軽く水を含ませ、ステンレス水筒の内部に落とします。菜箸や長い棒状のものを使って、内部を拭いていく感じでかき回していきます。

底面の円周回りに茶渋汚れが溜まっているときは、少し強めに菜箸などを押し当てて、一周させるようにします。最後は水などでよくすすいで乾燥させます。

メラミンスポンジは一種の研磨剤ではありますが、非常に薄く細かいメラミン発泡体ですのでステンレスに傷がついたり、削れたりしてしまう心配はほとんどないようですが、光沢のあるステンレスですと輝きがなくなることもありますのでご注意ください。

頑固な茶渋を取る方法その4 酸素系漂白剤

クエン酸や重曹で落ちなかった頑固な汚れには酸素系漂白剤が有効です。漂白や除菌、消臭剤としても使われますので、ステンレス水筒の茶渋掃除にぴったりな項目が並んでいます。

しかし酸素系であっても製品により材質を変色させるものもあります。ボトルの取扱説明書で確認してください。

酵素系漂白剤は重曹やクエン酸で茶渋が落ちなかった場合に時々、使うくらいの頻度にすると良いでしょう。

*酸素系漂白剤でのクリーンアップ方法

①40~50℃の1リットルのお湯に対し、小さじ1杯(5g)の酸素系漂白剤を溶かす。
②作った溶液をステンレス水筒のなかに注ぐ。
③蓋はせずにラップなどでおおい、ようじなどで空気穴を数ヶ所あける。
④放置時間は一時間以内にする。
⑤水かぬるま湯でよく洗い流し、自然乾燥させる。

酸素系漂白剤は水分と混ざると酸素をつくり出します。蓋をすると溶液が膨張して水筒が壊れる可能性があるので覚えていてください。蓋で密閉する代わりに空気穴をつくります。

*酸素系漂白剤の保存時の注意

酸素系漂白剤を保存する際には水分を帯びると発熱して粒子が飛び散りますので、密閉した容器では保管しないことです。購入した際のビニール製のパッケージにもガス抜きのための小さな穴があいていますので、そのまま保管すれば安心です。また、湿気を帯びやすい場所に保管しないように注意しましょう。

パーツ別水筒の茶渋の取り方

上記ではおもにステンレス製水筒のボトル部分の茶渋取りをメインにお話してきました。ここでは注ぎ口付近の中栓やパッキン、またボトル下方の底部分の茶渋取りの方法についてお話していきます。

水筒のパッキンや中蓋部分

水筒ボトルの内部がキレイになっていても蓋や中栓部分に茶渋などのステインが残っていると掃除した意味がありません。細かい形状のパーツ部分には特に茶渋などの汚れが溜まりやすいです。

ボウルなどを用意してパッキンや中蓋などをできるだけ分解して付け置き洗いをします。重曹やクエン酸を使うときは密閉できる容器にいれて、蓋をして軽くしゃかしゃかと振っても効果的です。

時間は水筒ボトル部分の浸け置きと同じくらいおけばいいので、一気に一緒にやりましょう。その後、綿棒や歯ブラシ、ようじなどを使い、溝や細かい凹凸部分などに残っている頑固な茶渋を取りのぞきます。

重曹やクエン酸溶液で茶渋のステインが落ちなかった場合は、酸素系漂白剤を使用するとより強力な効果があります。その場合は容器の蓋では密閉はしないでください。

次のページ:茶渋取りに使わないほうがいいもの

初回公開日:2018年03月12日

記載されている内容は2018年03月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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