ラベンダーの種類と特徴|育て方/香り/名前/精油/アロマ
更新日:2020年08月28日
ストエカス系のラベンダーは花穂に特徴があります。花穂の先にリボンやフリルを思わせる部分を苞葉(ほうよう)といい、その苞葉がこの種類のラベンダーにはあります。また花穂は他のラベンダーに比べると太めです。その他のラベンダーにない見た目から、観賞用としても好まれています。花の色は紫、赤、ピンク、白、黄色と豊富です。
ラバンディン系の見分け方
ラバンディン系のラベンダーはつぶつぶと細かい花が咲くのはアングスティフォリア系と似ていますが、花穂が長いのが特徴です。花の色はグレーに近い薄紫で、茎もしっかりとして太めです。
デンタータ系の見分け方
デンタータ系のラベンダーは花を支える茎がしっかりしていています。花穂の先にフリンジのような苞葉があるのが特徴です。花の色は紫です。葉が歯のようにギザギザした切れ目が入っている形になっています。デンタータとは歯のようなという意味のラテン語に由来しています。
プテロストエカス系の見分け方
写真はムルチフィダという品種です。プテロストエカス系のラベンダーの一番の特徴は葉です。シダのような葉に切れ込みがあり、細かいレースのような葉になっています。このためレースラベンダーとも呼ばれます。
ラベンダーの名前の種類
ラベンダーの名前の種類をグループごとに一覧表に紹介します。名前のごとの特徴も挙げてみましたので参考にしてください。
アングスティフォリア系ラベンダーの名前の種類
アングスティフォリア系ラベンダーではイングリッシュラベンダー・コモンラベンダー・トゥルーラベンダーが最も代表的な名前です。これらの3つの名前は同一のラベンダーで、数あるラベンダーのグループの中でも、代表的なラベンダーです。
アングスティフォリア系ラベンダーの名前の種類はヒッドコート、オカムラサキ、マンステッド、濃紫3号、ロングパープル、フォルゲイトブルー、ヨウテイ(羊蹄)、ハナモイワ、ブルークッション、レディアンラベンダーなどがあります。代表的な名前のラベンダーの特徴は次のとおりです。
アングスティフォリア系の名前の種類 | 特徴 |
---|---|
ヒッドコート | イングリッシュ・ラベンダーよりやや小さめの株、花穂が楕円形 |
オカムラサキ | イングリッシュ・ラベンダーの選抜品種で早咲き |
マンステッド | イギリスのGertrude Jekyllが1916年に作り発表し、花の蕾の頃は藤色で咲く頃に紫へと変化する |
濃紫3号 | 北海道で作り出された |
ロングパープル | ヒッドコートなみの株で花穂が10cmもの長さがある |
フォルゲイトブルー | 明るい紫の花で丈夫、花穂は5cm程度 |
ストエカス系ラベンダーの名前の種類
ストエカス系ラベンダーのことをフレンチラベンダーと一般的にいいます。名前の種類はアボンビューラベンダー、キューレッドラベンダー、コンパクタ、花うさぎ、ヘルムスデール、わたぼうし、ロイヤルパープルなどがあります。代表的な名前のラベンダーの特徴は次のとおりです。
ストエカス系の名前の種類 | 特徴 |
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アボンビューラベンダー/エイボンビューラベンダー | ストエカス系の亜種同士の交配種、ニュージーランドで作りだされ、苞葉が大きく、花は明るい紫と濃い紫 |
キューレッドラベンダー | ストエカス系の亜種同士の交配種、たまご型の花穂、ワインレッドやピンクの花 |
ラバンディン系ラベンダーの名前の種類
初回公開日:2017年11月27日
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