Search

検索したいワードを入力してください

炊飯器の寿命がきたときの症状・寿命の平均は何年か|釜

更新日:2020年03月10日

炊飯器は寿命は何年なのでしょうか。また、寿命のときにどういう症状がおこるかご存知でしょうか。炊飯器は私たちの暮らしに欠かせない家電製品です。今回は、炊飯器の「寿命」をテーマにして内ぶたから内蔵電池・パッキンまで、色々な角度からご紹介します。

炊飯器の寿命がきたときの症状・寿命の平均は何年か|釜

リチウム電池の交換費用はいくら?

内蔵のリチウム電池の寿命がきた場合は、メーカー・販売店に預けることで交換できます。交換費用は、メーカーによっても異なりますが、約6,000円~10,000円かかります。

「たかが電池の交換ぐらい自分でできないか。」と思う人も多いでしょう。しかし、内蔵電池は炊飯器内の基板に半田付けされているため、電気工作が得意な方でないと難しいです。もし、失敗したらメーカーの保証が得られなくなりますので、おすすめできません。

リチウム電池の寿命と炊飯器の買い替え時

炊飯器をメーカーに預けている期間は、当然のことながら、炊飯器を使用することはできません。その間、生活も不便になることが想像されます。

電池寿命がきた炊飯器は、ある程度の使用年月が経過しているはずですので、他のパーツの故障確率もあがっています。ですから、電池寿命がきたら炊飯器自体の買い替えも検討するべきです。

炊飯器のパッキンは消耗品

炊飯器のパッキンは消耗品です。パッキンには、内ぶたと内釜の間の密閉力を上げる役割があり、ゴムや樹脂の部品でできています。パッキンは、特に圧力タイプの炊飯器のおいしさを支える重要なパーツです。

パッキンが劣化するとどうなる?

内ぶたについているゴムパッキンが劣化してくると、圧力タイプの商品などは普通の炊飯しかできなくなるので、せっかくの価値が損なわれます。最悪の場合は、ふたがうまく閉まらずに吹きこぼれが起きたり、内釜のまわりが水浸しになることもあります。炊飯器の中でも早く寿命がくるといわれるのがパッキンといわれています。

ゴムなので、さけたり変形したりしたりすることもあります。ただし、劣化をうたがう前にパッキンが汚れていないか確認しましょう。パッキンにご飯がこびりついていることが原因で、おいしく炊けないこともあります。

パッキンが劣化するのは炊飯器の寿命なの?

パッキンの寿命は使用環境にもよりますので一概にはいえませんが、早ければ2~3年前後でも寿命を迎えます。パッキンは、安いマイコンタイプの炊飯器には付いてないものが多いですが、圧力タイプには必ず付いてます。

パッキンの劣化=寿命とまでは言いえませんが、炊飯器の寿命を考えると、6年以上経過してからのパッキンの不具合が起きたときは、炊飯器の買い替えも考えるべきでしょう。

交換費用は?

パッキンは自分で交換できる商品もあります。パッキンの金額には価格差はありますが、一般的に約300円~2,000円でそれほど高いものではありません。交換するときは、ドライバー一本あればできるので、比較的簡単で作業自体は数分で終わります。

最近はパッキンの交換ができずに内ぶた自体を注文しなければならない商品も多くなっています。パッキンが取り外せないタイプは無理に引っ張ると、パッキンの破損へとつながりますので注意して下さい。

内ぶたとパッキンが一緒になっているタイプは、もちろんパッキン単体だけのケースよりも価格は高くなります。また、パッキンは消耗品扱いなので、販売店で長期保証に入っていても多くの場合は保証対象外です。

圧力IHの炊飯器の寿命は?

高級炊飯器の多くは圧力IH方式を採用しています。おかげで、私たちはよりおいしいご飯をたべることができるようになりましたが、圧力IHの炊飯器の寿命はどれぐらいなのでしょうか。

圧力IHの原理について

最初に、圧力IHタイプの原理について説明します。通常の平地では1気圧の沸点は100.0 ℃です。つまり、1気圧のとき水は100℃ で沸騰するということになります。圧力IHタイプは、内釜に圧力をかけることにより沸点を上げます。

1.3気圧では沸点は107℃、1.5気圧では112℃になります。高火力で炊き上げることで、ふっくらと美味しいご飯を炊き上げることができます。

近年、炊飯器はマイコンタイプから進化し、電磁誘導によって内釜全体を発熱させて炊飯する「IH方式」が主流になりました。さらに、「圧力方式」が加わることで、硬めから柔らかめまで炊き加減に多くのバリエーションを実現することに成功しました。

部品・センサーの多さと寿命の関連

圧力IHタイプだからといって、炊飯器の寿命自体が変わるわけではありません。しかし、圧力IHタイプの炊飯器には安価なマイコンタイプと違い、多くの部品やセンサーが使われています。一例をあげると、圧力IHタイプには通常の内ぶただけでなく、蒸気ふたの部分やスチームキャップといったところまでセンサーやパッキンが使われています。

部品やセンサーが多いほど必然と、その数ゆえに故障する可能性も高くなります。これは、圧力IHタイプだからというわけではなく、多くの部品やセンサーを使う高級家電製品全般にいえることです。ちなみに、圧力IHタイプでは気密周りのトラブルが必然と発生しやすくなります。

故障確率という一点からみると、昔ながらのシンプルな炊飯器の方が優れています。しかし、多くの部品・センサーのおかげで、私たちはおいしいご飯を食べることができます

次のページ:炊飯器の寿命を理解した上で後悔のない選択をしよう

初回公開日:2018年03月22日

記載されている内容は2018年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related