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炊飯器の寿命がきたときの症状・寿命の平均は何年か|釜

初回公開日:2018年03月22日

更新日:2020年03月10日

記載されている内容は2018年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

炊飯器は寿命は何年なのでしょうか。また、寿命のときにどういう症状がおこるかご存知でしょうか。炊飯器は私たちの暮らしに欠かせない家電製品です。今回は、炊飯器の「寿命」をテーマにして内ぶたから内蔵電池・パッキンまで、色々な角度からご紹介します。

炊飯器の寿命がきたときの症状・寿命の平均は何年か|釜

炊飯器の寿命がきたときの症状は?

一人暮らしの方から大家族まで、炊飯器は多くの家庭で使われています。古くから愛されている家電製品です。

おいしいごはんを食べるためには欠かせないものですが、みなさんは炊飯器の寿命をご存知でしょうか。中には、壊れるまで気にしないという方もいらっしゃるでしょう。普及率の高い家電製品ですが、意外と「寿命」については知られていません。

そこで今回は、多くの人が使用する炊飯器の「寿命」についてスポットをあてていきます。突然の故障にあわてないために、炊飯器の寿命がきたと思われる症状について知っておくことは大切です。まずは、どのような症状があらわれたら寿命なのか3点に分けてみていきましょう。

炊けない

全く炊けていないなら、単純な機械部品が故障しているケースが多いです。電気基盤が故障したり、電気コードが断線したりした場合でも通電できなくなるため炊けなくなります。電気コードの断線なら目安として約5,000 ~ 7,000円の修理代がかかります。基盤交換だとおよそ10,000円以上かかるケースが多いです。

IHタイプの場合は、内釜のコーティングの剥がれが原因のこともあります。IHタイプは内釜のコーティングを使い加熱することで炊き上げるので、コーティングが剥がれるとご飯が炊けないという症状が生じます。

炊飯器を使用してきた年月と購入した価格にもよりますが、修理の値段次第では寿命の一つとして買い替えの検討タイミングといえます。

異臭がする

寿命のときは、何かしら前兆があるケースも考えられます。新しいお米を使っているのに、炊き上がり後に変な臭いがしたり保温後もそんなに間がないのにご飯から異臭がするなら、それは炊飯器が寿命に近い可能性があります。

ただし、内釜の汚れなど手入れを怠っていることが原因で臭いがすることもあります。まずは、取扱説明書に従いきちっとしたお手入れをしましょう。炊飯器の内部や内釜を洗ってキレイにしても変わらず臭いがするなら、炊飯器の温度センサーなど電気部品の故障が考えられます。メーカー・販売店に相談しましょう。

おいしくなくなった

同じお米を使っているのに、炊き上がったご飯がおいしくなくなったら、故障の可能性があります。具体的には、温度センサーの故障の可能性が高いです。ご飯が焦げ付いたり、炊きムラができたり、べちゃっとしたりするという症状も温度センサーが原因であることが考えられます。

特に、最近の炊飯器のセンサーは高度なものが多くなっています。温度センサーがお米の炊き具合を巧みにコントロールしているので、この部分が故障すると味が大きく落ちます。炊き方にむらができるのも、温度センサーの故障が原因のケースもあります。ご飯がおいしくなくなったら、一つの寿命のサインなので注意しましょう。

他にも、パッキンなど消耗品の寿命も考えられます。特に、圧力タイプの炊飯器などはパッキンが寿命に達したら、ふつうの炊飯器の炊き上がりと変わらなくなりますので、味は落ちると考えられます。

水量・部品はしっかり確認を

当たり前のことですが、おいしいご飯を炊くのに水量は重要です。無洗米用は専用の軽量カップを使用しないと水量が適量になりません。「おいしくない=故障」と早計に決めつけるのではなく、しっかりとそのお米にあった水量で炊いているかを確認しましょう。

また、圧力タイプの炊飯ジャーは内ぶたに蒸気の調整をするフィルターなど多くの部品があります。洗った後取り付けを忘れていると、味や保温に大きく影響がありますので注意しましょう。

炊飯器の寿命の平均はどれぐらい?

使用している炊飯器が順調なうちは、寿命がどれぐらいかあまり気にしないです。過去に自分の使用してきた炊飯器が、使い始めてすぐ壊れたという人もいれば、壊れずに10年以も上使用しているという人もいるでしょう。

炊飯器だけでなく、どんな電気製品にもいえることですが、一概に何年で寿命がくると断定することはできません。取り扱い方・使用頻度によっても、寿命は大きく異なってきます。ここでは、一般的にいわれる「寿命」という前提で説明していきます。

一般的には6年

一般的に炊飯器の寿命は6年と言われています。この6年というのはどこから出てきたのかというと、メーカーの補修部品保有期間からです。補修部品保有期間とは、家電製品が故障したとき、修理するために必要な部品の最低保有期間を定めた物です。

この補修部品がなくなると修理ができなくなります。実際に、期間が過ぎたからといってもすぐに補修部品がなくなるとは限らず、ストックさえあれば10年後でも修理は可能です。

しかし、メーカーも炊飯器はおよそ6年が寿命と考えているからこそ、補修部品の保有期間を「6年」と設定したものと考えられますので、買い替え時期の一つの目安にはなるでしょう。

長く故障しないとき

長く使っている人の中には、20年以上というケースも見られます。もちろん故障せずに使えるから買い替える必要がないし、もったいないという意見もあるかもしれません。

しかし、20年前の炊飯器と今の炊飯器とでは、炊き上げの技術は比較になりません。保温の技術も大きく進歩しています。グレードの高い最新機種では、おいしく炊き上がり長時間おいしいご飯が食べられます。

蒸気が出ないタイプだったり、炊飯だけでなく肉じゃがやケーキなど多様な食品の調理もできたりする機種もあります。エコ炊飯機能を搭載し炊き上げ時間を早くして、少しでも省エネにしようとしている機種もあります。

今の商品をみると炊飯器にたいする価値観も変わってくるでしょう。長く使っている炊飯器を大事にするのもいいですが、壊れてから慌てないためにも、事前に今の炊飯器について下調べをしておくことをおすすめします。

炊飯器の内釜の寿命は何年?

炊飯器を使用している人から「内釜のコーティングが剥がれてきた」という声も聞かれます。内釜の寿命は一般的に、本体の電気回路より短いといえます。

使い方にもよりますが、早ければ1年も経たずに内釜のコーティングが剥がれてしまうこともあります。

内釜の平均的な寿命は、4~6年前後といわれます。一方で、メーカーの高価格帯の商品は、内釜に長期保証のついている商品が多いです。長い商品で6年間の保証がついているものもあります。内釜自体の品質も以前より大きく進歩しています。

ただし、内釜長期保証の商品でも、メーカーが定める取扱い・手入れを怠った場合は保証の対象外となるケースもありますので注意してください。

マイコンタイプ

安いマイコンタイプの炊飯器は内釜内部のテフロン加工がはがれると、ご飯がこびり付きやすくなります。内釜を長持ちさせたい場合は、ざるなどでお米を洗って内釜に戻しましょう。

IHタイプ

パナソニック・象印・タイガー・日立など主要メーカーの現行のIHタイプは、多くの商品が内釜での洗米OKです。「内釜洗米OK」という表記がカタログにもありますので、買い替えの際は目印にするとよいでしょう。

以前の機種は内釜洗米OKではない機種も多かったため、コーティングが剥がれたという声もよく聞かれました。メーカーが研いでもいいと明記していない内釜で洗米すると、内釜の寿命を短くする原因になります。

上で見たように炊飯器の一般的な寿命が約6年なので、購入から約5年以上経過した場合、内釜を注文するかどうかは、新しい炊飯器を購入した場合との内釜との価格差と比較してから考えた方がよいでしょう。

内釜は意外と高い

内釜だけをメーカーに注文することもできます。内釜の値段は多くの場合、商品の値段に比例し、買った価格が高いほど釜の値段も高くなります。

サイズにも比例し、5合より10合の方が値段は高くなります。セールで格安の3,000円以下の炊飯器などは、内釜だけ取り寄せしたら商品価格より高いケースもあるので注意が必要です。

タイガーの土鍋や象印の極め羽釜など高級素材を使用している内釜には、約2万円以上の高額なものもあります。内釜の進歩でおいしいご飯が食べられるようになりましたが、その分価格も上がりました。使用年月によっては炊飯器を買い替えた方がいいケースもあります。

炊飯器に内蔵のリチウム電池の寿命は何年?

炊飯器には、時計・タイマー予約などに必要なリチウム電池が内蔵されています。炊飯器は、コンセントに差し込んでいないときは、リチウム電池から電源をとっています。このリチウム電池の寿命は通常4~5年です。電池寿命がくると、炊飯器のディスプレイの時間表示が消えます。それでも炊飯はできますが、タイマー予約はできなくなります。

電源コンセントを入れたままにする

炊飯器の電源コンセントを入れたままにしておくと、電力がAC100Vから充当されるため、その分リチウム電池の寿命は長持ちします。リチウム電池が寿命になっても、電源コードをコンセントに入れたままにしておけば、時計機能も作動しますしタイマーも使用できます。

電池寿命がきた場合、電源コードを抜くと時計表示が消えますので、タイマー炊飯機能を使用するときは、電源コードを差し込んで現在時刻をまず合わせる必要があります。

一年中電源コンセントに入れたままにしていても、かかる電気代は約100円ですので、そう気にする必要はないでしょう。電池交換にかかる手間や費用を考えると、入れたままのほうが良いでしょう。電池交換費用については下の項目で触れますが、待機電力の料金が、メーカーで定める電池交換の費用を上回る事は決してありません。

リチウム電池の交換費用はいくら?

内蔵のリチウム電池の寿命がきた場合は、メーカー・販売店に預けることで交換できます。交換費用は、メーカーによっても異なりますが、約6,000円~10,000円かかります。

「たかが電池の交換ぐらい自分でできないか。」と思う人も多いでしょう。しかし、内蔵電池は炊飯器内の基板に半田付けされているため、電気工作が得意な方でないと難しいです。もし、失敗したらメーカーの保証が得られなくなりますので、おすすめできません。

リチウム電池の寿命と炊飯器の買い替え時

炊飯器をメーカーに預けている期間は、当然のことながら、炊飯器を使用することはできません。その間、生活も不便になることが想像されます。

電池寿命がきた炊飯器は、ある程度の使用年月が経過しているはずですので、他のパーツの故障確率もあがっています。ですから、電池寿命がきたら炊飯器自体の買い替えも検討するべきです。

炊飯器のパッキンは消耗品

炊飯器のパッキンは消耗品です。パッキンには、内ぶたと内釜の間の密閉力を上げる役割があり、ゴムや樹脂の部品でできています。パッキンは、特に圧力タイプの炊飯器のおいしさを支える重要なパーツです。

パッキンが劣化するとどうなる?

内ぶたについているゴムパッキンが劣化してくると、圧力タイプの商品などは普通の炊飯しかできなくなるので、せっかくの価値が損なわれます。最悪の場合は、ふたがうまく閉まらずに吹きこぼれが起きたり、内釜のまわりが水浸しになることもあります。炊飯器の中でも早く寿命がくるといわれるのがパッキンといわれています。

ゴムなので、さけたり変形したりしたりすることもあります。ただし、劣化をうたがう前にパッキンが汚れていないか確認しましょう。パッキンにご飯がこびりついていることが原因で、おいしく炊けないこともあります。

パッキンが劣化するのは炊飯器の寿命なの?

パッキンの寿命は使用環境にもよりますので一概にはいえませんが、早ければ2~3年前後でも寿命を迎えます。パッキンは、安いマイコンタイプの炊飯器には付いてないものが多いですが、圧力タイプには必ず付いてます。

パッキンの劣化=寿命とまでは言いえませんが、炊飯器の寿命を考えると、6年以上経過してからのパッキンの不具合が起きたときは、炊飯器の買い替えも考えるべきでしょう。

交換費用は?

パッキンは自分で交換できる商品もあります。パッキンの金額には価格差はありますが、一般的に約300円~2,000円でそれほど高いものではありません。交換するときは、ドライバー一本あればできるので、比較的簡単で作業自体は数分で終わります。

最近はパッキンの交換ができずに内ぶた自体を注文しなければならない商品も多くなっています。パッキンが取り外せないタイプは無理に引っ張ると、パッキンの破損へとつながりますので注意して下さい。

内ぶたとパッキンが一緒になっているタイプは、もちろんパッキン単体だけのケースよりも価格は高くなります。また、パッキンは消耗品扱いなので、販売店で長期保証に入っていても多くの場合は保証対象外です。

圧力IHの炊飯器の寿命は?

高級炊飯器の多くは圧力IH方式を採用しています。おかげで、私たちはよりおいしいご飯をたべることができるようになりましたが、圧力IHの炊飯器の寿命はどれぐらいなのでしょうか。

圧力IHの原理について

最初に、圧力IHタイプの原理について説明します。通常の平地では1気圧の沸点は100.0 ℃です。つまり、1気圧のとき水は100℃ で沸騰するということになります。圧力IHタイプは、内釜に圧力をかけることにより沸点を上げます。

1.3気圧では沸点は107℃、1.5気圧では112℃になります。高火力で炊き上げることで、ふっくらと美味しいご飯を炊き上げることができます。

近年、炊飯器はマイコンタイプから進化し、電磁誘導によって内釜全体を発熱させて炊飯する「IH方式」が主流になりました。さらに、「圧力方式」が加わることで、硬めから柔らかめまで炊き加減に多くのバリエーションを実現することに成功しました。

部品・センサーの多さと寿命の関連

圧力IHタイプだからといって、炊飯器の寿命自体が変わるわけではありません。しかし、圧力IHタイプの炊飯器には安価なマイコンタイプと違い、多くの部品やセンサーが使われています。一例をあげると、圧力IHタイプには通常の内ぶただけでなく、蒸気ふたの部分やスチームキャップといったところまでセンサーやパッキンが使われています。

部品やセンサーが多いほど必然と、その数ゆえに故障する可能性も高くなります。これは、圧力IHタイプだからというわけではなく、多くの部品やセンサーを使う高級家電製品全般にいえることです。ちなみに、圧力IHタイプでは気密周りのトラブルが必然と発生しやすくなります。

故障確率という一点からみると、昔ながらのシンプルな炊飯器の方が優れています。しかし、多くの部品・センサーのおかげで、私たちはおいしいご飯を食べることができます

炊飯器の寿命を理解した上で後悔のない選択をしよう

今回は、炊飯器の寿命がきたときの症状からパッキンや内蔵のリチウム電池まで、いろいろな項目について紹介しました。普段私たちが何気なく使用している炊飯器は、多くの部品やセンサーによって支えられています。不具合が生じたときは、まず故障かお手入れができてないだけなのか、お持ちの炊飯器の取扱説明書を確認することが重要です。

その上で、炊飯器の一般的な寿命はおよそ6年前後ということは覚えておきましょう。家電製品は故障しない限りはなかなか買い替えない物です。しかし、炊飯器のように日常よく使うものほど、いざ壊れるとあわててしまいます。製品寿命を理解した上で、修理か買い替えか後悔のない選択ができるようにしましょう。

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