プラズマテレビの寿命・液晶テレビとの違い・メーカー｜電気代

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そもそもプラズマテレビと液晶テレビは何が違うのでしょうか。一番の違いは映像の表示方法です。

プラズマテレビの仕組み

プラズマテレビはテレビ内部に封入されたガスに電圧をかけることで紫外線を出します。紫外線が蛍光体を発光させることでテレビ画面に映像を表示します。

一つ一つの蛍光体が瞬間瞬間に発光することできれいな映像を表示することができます。彩度が高くコントラスト比も高いため立体感のある鮮明な映像になります。

液晶テレビの仕組み

液晶テレビの映像は、バックライトが液晶やカラーフィルターを通過することで表示されています。プラズマテレビが一つ一つの光が常に変化していると考えると、真逆の表示形式ともいえるでしょう。

バックライトからは常に一定の明るさの光が出ていて、液晶パネルが光の量を調整したり色を与えることで、映像を表示します。この仕組みのため、プラズマテレビに比べ、映像が平面的になったり白っぽく見えたりしますが、逆に照明など、他の外光がテレビに映り込むことは少ないといえるでしょう。

液晶テレビがプラズマテレビに比べ電気代が安いのは、消費電力のほとんどがバックライトによって消費されているからです。常に発光していても、プラズマテレビの映像表示に必要な電圧よりも消費量が少ないということです。

有機ELテレビの方が電気代は安い

液晶テレビの電気代は安く消費電力も少ないのですが、それでも常にバックライトから光が出ているというのはもったいない気もします。安価にその都度必要な光を出すことができれば理想的です。

これを実現するのが「有機ELテレビ」です。電圧をかけるだけで発光する材料（有機物）を使い、非常にシンプルな構造で映像を表示します。消費電力も液晶テレビに比べ２〜４割程度低くなっています。

まだ大量生産されていないので、販売価格は割高ですが、今後の価格は大幅に安くなっていくでしょう。

プラズマテレビのメリット・デメリット

プラズマテレビのメリットは、液晶テレビに比べるとコントラストが高く、映画やスポーツの視聴に向いていることと、テレビ自体の寿命時間が長いことです。

デメリットは消費電力が高く、電気代が高いことです。また、画面の焼き付きが起こりやすいので同じ画面が長時間続くようなゲームの使用などには向いていません。

数年前に買ったプラズマテレビを買い替えたいけれど、購入費用はなるべく安く押さえたい場合は、メインとして低価格帯の液晶テレビを購入し、プラズマテレビは限られた用途に使うというのが現実的です。

液晶テレビをメインとして使い、電気代を安く押さえながら有機ELテレビの価格が下がるのを待つのもいいでしょう。

プラズマテレビをいつ手放すか

家電製品の買い替え時期というのは難しいです。特に、テレビや冷蔵庫などは比較的長く使いますし、常に電源が入っているため消費電力も気になります。

消費電力をチェック

プラズマテレビを今から購入するメリットは少ないでしょう。そもそも状態の良い比較的新しい機種を購入することが難しいです。さらに今後、液晶テレビの品質向上や有機ELテレビの低価格が進めば、プラズマテレビを持っているメリットはさらになくなります。

プラズマテレビを最近手にした方は、かなり安く購入できたり、知人から譲り受けた場合がほとんどではないでしょうか。もし、一日の中でテレビの視聴時間が短い方なら、そのプラズマテレビを使い続けるのもよいですが、4時間から8時間ほどテレビを視聴されるのであれば、電気代が気になります。

電気代に関しては機種やサイズによって大きく異なりますので、一度自宅にあるプラズマテレビの消費電力を確かめ、その上で買い替えの時期を検討することがいいでしょう。

映像にこだわるなら

プラズマテレビの特徴は、コントラストの高い映像表現とスポーツ観戦などに向いているということです。このため、プラズマテレビを所有されている方も多いでしょう。ただ、今後液晶テレビの品質向上や有機ELテレビの低価格化を考えれば、買い替えの時期は近づいています。

2018年にはさらに4K向けのコンテンツも増えます。テレビ自体の低価格化が進み、ラインナップも増えるので、より高画質な映像をより安価な価格で楽しめる日も遠くはないでしょう。今年、来年と様子を見て、良きタイミングで買い替えることをします。

プラズマテレビの長所は動画に強いこと

プラズマテレビの長所は高彩度な映像表現と、動画に強い映像表示方式です。液晶テレビに比べて電気代が高いにも関わらず、プラズマテレビを所有する意味はここにあります。今後、液晶テレビの品質向上や、有機ELテレビの低価格が進めば、プラズマテレビを所有する意味は減っていくのではないでしょうか。

今から購入を考えている方は、消費電力や型番のチェックをしてみましょう。そして、電気代と購入コストを計算した上で、買い替えの時期を考えてみてはいかがでしょうか。