カビないシャワーカーテン・落とし方・予防方法

カビないシャワーカーテンは？

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浴槽やシャワーの湯跳ねを防ぐために有効なのがシャワーカーテンです。浴室内で使用するので、常にカビやすい状態にあるのが難点ですが、少しの工夫と素材の選び方に注意すれば清潔な状態に保つことが可能です。この記事では、シャワーカーテンをカビさせない方法と、カビが生えた場合の対処法についてご説明します。

ユニットバスには抗菌・防カビ素材が

１人暮らし用のワンルームなどに多いユニットバスでは、入浴時に水が浴槽外に跳ねないよう、シャワーカーテンが必須です。最近では、デザイン性の高いシャワーカーテンを多く見かけますが、ユニットバスではシャワーの水が容赦なくカーテンにかかるので、機能性を重視しましょう。撥水加工がしてあることはもちろん、抗菌・防カビ加工がしてあるとベストです。

シャワーカーテンに使われる素材のほとんどにこの加工がなされていますが、まず生地の特徴を覚えておくと、選ぶ際の目安になります。

扱いやすいポリエステル製

撥水加工の施されているポリエステル製のシャワーカーテンは、洗濯機洗いが可能なものが多くてメンテナンスしやすい点がです。また、カラープリントしやすい生地なので、デザイン性を兼ねたものが多く、シンプルなものからカラフルで凝ったものまで幅広い商品があります。

ただ、生地の目地にカビの根が入り込みやすいので、カビが定着する前にきちんと手入れする必要があるので注意しましょう。

水の浸みないポリ塩化ビニル

ポリ塩化ビニル製のシャワーカーテンは、水分が染み込まないビニール製なので、水切れがよく、きちんと広げて乾かせばカビの生えない素材です。乾いたタオルで表面をさっと撫でるだけで水分を除去することができます。

ただ、ビニール臭い独特の匂いがするのが難点です。また、濡れるとビニール同士がくっつきやすくなり、そこからカビが発生するので、入浴後はしっかりと開いて乾かす必要があります。

カットできるポリエチレン酢酸ビニル製

防水性が高くてカビに強く、レインコートなどにも使用されるのがポリエチレン酢酸ビニル（PEVA）です。半透明で色味がないため圧迫感がなく、また生地と違って縫い目がないので好きな丈にカットできるものが多く、カスタマイズしやすいです。

またもともと柔らかい材質なので、環境ホルモンとされるような薬品は使わない点も安心です。最近のシャワーカーテンに多く使われています。

耐久性と防水性に優れたE.V.A樹脂

無印良品のシャワーカーテンに使われていた素材がE.V.A樹脂です。ポリエチレンよりも軽く、柔軟性と弾力性に優れ、温度が下がっても硬化しにくい特徴をもちます。水を吸わないためカビが生えにくく、サンダルの底やジョイントマットの素材としても使われます。

また、ダイオキシンを含まないため環境に優しいことでも注目されている素材です。ポリエチレン酢酸ビニルと同様に、好きな場所でカットできる点も魅力です。

自宅の浴室事情に合った素材を選ぼう

マンションなどでは浴室に窓のないことも多く、通気性の確保が難しい場合も多いです。ですので、シャワーカーテンにはまず防カビ性や防水性の高い素材を選ぶのがです。その点からすると、PEVAやE.V.Aを選ぶのがベストでしょう。

インテリア性を求めたい場合は、デザインプリントの豊富なポリエステル製もですが、上記の塩ビ製ほどの防水性はありません。その場合は、布幅を最低限に抑えることで乾かすときにヒダが少なくなるようにするなどの工夫でカビにくくすることが可能です。自分のこだわりと、浴室事情にマッチした素材を選ぶようにしましょう。

E.V.A樹脂でカビにくい無印良品のカーテン

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残念ながら今では廃盤となってしまった無印良品のシャワーカーテンですが、E.V.A樹脂を素材とした防カビ性の高い商品ででした。幅140cm、丈は10cm毎にガイドラインがあって自由にカットでき、120～140cmの間でカスタマイズ可能でした。

また、プラスチックの留め具が付属しており、アジャスターポールに取付ができました。ちぎれにくい丈夫な素材でありながら税込みで1260円と低価格だったのも魅力のひとつです。再販を臨むリクエスト投稿の多い商品で、実用性も高かったことが窺えます。

再販の目途は不明ですが、今後もユーザーからのリクエスト投稿が続けばさらに進化した無印良品のシャワーカーテンが登場する可能性もあるので、期待しましょう。

デザイン重視のシャワーカーテンを展開するIKEA