【種類別】トマトの育て方｜種・苗から/プランター・地植え
更新日：2020年08月28日
花の蕾（第一花房）が確認できたら、植付け適期です。トマトの品種にもよりますが、苗の丈が30cm～35cmほどが良い苗です。
トマトの苗からの育て方
トマトの苗からの育て方は比較的簡単で、家庭菜園初心者でも上手に育てられるでしょう。苗の選び方のポイントは、葉の色が濃くて茎が太く、一段目に花の蕾がある、もしくはすでに花が咲いているものを選ぶことです。花が咲いているものは、できるだけ花が大きい苗を選びましょう。害虫が付いているものは避けます。
植付け
植付けは、4月中旬～5月下旬頃、外気温が上がってから行うようにします。浅めに植えるのがポイントです。植え付けた後は、苗から5cmほど離れたところに支柱を立て、本枝を結びます。
水やり
トマトの水やりは控えめにし、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。甘く、濃厚な味のトマトの育て方のコツは、水やりを控えることです。一方、ジューシーなトマトの育て方は、水やりを多めにすることです。栽培中、与える水の量や頻度を変えると、実が裂けやすくなります。天候や生育状態などに合わせて、一定量の水を与えることが、トマトの上手な育て方のポイントです。
追肥
トマトは生育期間が長いので、適宜追肥します。開花後、トマトの実が膨らみ始めたら1回目の追肥をします。その後は、3段目と5段目の実が膨らむ頃が、肥料を与えるタイミングです。ただし、肥料の与えすぎには注意しましょう。葉が大きくなりすぎたり、茎が太すぎる場合などは、追肥の回数や量を減らしましょう。
トマトの鉢植え・プランターでの育て方
場所がなくて地植えができず、ベランダなどで家庭菜園を楽しむ場合は、鉢植えやプランターでの育て方が有効です。大玉品種のトマトは、ミニトマトよりも育て方が難しいとされていますが、育て方のポイントを押さえれば、初心者でも鉢植えやプランターで栽培することができます。それでは、鉢植えやプランターでの育て方を順に見ていきましょう。
植付け
植付け時期は地域にもよりますが、だいたい4月中旬から5月中に行います。トマトは根の生育が盛んなので、直径30㎝、深さ30㎝、容量約15リットルの深鉢、もしくは60㎝の深型の野菜用プランターを使うのがです。以下が植付けの手順となります。
1）鉢、またはプランターの底が隠れるくらい石を敷き詰めます。その上から、市販の野菜用培養土を、鉢やプランターの上から2㎝〜3㎝のあたりまで入れます。
2）苗の根元が完全に入るくらいの植付け穴を掘り、水をかけておきます。植付け前に、ポットに入っている苗にも水を与えましょう。
3）ポットから苗を取り外し、穴に浅く植え付けます。軽く土をかぶせ、鉢やプランターの底から水が流れ出るまで、たっぷりと水を与えます。
水やり
水やりは、トマトの育て方の重要なポイントの一つです。トマトの生育段階に合わせて水やり頻度を変えていきます。
一段目の花が付くまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。鉢やプランターの中心の土がまだ湿っているかを知りたいときは、割り箸などをさして湿り具合を確認します。抜いた割り箸に土が付いたり、割り箸が湿っていれば、まだ中心に水分が残っているので、水やりの必要はありません。乾いている場合のみ、たっぷりと水をあげましょう。
トマトの実が大きくなってきたら、水やりの頻度を少し減らします。トマトの葉が少し萎れたときが、水やりのタイミングです。
支柱
トマトは背が高くなるので、支柱が必要になります。長さは150〜180cm、太さは11mmのものが適しています。トマト栽培専用のらせん状支柱を使用しても構いません。支柱は麻ひもなどで結ぶか、軟らかいチューブ状の結束ゴムや、茎を止める専用クリップなどで固定します。
支柱の立て方には「直立式」と「合掌式」があり、いずれの方法も植付けの前か後に行います。1列に植えるなら直立式、2列なら合掌式がです。
＜直立式＞
トマトの苗に支柱を1本立てるやり方で、少数の苗に支柱を立てたいときに向いています。植付けた苗から10～15cm離し、深さ20cm～30cmほどまでまっすぐ挿します。数本の支柱を、斜めにした1本の支柱に固定すると安定します。
＜合掌式＞
支柱を三角形になるよう交差させ、中心を1本の支柱で支える方法です。長さ210～240mm、太さ10～20mmの支柱がよく使用されます。この方法のメリットは、頑丈で倒れにくいところです。苗の外側に支柱を立て、安定させて組み立てます。
初回公開日：2017年11月28日
記載されている内容は2017年11月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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