サーキュレーターと扇風機の違い｜電気代/機能/用途
更新日：2020年08月28日
冷房
さて、サーキュレーターと扇風機の特性の違いを利用して、冷房効果を上げるにはどうしたらいいでしょうか。
まず、下に溜まった冷気を上に拡散させる必要がありますので、サーキュレーターの角度は、床と平行にして使用するのがいいでしょう。こうすることで、部屋の床と天井との温度の違いを均一化することができます。この温度の違いが大きいほど、体感的には効果をしっかりと実感できることでしょう。
換気
また、サーキュレーターと扇風機の特性の違いを利用して、直進的な風を有効的に活用するには、サーキュレーターを外に向けて使用して外気を取り込みます。
部屋の窓を対角線に2か所開けて、このサーキュレーターを外に向けて使用すれば、5分もすれば部屋の空気は入れ替わります。この窓の開け方ですが、大きく全開する場合と少し開ける場合の違いはあまりなく、かえって少し開けた方が効果があるとのデータもあります。
乾燥
先ほど、サーキュレーターと扇風機の特性の違いが、部屋干しの洗濯物の乾燥に効果を発揮すると説明しましたが、具体的には、どうすればいいのでしょうか。
まず、洗濯物対して真下か斜め45°ぐらいの角度から直接送風すれば、洗濯物を乾かす時間のスピードアップになります。さらに、風量調節を「強」にすれば早く乾きますが、洗濯物が飛ばないようにしっかりと洗濯ばさみで押さえておきましょう。
さらに、洗濯物の乾燥の際、左右の乾燥の違いや上下の乾燥の違いを解消するためにも、自動的に左右上下に動くサーキュレーターであれば効果抜群といえるでしょう。
サーキュレーターのコスト
サーキュレーターのイニシャルコスト
サーキュレーターの価格は、メーカーにもよりますが、固定式のサーキュレーターで2,000円前後の低価格から販売されています。また、可動式の左右上下の首振り機能や洗濯物乾燥機能が付いたサーキュレーターで7,000～8,000円程度の価格となります。
扇風機の価格と比べても総じて廉価でありながら、機能性は扇風機にも見劣りしない優れものといえます。
サーキュレーターのランニングコスト
サーキュレーターのランニングコストは、一日当たり約20円程度で大変リーズナブルな価格
で、エアコンと併用すれば節約効果も抜群といえます。
サーキュレーターは、夏期間のエアコンの設定温度を2℃上げることができ、エアコンの電気代を20%削減する効果があります。逆に冬期間は2℃下げることができ、同じく20%節電できます。ですから、エアコンの設定温度の調節とサーキュレーターを上手に使用すれば、かなりの経済効果を生み出し家計にも優しくなります。
扇風機
オーソドックスな扇風機
夏の家電の代表ともいえるオーソドックスな扇風機は、1世紀以上もの間生活必需品としてその存在感をアピールしてきました。
最近は、エアコンとの併用とかサーキュレーターと役割分担しながら、各部屋に1台あれば、大変快適に生活することができます。風量は、「微風」「弱風」「中風」「強風」等に気温の違いや湿度の違いに応じて調節できるものが多いです。さらに、「弱風」「強風」といったように風量の違いを自動的に調整することのできる「リズム風」という設定も可能です。
オーソドックスな扇風機の実力
また、扇風機の標準装備として、自動首振り機能、角度調節機能、タイマー機能等の機能が装備されています。部屋の形状の違いや天井の高さの違いを考慮しながら、その機能を臨機応変に使用すれば、からだにも優しい風を楽しむことができます。
この扇風機は、価格も比較的リーズナブルで、長年にわたり使用可能な商品で、その品揃えも大変豊富といえます。ですから、扇風機は、夏の電気量販店の主役となり、店舗のメインコーナーに鎮座しています。
ただ、安全性において、小さな子供が扇風機の羽でケガをしないような対策が求められていて、各電機メーカーは扇風機の羽でケガをしないような枠構造を採用しているところです。
DC扇風機
初回公開日：2017年09月22日
記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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