クレマチスの7種類の見分け方と特徴・色別の種類5つ・育て方
更新日:2020年03月09日
クレマチスとは
クレマチスとは、白やピンクや紫色の花が咲くつる性植物です。ガーデンプランツとして人気が高く、英国では「つる性植物の女王」とも言われています。
それでは、クレマチスの種類の見分け方から、花の特徴まで詳しく見ていきましょう。
クレマチスの種類の見分け方
クレマチスは、中国や日本などを原産とし、世界中で約300種類が自生しています。原種を元にした交配も盛んなため、種類は数えきれないほどあります。
しかし、見分ける方法もありますので、ご紹介していきます。
花の咲き方
クレマチスを見分ける際に重要なのが、花の咲き方です。新枝咲き、旧枝咲き、新旧両枝咲きの3種類があります。
新枝咲きクレマチスは、冬に地上部が枯れ、翌年に新しく芽が出て枝を伸ばした部分に花が咲きます。四季咲きが一般的で、ビチセラ系やジャックマニー系が代表的です。旧枝咲きのクレマチスは、2年目の古い枝から伸びた花芽に花が咲きます。
新旧両枝咲きのクレマチスは、2年目の古い枝から新芽が伸びた部分に花が咲き、さらに新枝からも花が咲きます。
花の形
花の形や大きさで、クレマチスを見分けることもできます。まず、クレマチスの園芸種の中で、大輪の系統が大きく分けて4種類あります。
・中国のテッセンを元に作出されたフロリダ系
・中国のラヌギノーサを元に作出されたラヌギノーサ系
・日本のカザグルマを元に作出されたパテンス系
・イギリスのジャックマン氏がビチセラと大輪系を交配させたジャックマニー系
開花時期
クレマチスは種類によって開花時期が違うため、種類を見分ける目安になります。
5月中旬までに花をつける早咲きのクレマチス
・パテンス系
・ラヌギノーサ系
・フロリダ系
・モンタナ系
・アルピナ・マクロペタラ系
5月下旬以降に花が咲く遅咲きのクレマチス
・ジャックマニー系
・インテグリフォリア系
・ビチセラ系
・テキセンシス系
クレマチスの種類7つと特徴
クレマチスの種類には「八重咲き」「四季咲き」「新枝咲き」「モンタナ」「アンスンエンシス」「旧枝咲き」「新旧両枝咲き」などの7種類に分けることが出来ます。
それでは、クレマチスの種類と特徴について詳しく見ていきましょう。
八重咲き
八重咲きは、花びらの内側の雄しべと雌しべが並んでいるところに、さらに重なりあって咲く花の事を言います。「クレマチス」「カルーナ」「ポーチュラカ」「アネモネ」などが、八重咲きの花を咲かせます。
四季咲き
四季咲きとは、一年のうち季節を問わず花を咲かせる事を言います。四季咲きをする花には「アキメネス」「アベリア」「エボルブルス」「クレマチス」「カーベラ」などが挙げられます。
新枝咲き
新枝咲きとは、新しい枝に花を咲かせ剪定を繰り返すことで、四季咲きとなります。新枝咲する花には「クレマチス」「アジサイ」など一般的に見分けることが出来る花になります。
初回公開日:2017年11月11日
記載されている内容は2017年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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